Razer，メカニカルキーボード「BlackWidow Ultimate」の2016年モデルを北米で発売。シンプルな外観と発光パターンを新採用

　北米時間2015年10月8日，Razerは，ゲーマー向けメカニカルキーボードBlackWidowシリーズの新モデル「Razer BlackWidow Ultimate 2016」を，北米および中米市場で発売した。従来のBlackWidow Ultimateにあった，メインキー左の［M1］〜［M5］キーを廃してシンプルかつコンパクトになった外観と，発光パターンを変更できる緑色LEDバックライトの採用が特徴だ。
　Razer直販サイトにおける価格は109.99ドル（税別）と，価格的には「Razer BlackWidow 2014」の後継的な感じになっている。Chromaシリーズの投入に合わせて，製品ラインナップの整理が行われたのかもしれない。
　なお，アジア太平洋地域での発売は，2015年第4四半期の予定とされている。

BlackWidow Ultimate 2016

　キースイッチは，Razer製キーボードでは定番となった「Razer Mechanical Switch」を採用。緑色の軸を持つ“Cherry MX Blue風”の「Razer Green switch」（以下，緑軸）を使うモデルと，オレンジ色で“Cherry MX Brown風”の「Razer Orange switch」を使うモデルの2種類が用意されている点も，同社製キーボードの定石どおりだ。
　写真では確認できないのだが，ヘッドフォン出力やマイク入力用の端子や，パススルー用USBポートを備える点は，既存の「Razer BlackWidow Chroma」から変わっていないとのことである。

パッと見では，何が変わったのか気がつきにくいかもしれないが，従来モデルではメインキー左側にあった［M1］〜［M5］キーが省略されているのが大きな違いだ

　日本での販売価格がいくらになるかは分からないが，ゲーマー向けメカニカルキーボードの価格が高止まり傾向にある昨今だけに，適当な価格で登場してくればユーザーに歓迎される製品となるのではないだろうか。

BlackWidow Ultimate 2016 製品情報ページ（英語）