「GeForce Hot Fix 375.95」公開。GeForce GTX 10シリーズのクロックアップ版カードでメモリクロックが上がらない問題へ対策が入る

　NVIDIAが北米時間2016年11月15日に公開した公式最新版グラフィックスドライバ「GeForce 375.86 Driver」。だが，Pascal世代のGPUを搭載し，グラフィックスカードメーカーによってクロックアップされた仕様のカードを搭載する環境にこれを導入すると，メモリクロックが低い状態で固定となってしまう問題が発覚していたというのは，すでにお伝えしているとおりだ。

　北米時間11月17日，この問題に対するHotfix版グラフィックスドライバが，「GeForce Hot Fix driver version 375.95」として以下のとおり公開となった。なので，対象となるグラフィックスカードを使っているなら導入したほうがいいだろう。
　ただし，あくまでも今回のリリースはHotfix版という扱いである。信頼性は正式版より低いとされているので，くれぐれも自己責任でお願いしたい。

→GeForce Hot Fix driver version 375.95
※リンク先はNVIDIA公式Webサイトではありませんが，NVIDIA公式です

　なお，GeForce.comでNVIDIAが説明している内容からするに，今回の375.95ドライバが今後，公式最新版へ昇格する可能性はある。なので，375.86ドライバで最適化の対象となっているゲームタイトルをプレイしていないのであれば，ひとまず，「GeForce 375.70 Driver」以前に戻して，公式最新版のリリースを待つというのもアリだと思われる。