NVIDIA，「GeForce 375.86 Driver導入でGTX 10シリーズのメモリクロックが上がらない問題」への対応を告知

　北米時間2016年11月15日にNVIDIAは新しい公式最新版グラフィックスドライバ「GeForce 375.86 Driver」をリリースしたが，それに対し，GeForce公式情報サイト「GeForce.com」のフォーラムで，「導入すると，グラフィックスメモリクロックが810MHzに固定されてしまう」という報告が多数上がった。国内でも，導入することによってメモリクロックが上がらなくなってしまったという人が少なくないようだ。

　その件について，NVIDIAが公式の声明を出したので，ここにお伝えしておきたい。

　GeForce.comでNVIDIAのサポート担当であるManuel Guzman氏が明らかにしたところによると，問題は，「GeForce GTX 1080」「GeForce GTX 1070」「GeForce GTX 1060」のいずれかを搭載する，カードメーカーレベルのクロックアップモデルの一部で生じると，同社としては判断しているようだ（関連リンク1）。現在NVIDIAでは修正版を用意して，社内およびWHQLチェックに回しているタイミングとなっており（関連リンク2），WHQL認証がすぐ通るようであれば，新しい公式最新版としてリリースし，そうでなければひとまずHotfix版として公開するつもりだという。

　いずれにせよ，GeForce 375.86 Driverを導入済みであれば，いったん古いバージョンに戻すのが正解だ。そのうえで，NVIDIAによる次のドライバのリリースを待つべきだろう。

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