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NVIDIA,「ForceWare 169.21/25 Beta」を正式版へ移行
NVIDIAは,Windows XP/Vistaに向けた「ForceWare 169.21 Beta」をWHQL候補とし,その後3-way NVIDIA SLIをサポートするWindows Vista専用の公式β版ドライバ「ForceWare 169.25 Beta」をリリースしていたが,それらがある意味順当に,公式最新版へ昇格したことになる。すでに4Gamerの最新ドライバページではリンクを更新してあるので,すぐに入手したい人はそちらからどうぞ。
バージョンから想像がついた人は多いと思うが,リリースノートを見る限り,公式最新版としてのForceWare 169.21/25は,やはり“単にβが取れただけ”のようだ。例えばForceWare 169.25 Betaより後に公開された,Windows Vista用のQuad NVIDIA SLI対応ドライバ「ForceWare 169.22 Beta」の内容は,ForceWare 169.25正式版には反映されていない。βドライバの段階でForceWare 169.21/25を導入済みなら,今回は見送って構わないだろう。
一方,先の公式最新版であるRelease 163(=「ForceWare 163.75」)からのアップデートという意味では,Release 169世代になって
- 「GeForce 8800 GT」や「GeForce 8800 GTS 512」といった開発コードネーム「G92」世代のGPUを公式にサポートし,
- 「Crysis」への最適化が進み,
- 複数のバグフィックスも行われ
ている。総じて,正式最新版として意義のあるアップデートが行われており,β版ドライバへ手を出さないポリシーの人なら,導入する価値は十分にあるはずだ。4Gamerの不定期連載「PCゲームのお作法」第10回でWindows XP用,第12回で,Windows Vista環境におけるドライバの更新手順を詳しく説明しているから,今一つアップデートに自信が持てないという人は,そちらを参照してもらえればと思う。
なお参考までに,Release 169世代のForceWareについて,以下のとおりリンクを用意した。Release 169世代の詳細なアップデート内容を知りたい場合は活用してほしい。
- Vista環境でQuad-SLIをサポートする公式βドライバ「ForceWare 169.22」
- 「3-way SLI」サポートの公式β版ドライバ「ForceWare 169.25」公開
- GeForce 8800 GTS 512対応でWHQL候補の公式β版ドライバ「ForceWare 169.21」公開。“FFXI専用”の「ForceWare 169.17 Beta」も
- 「Crysis」でSLI性能を向上させる「ForceWare 169.13」公式βドライバ
- Windows Vista用の公式β版ドライバ「ForceWare 169.12」リリース
- SLIをサポート。「Crysis」最適化が進んだ「ForceWare 169.09 Beta」公開
- 「TimeShift」に最適化した「ForceWare 169.04」公式βドライバ公開
- 「GeForce 8800 GT」専用(?)の公式最新版「ForceWare 169.02」が公開に
- 「Crysis」シングルプレイデモに最適化。「ForceWare 169.01」公式β公開
- 関連タイトル:
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