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印刷2010/12/17 00:00

インタビュー

2011年上半期,FEZが大きく変わる? 新召喚獣実装も間近な「ファンタジーアース ゼロ」関係3社合同インタビュー

 MMORPG「ファンタジーアース ゼロ」(以下,FEZ)では,11月26〜28日と12月10〜12日の2回にわたり,今冬の実装を予定している新召喚獣「チャリオット」の公開テストが行われた。また,これに関連してゲームポットでは,チャリオットの企画意図や,FEZにおける2011年上半期のアップデート構想および運営施策などに関する,メディア合同インタビューを実施した。このインタビューでは,FEZに関わる3社それぞれの代表として,以下の3名が答弁した。

スクウェア・エニックス 第二オンライン企画運営部 アシスタントプロデューサー 李 潤玉氏
フェニックスソフト 部長 野口 健太郎氏
ゲームポット FEZチーム チーム長 劔 俊彦氏

「ファンタジーアース ゼロ」公式サイト



3社がケンケンガクガクの議論を繰り広げた
新召喚獣「チャリオット」のコンセプト


 野口氏によれば,新たな召喚獣に対する3社それぞれの意向や思惑が異なっていたため,チャリオットのコンセプトを決定するまでには非常に長い時間がかかったという。その結果,決定したコンセプトは「FEZという“戦争が面白い”ゲームに,新たな移動手段を提案する」というものだった。すなわちチャリオットという単語が持つ“戦闘用馬車”という意味合いのうち,より“歩兵輸送能力”たる移動に重点を置いたものとなったわけである。

「強いもの,味方の援護ができるもの,あるいは逆転に繋がるもの……と,候補はいろいろ出ました。しかし,召喚獣は長く愛されるものでないと立ち位置的に難しいですから,その上でFEZを楽しくする要素は何だろうと考えたんです。その結果,“移動”に着目することとなりました」(野口氏)

チャリオット
ファンタジーアース ゼロ

 チャリオットの特徴は,その優れた機動性にある。これにより,多くのプレイヤーが素早く戦場にたどり着けるのはもちろん,“僻地”に設置されたクリスタルが効率よく運用できるようになるなど,さまざまな形で戦略・戦術の幅が広がり,新たな戦争デザインが可能になると野口氏は説明する。
 続けて,もともと召喚獣は50対50というFEZの戦争における重要な要素となっていたが,その中でも移動に特化したチャリオットは,広く使われることになるのではないかと,展望を述べた。
 なおチャリオットは,公開テストの参加者から寄せられた意見・要望を踏まえた調整を施したうえで,12月中の実装を目指しているという。


これまでの戦争とは別に新しいルールと戦場を用意し
バリエーション増加を図る


 2011年上半期のFEZにおける大きな展開の一つは,“戦争のバリエーション増加”だ。その根底には,現役プレイヤーはもちろん,これから始めようという人にも「FEZは“戦争が面白い”ゲームである」ことを,あらためて認識してもらおうという意図がある。
 野口氏は「新しいルールを追加するなど,これまでの戦争の楽しさにプラスアルファできる要素を実現したい」と述べ,例として勝利条件の見直しや,初心者プレイヤーをシステム的に支援するような施策を挙げた。

「誤解してほしくないのですが,今の中央大陸における戦争のルールをガラッと変更するという意味ではありません。今とは勝利条件の異なる戦場や,初心者同士で戦える戦場を新たに提供しようという試みです。現在の戦争を基本として,まったく新たな戦場を追加できるよう,開発を進めてもらっています」(劔氏)

「本土を攻め込まれやすい国がありますので,そこを踏まえた戦場の追加もを考えています。またルールについては,防衛国が,いかに防衛するかというようなものを追加する,ですとか。そういった,場所やフェイズによってバリエーションを増やしてみようという試みです」(李氏)

 具体的に検討している案では,「少人数での短期決戦」「低レベル(初心者)用戦争」「通常戦争では起こりえないシチュエーションの提供」が挙げられた。この中で低レベルプレイヤー(初心者)向けの戦争は,初心者プレイヤーの中にコーチングに熱心なベテランプレイヤーを交えるようなシステムを採用し,FEZの面白さをきちんと伝えられるような内容にすると,野口氏は説明する。

「初心者や低レベル向けというよりも,レベルマッチングに近い考え方です。企画のキモとなるのは,より皆が楽しんでもらえるようなマッチングということではないでしょうか」(野口氏)

ファンタジーアース ゼロ

 また将来的には「市街地戦」と「要塞戦」(攻城戦)も実装したいとのことで,後者では,首都における戦争も視野に入れているという。これらの新たな戦争の詳細は,後日あらためて発表される。実装は,早ければ2011年春を予定しており,各要素は段階的に導入されていくとのこと。

 ここで若干気になるのが,現在のFEZにおけるプレイヤーの動向だ。ゲーム中において「50人全員が一丸となって勝利する」という意識が薄れている中,現行の戦争を改善せずに新たな戦場やルールを追加しても,プレイヤーのモチベーションは上がらず,むしろ反発や無関心を生む結果にならないだろうか。

「それは僕らも強く感じている部分です。しかし今回の試みは新しいルールの追加といっても,戦争自体の勝ち負けだけでなく,戦争を取り巻く部分を強化しようというものです。まだ抽象的な説明しかできなくて申し訳ないのですが,新要素として面白くなるよう考えています」(野口氏)

「プレイヤーのモチベーションが上がらない理由の一つとして,報酬面の弱さもあると思います。そこでできる事として2011年はまず『オフィシャル装備』の充実を図ります。これには過去のデザインコンテストで人気の高かった装備を実装する予定です。当時は仕様などの都合で実現が難しかったのですが,今は可能になったので今後も力を入れていきます」(李氏)

「オフィシャル装備は過去のコンテンツを掘り起こす試みの一つで,入賞までいかなくとも得票数の高かったデザインの装備を2011年の1〜2月にかけて実装します。もちろん,実装されたデザインを応募した方には,その装備をプレゼントしますよ」(劔氏)


サービス開始から5年,ついにレベルキャップ開放
新たなスキルも登場か?


 そして,もう一つの大きな展開が「レベルキャップの開放」である。前身から数えるとサービス開始からはや5年となるFEZにおいて,実は初めてとなる試みだ。ただしこれは同時に,経験値テーブルなど,さまざまな部分で見直しを図らなければならないと,野口氏は述べる。

「仮に,レベル50を上限としたとしましょう。そこに現行の経験値テーブルの延長を適用してしまうと,レベル40から50に上がるまでには10年近く掛かってしまう計算になります。これではプレイしてくださる皆さんのモチベーションも上がりませんから,もっと現実に達成できると捉えていただけるよう,確実に見直しを行います」(野口氏)

 レベルキャップ開放の具体的なメリットとして挙げられたのは,高レベル装備の登場や,スキルブランチの拡張などだ。レベル41以降に習得できる新スキルが登場するだけでなく,従来スキルに必要なポイントの見直しも図られる。

「当初,どうしてレベル40に設定したのかを,当時の開発スタッフに確認を取っています。今回のレベルキャップ開放は,当初の企画意図を踏まえて,慎重に進めなければならない案件だと捉えています」(李氏)

「2011年上半期は,1〜2月のオフィシャル装備で従来のモチベーションを喚起し,戦争の追加とレベルキャップの開放で『戦争に参加し,勝ってレベルを上げる」というFEZ本来の楽しみ方を追求していただこうと考えています」(劔氏)

ファンタジーアース ゼロ
 なお,レベルキャップが開放されることで,従来のレベル40のプレイヤーが,戦争において弱い存在になってしまうかというと,そういうことはないそうだ。FEZの特徴である50対50の戦争という部分を重視し,レベルが上がることで個々のユニットが目立って強くなってしまうようなことは考えていない。「FEZにおけるレベルは,プレイヤー各自がここまでやったということを数字で表現したものに過ぎない」と野口氏は説明する。
 なおレベルキャップ開放と,それに伴う見直しは,上記の新しい戦争ルールが追加されたあと,7月頃までに実施される予定である。公開テストも行われるとのことなので,今後の発表を待ちたいところだ。


新ワールドで初心者のコミュニティ形成を促す施策で
ワールド人口の平準化を図る


 さらに2011年は,上記二つの大きな展開に伴って,「新世界構想」なる展開も予定されている。これは,一定レベルに到達したプレイヤーが入場できるサーバーを用意するという内容で,前身の「ファンタジーアース ザ リング オブ ドミニオン」や,5年前のFEZのルールで遊べるようになるとのこと。「当時はよかったという方はもちろん,今のFEZしか知らないという方にも楽しんでいただけるようなものを考えています」と,李氏は説明する。

「実は,FEZの世界の中には,すでにお風呂や温泉を始めとしたお楽しみ要素が結構あるんですが,まだ出し切れていないというのが実情です。そうこうしているうちに,『モンスターハンターポータブル 3rd』で温泉が実現されていて,内部からは『悔しい』という声も……(笑)。まあ,そういったものも,2011年から次々にお見せできるんじゃないかと思います。あとはコラボレーションにも力を入れていきます」(李氏)

 またFEZの運営面において,2010年はGMコールの実装など,より安心してプレイできる環境の構築を心がけたと,劔氏は述べる。加えて,かねてよりプレイヤーから指摘が多かったというワールドごとの人口差を是正する施策も行ってきたが,期待していた効果は得られなかったため,2011年にはさらなる注力をしていくとのこと。
 アクティブユーザーの最も多いワールドと最も少ないワールドでは,実に3倍以上の差が付いており,劔氏は「人数の少ないワールドを何とか活性化させたい」と続けた。

 劔氏によると,2010年は特定のワールドに新規キャラクターを作った場合に,ボーナスアイテムをプレゼントするキャンペーンを実施したのだが,効果は今一つだったという。
 そこで2011年の展開として,劔氏は二つの施策を挙げた。一つは以前行った「ワールド移住サービス」で,人数の多いワールドから少ないワールドへの移住を促す。もう一つは,新規プレイヤーの獲得を主目的とする新規ワールドのオープンだ。

 しかし新規ワールドのオープンとはいっても,恒久的なものにはならないと劔氏は説明する。例えば,新規に立ち上げたワールドを,2〜3か月後には既存の人口の少ないワールドに統合するという形だ。

「この施策の狙いは,新規のプレイヤーさんに新たなコミュニティを作っていただくことにあります。FEZは長らくサービスを続けてきましたので,既存のコミュニティはかなり強固なものとなっています。しかし,今,初めてFEZをやりましたという人が,すぐそのコミュニティに溶け込めるかというと難しいところがあるのは否めません。また,既存のコミュニティでは一定のプレイレベルを要求されるかもしれません。
 そこで,まず新規ワールドで,レベルやプレイレベルに差がない環境を作ります。後日,人口が少ないワールドに統合されても,新規ワールドで培われたコミュニティは維持されるでしょう。そういう形で,一気に盛り上げようと考えています」(劔氏)


 新規ワールドでは,既存ワールドとの格差を少なくするために獲得できる経験値やリングを増やすなどのボーナスを検討しているとのこと。また劔氏は,「まだ検討前の段階だが」と前置きした上で,新規ワールドでのみ過去の限定販売アイテムを販売するというアイデアを披露した。


 最後に,インタビューに答えた3氏から,FEZのプレイヤーに向けてメッセージをいただいたので掲載しておこう。

「ゲームポットは,2010年,安心してプレイしていただけること,そして新規の方がスムースにゲームに入っていただけることを目指して運営してきました。2011年は,それをベースに,FEZの戦争の醍醐味をより多く味わっていただけるようサポートしていきます。
 実は2010年末にオフラインイベントを開催する予定だったのですが,諸々の事情で叶いませんでした。企画は2011年に延期という形で進行していますので,ぜひ多くの方に参加していただきたいです」(劔氏)


「2011年,フェニックスソフトでは,FEZが持つ戦争の魅力をより表現できるよう拡張を行っていきます。かつ,なかなか戦争に踏み込めない人も巻き込んで,盛り上げるようにしていきます。まだ発表していないアイデアがたくさんありますので,ぜひご期待ください。『新しい建築物は?』『新召喚獣はこれで終わり?』『新職業は?』といった質問にも,今後の発表で答えていければと思います」(野口氏)

「おかげさまでFEZも前身から数えると5年が経ち,オンラインゲームとしては長寿の部類に入ってきました。累計会員登録数も,もうすぐ大台を迎えようとしていますので,そのタイミングで何か皆さんに喜んでいただけるようなことをできないかと考えています。ゲームポット様には安心してプレイできる土台を作っていただきましたし,フェニックスソフト様には現在,技術面からより遊びやすくできないか検討していただいています。皆さんの協力を得ながら,よりFEZを盛り上げていけるよう,弊社も全力を尽くします」(李氏)

「ファンタジーアース ゼロ」公式サイト

  • 関連タイトル:

    ファンタジーアース ゼロ

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