お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
ソーシャルアプリで“クルマとデジタルの融合”を目指す。「TOYOTA SOCIAL APP AWARD」記者発表会レポート
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2011/02/03 21:15

イベント

ソーシャルアプリで“クルマとデジタルの融合”を目指す。「TOYOTA SOCIAL APP AWARD」記者発表会レポート

画像集#013のサムネイル/ソーシャルアプリで“クルマとデジタルの融合”を目指す。「TOYOTA SOCIAL APP AWARD」記者発表会レポート
 本日(2月3日),トヨタマーケティングジャパンは,「TOYOTA SOCIAL APP AWARD」の開催を東京都内で発表した。
 これは,若年層に近い感覚を持つクリエイターから自動車への関心を高めるソーシャルアプリの企画を公募するというもので,同社が掲げる“クルマの楽しさ・面白さを広く若い世代へ伝える活動”の一環として行われるコンテストである。
 このコンテストには,PC/モバイル/スマートフォンの計3部門が用意されており,各部門「最優秀企画賞」には100万円の賞金が贈呈されるほか,優秀作品において,本コンテストを通じて発案された有望なソーシャルアプリ企画に対しての開発支援も視野に入れているとのこと。
 また,aima/GREE/ハンゲーム/mixi/モバゲータウン/Yahoo! JAPANといった企業が,後援として名乗りを上げている。

「TOYOTA SOCIAL APP AWARD」公式サイト


トヨタマーケティングジャパン 代表取締役 高田坦史氏
画像集#002のサムネイル/ソーシャルアプリで“クルマとデジタルの融合”を目指す。「TOYOTA SOCIAL APP AWARD」記者発表会レポート
 登壇したトヨタマーケティングジャパン 代表取締役 高田坦史氏は,今回の取り組みを「デジタルカルチャーに馴染んだ世代向けの新しいマーケティング」と説明する。
 高田氏は,ここ10年における若年層の自動車離れに言及。その原因は所得の低下や雇用の悪化などさまざまだが,同社では彼らにとって“クルマよりも圧倒的に楽しいこと”であるデジタル文化に着目し,「クルマとデジタル文化を“対立”させるのではなく,“融合”させようと考えた」と述べた。

 また高田氏は,デジタル文化の中でもソーシャルアプリに注目した理由を,“人と人との繋がり”を重視することで,「クルマの魅力を再発見できるのではないか」と説明した。
 さらに今回,公募という形式を取ったのも,従来の自動車メーカーからは出てこないようなアイデアが必要だったからだとその経緯を述べ,「閉塞感の打破に向けたチャレンジができるだけでも価値がある」とまとめた。

トヨタマーケティングジャパン マーケティング部 マーケティングディレクター 喜馬克治氏
画像集#003のサムネイル/ソーシャルアプリで“クルマとデジタルの融合”を目指す。「TOYOTA SOCIAL APP AWARD」記者発表会レポート
 次に,トヨタマーケティングジャパン マーケティング部 マーケティングディレクター 喜馬克治氏によって,コンテストの概要が紹介された。
 喜馬氏は,今回の取り組みの軸となる“クルマとソーシャルアプリの関係”について,「ありそうでなかった組み合わせ」であると話す。また氏は,1990年代中盤以降,生活者の自動車に対する関心が低下していく一方で,逆にデジタル文化への関心が高まっていったというデータを挙げ,「クルマとデジタル文化の融合にチャンスを見出した。我々が気づかなかった楽しみ方があるのではないか」と,アウォードに対する期待を述べる。

 さらに喜馬氏は,「釣りや歴史といった伝統的な趣味や遊びが,ソーシャルアプリという形で若年層に親しまれている」と指摘し,これまで“個の空間”で楽しむという特徴を持っていた自動車の世界を,“人と人との繋がり”を長所とするソーシャルアプリにすることで「新しい遊びが生まれるのではないか」と展望を述べる。続けて,「日本の新しい才能でクルマはもっと楽しくしたい!」という,「TOYOTA SOCIAL APP AWARD」のメインコンセプトを紹介した。

画像集#004のサムネイル/ソーシャルアプリで“クルマとデジタルの融合”を目指す。「TOYOTA SOCIAL APP AWARD」記者発表会レポート 画像集#005のサムネイル/ソーシャルアプリで“クルマとデジタルの融合”を目指す。「TOYOTA SOCIAL APP AWARD」記者発表会レポート
画像集#006のサムネイル/ソーシャルアプリで“クルマとデジタルの融合”を目指す。「TOYOTA SOCIAL APP AWARD」記者発表会レポート 画像集#007のサムネイル/ソーシャルアプリで“クルマとデジタルの融合”を目指す。「TOYOTA SOCIAL APP AWARD」記者発表会レポート

 また喜馬氏からは,今回公募にこだわった理由があらためて説明された。まず「もはや自動車メーカーが一方的にアプリを開発・提供する時代ではない」と述べ,さらに「コンシューマのために,コンシューマが楽しむアプリを開発していただきたい」「生活者とともに,アプリを介して新しいクルマの楽しみ方を作る」と続け,そのために公募という形式が必要だったとのことだ。

画像集#008のサムネイル/ソーシャルアプリで“クルマとデジタルの融合”を目指す。「TOYOTA SOCIAL APP AWARD」記者発表会レポート 画像集#009のサムネイル/ソーシャルアプリで“クルマとデジタルの融合”を目指す。「TOYOTA SOCIAL APP AWARD」記者発表会レポート
画像集#010のサムネイル/ソーシャルアプリで“クルマとデジタルの融合”を目指す。「TOYOTA SOCIAL APP AWARD」記者発表会レポート 画像集#011のサムネイル/ソーシャルアプリで“クルマとデジタルの融合”を目指す。「TOYOTA SOCIAL APP AWARD」記者発表会レポート

 コンテストの活動は,アイデア原案の公募を行う第1フェーズと,実際に優秀なアイデアをソーシャルアプリとして開発する第2フェーズに分けて行われる。
 第1フェーズでは,2011年2月3日から4月28日まで企画の公募が実施され,5月25日に受賞の発表がなされる。さらに開発体制およびスケジュールなどの実現性を検証し,実現可能と判断された企画については,その後3〜5か月の開発期間を経て,6〜12か月後に実際にサービスとして提供される見込みだ。

 冒頭でも書いたが,本コンテストの応募に必要なのは企画書のみ。企画力に自信のある人は,以下の概要をよく読んだうえで,公式サイトにアクセスしてみよう。

「TOYOTA SOCIAL APP AWARD」公式サイト


画像集#012のサムネイル/ソーシャルアプリで“クルマとデジタルの融合”を目指す。「TOYOTA SOCIAL APP AWARD」記者発表会レポート

【TOYOTA SOCIAL APP AWARDの概要】

テーマ:日本の新しい才能が,クルマをもっと楽しくする!

応募条件:PC,モバイル,スマートフォンなどマルチデバイスのアプリがエントリー可能。ただし,ケータイ向けアプリのうち,Java,BREWなどのスタンドアロン型のアプリや,コンソールゲームはエントリー不可。

審査基準:クルマへの関心・気づきに関する表現力,アプリ企画の新規性,アプリ企画の独自性,アプリ企画の楽しさ・面白さ,アプリ開発の実現可能性,の基準により,審査パートナーの評価によって決定する。

特典:PC部門,スマートフォン部門,ケータイ部門の各部門で1本ずつ「最優秀企画賞」を決定。その他の優秀作品については,ゴールド認定企画とし,開発支援メニューを提供する。

募集期間:2011年2月3日(木)〜2011年4月28日(木)
各賞発表:2011年5月25日(水)
主催:株式会社トヨタマーケティングジャパン
後援:NHN Japan株式会社,グリー株式会社,株式会社ディー・エヌ・エー,株式会社ミクシィ,ヤフー株式会社
協賛:株式会社ISAO,株式会社エンターブレイン
公式サイト:http://toyota-app-award.jp/
運営事務局:ACCESSPORT株式会社

【応募要項】
・個人,チーム,および法人
・性別,国籍,年齢,職業は不問とします。学生の応募も可
・パソコンでインターネットにアクセスでき,有効な電子メールアドレスを保有している方
・応募にあたって必要となる記載事項(含個人情報)の提出が可能な方
・クルマを楽しくする,面白くするような,クルマと何らかの関係性を持たせたもの
・各ソーシャルアプリプラットフォームなどの基準を満たし,かつ今後,いずれかのプラットフォーム上で公開する前提のもの
・応募者もしくは応募チームが所有権を有するもの
・コンセプトに沿っている限り,ジャンルを問わず,オリジナル作品であるもの
・対象となるデバイスは,PC,モバイル,スマートフォン向けアプリケーションともに可
・第三者の権利を侵害しないまたは侵害するおそれのないもの
・法令,公序良俗に違反する可能性のないもの

【提出物について】
・単体で動くアプリケーション企画であること
・応募フォームに記載の必要事項の他,別添として「アプリコンセプト」「アプリ概要」「アプリの特徴」「ラフデザイン」「ビジネスモデル」が具体的に明記されている企画書に限るが,但し,書式やフォーマットは自由とする
・応募作品の著作権等の知的財産権は当該作品の応募者に帰属するものとするが,応募者は,本アウォード主催者が本アウォード及びこれに関連する事業に関するものに限り,今後,当該応募作品を日本の国内外で使用する(本コンテスト主催者自らまたは第三者による,本コンテストのプロモーションのための各種媒体への掲載,各種イベントにおいての展示・公開,ウェブ上での閲覧,複製,翻訳,翻案,送信可能化,公衆送信することなどを含む)権利を許諾する
・応募者は,応募作品が応募者のオリジナルなものであり,応募者がその作品の単独かつ独占的な所有者であり権利者であることを保証する
・ゴールド認定企画は開発実現性と市場での付加価値の高さを厳正に審査したうえで認定数を決定する

【主催者】
東京都文京区後楽1丁目4番18号
株式会社トヨタマーケティングジャパン

「TOYOTA SOCIAL APP AWARD」公式サイト


  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:05月03日〜05月04日