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ACCESSPORTやNECビッグローブなど10社が共同で“インターネットメディア アプリ プラットフォーム”「aima」を発表
インターネットメディア アプリ プラットフォーム「aima」(あいま)事務局Webサイト
■aima 発起企業及び主要運営媒体
*ACCESSPORT株式会社
・運営メディア:
Woopie http://www.woopie.jp/(各種サービス利用ユーザー合計 約600万)
*株式会社ECナビ
・運営メディア:
ECナビ http://ecnavi.jp/(会員登録数 約280万)
*NECビッグローブ株式会社
・運営メディア:
BIGLOBE http://www.biglobe.ne.jp/(サービス利用者数 約2,176万)
*シーサー株式会社
・運営メディア:
Seesaaブログ http://blog.seesaa.jp/(会員登録数 約120万)
*ジー・プラン株式会社
・運営メディア:
Gポイント http://www.gpoint.co.jp/(会員登録数 約185万)
*株式会社チャンスイット
・運営メディア:
チャンスイット http://www.chance.com/(会員登録数 約120万)
GetMoney! http://dietnavi.com/(会員登録数 約60万)
*株式会社ちょびリッチ
・運営メディア:
ちょびリッチ http://www.chobirich.com/(会員登録数 約133万)
*株式会社ネットマイル
・運営メディア:
ネットマイル http://www.netmile.co.jp/(会員登録数 約425万)
*株式会社ユニットコム(年間PC出荷台数 10万台)
・運営店舗:
パソコン工房 http://www.pc-koubou.jp/
TWOTOP http://www.twotop.co.jp/
FAITH http://www.faith-go.co.jp/
・運営メディア:
UnitcomSearch http://www.unisearch.jp/
*株式会社ランシステム
・運営店舗:
自遊空間 (店舗数171店舗)
藤原氏は,これまで,ブログ/ショッピングサイト/ポイントサイト/ネットカフェなどのメディアを運営するメディア各社には,ソーシャルアプリなどのサービスを提供したいという意思があったものの,プラットフォームのシステム開発や,運営管理の面で大きな障壁があったと説明。
その一方,個々のアプリを提供するSAP(Social Application Provider)には,異なる複数のプラットフォームに対応するごとに開発コストがかさみ,さらにそれぞれの管理が煩雑になるという問題が発生していたとのこと。また,上記のブログなどプラットフォームシステムを持たないメディアは,アプリを提供したくともできないというジレンマも抱えていたと述べる。
こうしたメディア各社とSAPの抱える問題を解消すべく登場したのが「aima」というわけである。
「aima」では,ACCESSPORTが提供するオープンソーシャルプラットフォーム技術および課金システムを利用することにより,SAPは「aima」向けにアプリを提供するだけで,複数のメディアに対応できる。
なお「aima」には,上記10社の発起企業のほか,以下の6社がすでに参加の名乗りを挙げており,その登録会員またはサービス利用ユーザーの合計数は,4000万人におよぶとのこと。すなわち「aima」を介して,各メディアが擁する属性の異なった莫大な数のユーザーに対して,アピールできるというわけだ。
■aima参加メディア企業及び主要運営媒体
*株式会社アクロス
・運営店舗:コミックバスター(店舗数154店舗)
*NTTナビスペース株式会社
・運営メディア:
Potora http://potora.jp/(会員登録数 約110万)
*オープンスマイル株式会社
・運営メディア:
Warau.JP http://www.warau.jp/(会員登録数 約70万)
*株式会社テイツー
・運営店舗:
アイ・カフェ(店舗数32店舗)
*株式会社メディアクリエイト
・運営店舗:
ゆう遊空間(店舗数49店舗)
*株式会社フリークスコア
・運営店舗:フリークス(店舗数31店舗)
まず一つは,「aima」を利用した同一のアプリ内では,異なるメディアからログインしたユーザー同士であっても交流を図ることができる点だ。
加えて,同一アプリであってもユーザーの誘致やサービスの内容は各メディアに采配が委ねられる点も大きな特色である。例えば,できるだけ現金を使いたくないという人なら,貯めたポイントだけで有料アイテムを購入するためにポイントサイトからログインするという選択が考えられるだろう。
なお,「aima」で提供されるアプリは9月上旬に第一陣がオープンする予定で,メディア各社の告知などもそれに合わせて実施される。年内には20〜30タイトルをオープンする予定で,ARPU(Average Revenue Per User:ユーザー一人あたりの月間売上高)は1000円から数千円を見込んでいるとのことだ。
また,「aima」に参画するSAPのメリットとして,開発の手間とコストを抑えられることに加え,収益性の高さが挙げられた。
なお,アプリの内容についてはかなり自由度が高く,ACCESSPORTのガイドラインに沿っていれば,ライトユーザーに向けたソーシャルアプリだけでなく,本格的なブラウザゲームも提供可能だという。
さらに参画するSAPには,中国をはじめとする海外展開の支援も予定している。
「aima」とSAPの収益配分は,以下の3パターンに分けられる。このうちブラウザゲームに関しては,ソーシャルアプリほどユーザーの広がりを見込めない一方で,収益性が高いことを考慮して配分を決定したとのこと。
1:参入時期
・初期20〜30タイトルまで
aima:SAP=20:80
・以降
aima:SAP=30:70
2:「aima」に優先提供されたアプリ
aima:SAP=20:80
3:ブラウザゲーム
aima:SAP=30:70
発表会に登壇した「aima」発起企業の代表達は,このプロジェクトに対して「挑戦しがいのある新たな取り組み」「大きなチャンス」「ほかの企業と連携・協力できる機会」と,前向きな意気込みを見せていた。
この新たな取り組みが,ソーシャルアプリやブラウザゲームに新風を巻き起こせるか,今後の動向に注目していきたい。
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