あれは1993年の宝塚記念のこと。その年の天皇賞（春）でライスシャワーに遅れをとり2着に甘んじたものの，2年連続天皇賞馬であるメジロマックイーンが，気が付けばGI2勝のメジロパーマーと一騎打ちしたレースだ。当然ファンの視線もその2頭だけに熱く注がれ，あーでもないこーでもないと，戦前の予想は大いに盛り上がりまくった。それは当日の馬券においても同じこと。馬連でこの2頭の組み合わせは200円を切る圧倒的な人気を呼んだ。

　そしてメジロマックイーンは，約2分ちょいの旅から帰ると予定通りに四つめの栄冠を手に入れていた。……だが，メジロパーマーは10着だった。

　投資して星になった額の大きさに筆者は天を仰いだが，とにかくメジロマックイーンを愛しているのだ。そんなマックイーンの子が我が手元にやってきたのだ。可愛がらないわけがないじゃないか。

　ポチっとな。

　さて，ご存知の通り「競馬伝説 Live！」は，ネット上で馬主となって最強のベストブリーダーを目指すゲーム。この最強馬を作る過程は，大まかに二つのパートに分類できる。一つは血統を利用して先天的に強い馬を作ることで，もう一つは調教によって後天的に馬を強くすることだ。
　実は競馬伝説Live！ にはもう一つ，"カード"を用いて馬を電脳的に強くするサイバーな方法も存在したりするのだが，今日のところはあまり情報もないので，のちのネタとして取っておくことにしよう。

　で，今日紹介するのは"調教"について。アカウント作成時に運用資金として1億円が用意されるものの，贅沢三昧するにはちと足りなさ過ぎる。いずれは競走馬や繁殖牝馬を買って，牧場を馬でワンサカ一杯にしたくなるだけど，それはまだ先の話。
　それに比べると，調教はぐっと身近だ。何しろ馬は最初に1頭もらっているわけだし，厩舎に入れておけば調教は毎日できる。これをおろそかにしては，競馬伝説ライフは成り立たないぞ。そんなわけで，簡単な調教解説をどうぞ。

　調教は次の三つの組み合わせで指定できる。

　（1）6種類の調教コース
　（2）併せ馬の有無
　（3）5種類の調教強さ

　6×2×5で，全部で60通りの調教パターンがあることになる。基本的には（1）で調教したい馬の能力を選び，（3）で能力の上げ幅を選ぶことになる。より強い調教を行えば，より大きい成果が得られるが，脚部への負担も増加してしまう。このあたりのさじ加減は，馬主であるプレイヤーの腕の見せどころだ。
　で，6種類ある調教コースの違いは簡単に書けば次のようなもの。

　ただし残念なことに，このすべてがゲームの最初から開放されているわけではない。ちょっと下の表を見て欲しい。

◆◆施設拡張表◆◆

　勝て。

　そんなわけで，メジロジオンの調子もいつの間にかグイグイと上り調子を極めているようだし，早速レースに登録してみようじゃないか。先週も確かそんなことを言っていたような気がしないでもないけど，大丈夫ご安心召されい。

　3年前もそんなことを言ってたから。

　いやいや，今回はちゃんと出走登録もしたから！　調教師のコメントも完璧だしね！

　というわけで，次回の目標。

　「メジロジオン，目指せ初勝利！」

　では，また来週〜