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個人的な感覚ではものすごい大金をつぎ込んでいるのだが,さすがに何度も何度もこの額を投資するわけにもいかず……。そこで治安維持による貢献度アップ案が急浮上 |
前回お伝えした貸金庫の利用を目指し,日々"貢献度"稼ぎに精を出している筆者。商人キャラクターを操作しているので基本的には投資による貢献度アップに注力しているのだが,同時に調理スキルの鍛錬にも励んでいるため,自転車操業状態でなかなかお金が貯まらない。預金も合わせて50万D(Ducat。ゲーム内の貨幣単位)弱の財産はあるものの,船や装備品,レシピなどを購入してしまうとあっという間に貧乏になることが予想されるので,大規模な交易にも着手しづらい状況が続いていたりする。
そんな状況を打破すべく,今まで以上に海上戦闘をこなし,戦闘経験・名声とともに貢献度を稼いでみようと思い立った。ホームタウンであるリスボン周辺の小者NPC海賊をバンバン沈めていくプレイは,日頃生産と交易ばかりしている根っからの商人にとっては新鮮で,普段のプレイではなかなか味わえない爽快感が得られる。海上戦闘に不慣れな人も,たまには弱そうなNPC海賊船を襲撃して,お国のために頑張ってみるのもよい。
とはいえ,海上戦闘をあまりなめていると,いつの間にか船のMAX耐久度が低下していたり,砲撃による状態異常を受けて航海続行が難しくなったりするので要注意だ。また,せっかくの機会なので海上での砲撃戦に関するテクニックをいくつか紹介しよう。しっかりと習得して,効率よく敵船の撃破を狙いたい。
1.大砲ゲージの明滅は攻撃力アップのサイン
大砲ゲージが黄色から赤に変わったら砲撃可能というのは,海上戦闘の初歩の初歩である。しかし,ゲージが赤になってから6秒ほど待っていると,大砲ゲージが明滅し始め,一時的に攻撃力がアップするということはご存じだろうか? 明滅がかなり弱々しいため,タイミングを掴むまでは判別しづらいが,ゲージ明滅状態で砲撃操作を行えば,敵船に大ダメージを与えることが可能になる。筆者の場合,普段は一桁ダメージがほとんどなのだが,このタメ砲撃(?)で二桁ダメージをポンポン出せるようになった。砲撃の間隔が開くため被弾回数も増えるが,一対一の砲撃戦ならば攻撃力アップのメリットのほうがはるかに大きい。ぜひ積極的に狙ってみよう。
2.自船と敵船の向きにも着目すべし
敵船に砲撃を加える際,敵船の側面にではなく,船尾・船首に対して垂直に砲撃を行えるような動きを意識してみよう。船首や船尾に対して垂直砲撃を与えることができれば,攻撃がクリティカル判定となり,非常に大きなダメージを与えられる。どちらかというと船尾に対する攻撃のほうがキメやすく,効果も大きいようなので,自船の舷側を敵船の船尾に向けるような操船を,心がけてみるとよい。なお,自船が攻撃される場合にも当然適用されるシステムなので,背後からの攻撃は絶対に受けないようにしたい。また,船の旋回中には攻撃力がややダウンするような気もするので,敵船を攻撃範囲に捉え続けるためには,ある程度先読みをして転舵するのがよい。
3.有効射程距離に注意しよう
攻撃範囲内に敵船を捉えていれば,砲撃自体は問題なく行える。しかし,敵船が遠すぎても,また近すぎても攻撃力はダウンしてしまうので,距離のコントロールにもなるべく注意を払いたいところ。ただし,弾道学スキルがあれば中〜遠距離に対する攻撃力がアップし,水平射撃スキルがあれば近距離での攻撃力がアップする。習得スキルや搭載している大砲によって変化するため,スペックに合わせて効果的な距離を模索していくようにしたい。 |
あくまで筆者は商人であり,戦闘回数も少ないので「必勝テクニック」的な技を紹介することは難しいのだが,上述した三つのテクニックを意識するだけで,戦闘効率は大きく上昇する。戦闘力の乏しい商人はもちろん,大海戦イベント等で少しでも多くの戦果を上げたいと考える人も,ぜひ実践してみてほしい。
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こういったメニューならば,満腹になったり酔ってしまうことなく,立て続けに行動力回復が可能。回復量はやや物足りないが,連続回復できるのが非常に便利 |
商人見習いから会計士となり,いままで頑張ってきた筆者であるが,よくよく考えてみると,会計士であることのメリットをほとんど受けていないことに気づかされた。
会計士のメリットとは,つまるところ優遇スキルに関わる部分。会計士には会計/酒類取引/嗜好品取引/貴金属取引/縫製/運用という優遇スキルがあるのだが,主に調理にはまっている筆者は,酒類取引,嗜好品取引,貴金属取引,裁縫といったスキルの恩恵をほとんど受けていないのである。当初は相場変動の激しい交易品の扱いに長ける会計士で,荒稼ぎしようと考えていたのだが,いざ遊んでみると調理が面白くて面白くて……。
そんなわけで,すっぱりと会計士を辞め,調理・食料品取引に特化した食品商になるべく,転職クエストを受けてみた。筆者の場合は"商人ギルドの苦境"というクエストで,30日以内にワイン200樽を届けろ,という内容。クエストはリスボンで受けたので,ワインが購入できるオポルトまでは往復で5日前後。一度に購入・運搬できる量は限られているが,バザールをうまく利用して3往復でクリアできた。クエスト達成後,依頼仲介人に話しかけ,報酬や交易経験・名声とともに商人ギルド登録証をゲット,それを持った状態で商人ギルドマスターに話しかけることで,転職が可能になった。
ここで注意しておきたいのは,現在の職と転職後の優遇スキルの変化だ。優遇スキルは通常の半分の経験でランクアップ可能なのだが,転職すると優遇スキルも変更となるので,熟練度が再計算され,スキルのランクや熟練度が増減するのだ。
次のランクまでに必要な熟練度
ランク |
通常スキル |
優遇スキル |
1 |
200 |
100 |
2 |
800 |
400 |
3 |
1800 |
900 |
筆者の場合会計士から食品商へ転職したことで,酒類取引と嗜好品取引ランクがダウン,調理ランクがアップした。まあ,個人的にはアリと言える結果なのだが,あまり適当に転職してしまうとそれまでの苦労が水泡に帰す恐れもあるため,職業選択と優遇スキルには細心の注意を払おう。
そんなわけで食品商としての人生を歩み始めた(会計士のときからプチ食品商だったわけだが)筆者。優遇スキルの食料品取引と調理をフル活用し,急成長中である。そんな中,ちょっと便利な技を発見したのでお伝えしよう。酒場でミルクと一番安い食事を組み合わせて注文していれば,酔ったり満腹になったりすることなく,行動力をフルにしない限りは,連続注文で行動力をガンガン回復できる。特に生産系の活動に精を出している人にとっては非常に役に立つ技なので,「いまさらそんな……」などと言わないでもらいたいところだ。実際,前回お伝えしたカモメ情報と同様,筆者の周囲には知らない人も多かったし。