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■第一回:野望の第一歩はインドクジャク園から
■新米園長抱負を語るの巻
というわけで,新米園長のワタクシが臨むことになったのは,「チャレンジゲームで夢に向かって邁進プレイ」です。動物園のタイプと資金が最初に選べますが,将来的にはユニークなサファリパーク(のようなもの)を作りたいと考えておりますので,「都会の動物園(大)」を選んでみました。ビル群のなかにたたずむ園に一歩足を入れると,そこは動物が闊歩する世界だなんてすばらしいと思いませんか? 園から1匹でも動物が逃げたりなんかして,しかもそれが世界最強の陸上生物ホッキョクグマだったりなんかしたらと思うと……う〜ん想像だけでクラクラしそうです。 ただ,あんまり最初からムチャをしすぎると園の運営もへったくれもなくなってしまいますので,まずは堅実に園を発展させつつ,最終的にサファリパークへの大展開を目指してみようと思います。ちなみに園の最初の運営資金は編集M氏いわく「最低資金スタートで」とのことなので$5,000となってしまいました。このドケチ! 動物1匹の最低購入額が$1,250のこのゲームでは,$5,000だと施設ひとつと動物1匹を入手するのがせいいっぱい。さすがにこれでは園としてアレなので,せめてもう1匹動物を追加できるように資金を増やしてみましょう。じつはズータイクーン2では園内の施設や草木,石などをリサイクルをすることで資金に変換できるのです。うまい具合に園の規模は大にしておいたので,園内の不要な草木などをすべて処分すると$3,000くらいになりました。これなら施設ひとつに動物のオスとメスをペアで入手できます。
ハッタリ度満点の設営が効を奏してか,園は最初から好調に客足を伸ばすことができました。都会の喧騒や会社のストレスで疲れた方々が,当園のクジャクを見ることできっと心を癒されているのでしょうね。こんな穴ぼこ1個と鳥2羽しかいない動物園に$20も払って癒されにくるお客様の心理は正直理解しかねますが,まぁ園長的には儲かっているのでヨシとしましょう。 そうこうするあいだにインドクジャクはやることをやって卵を産み,やがてそれが孵って仔クジャクとなってくれました。こうなると仔クジャクを見るためにお客様はさらに当園へ足を運んでくれるようになります。「来園者100名突破賞」も得て園の評判は上がり,さらに「フォトチャンレジ」へのお誘いなどもいただけるようにもなりました。 ここまでくると,お客様のなかには施設の不備を指摘する人もいらっしゃいます。「トイレを作れ」だの「ノドが乾いた」だの「腹が減った」などがそれ。資金にもやや余裕があったのでお客様の要望に応じてさまざまな施設を作ってみましたが,実際にはこれがつまずきの第一歩となったのです。というのも施設を作れば作るほど維持費がかかってしまうため,集客力が弱いあいだは収益面で足を引っ張るからです。よく考えるとクジャク3羽しかいない園に飼育員やメンテナンス員など不要も不要(調子に乗って彼らも雇っていたのです)。 このまま施設を維持しつつ時間をかけて資金を貯めるか,それとも抜本的な解決に乗り出すか……いきなり試練に直面することになってしまいましたね。う〜ん,困った。 (以下,次回に続く)