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ついに独立したヒラリー。寮の部屋が世帯,というのもなんか変だが,寮を出る場合もあるし,友達と共同で家を借りることもできる |
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さてさて,ひと通りの紹介が終わったところで,ここからはいつもの文体に戻ろう。ヒラリーが通う大学の名前は「シム州立大学」。選んだのは8部屋のパインナッププラザ寮である。これからここが,彼女の"食う寝るところに住むところ"になるわけだ。学科も専攻しなくてはならないので,「政治学」とした。
「ザ・シムズ2 キャンパスライフ! データセット」の導入後は,願望メーターに「生涯の希望」が付くのだが,これには「すべてのスキルを最大にする」だの「10万シムオリオン稼ぐ」だのがあり,苦労の果てに満願成就した暁には,一生プラチナ気分でいられるというもの。彼女の生涯の希望が「市長になる」だったので,なら政治学がよろしかろうと選んだ次第。
ちなみに,父親であるマツモトの生涯の希望はなんだろうと調べてみたら「20人の愛人を持つ」。ふざけたこと言ってんじゃないよ,このエロじじい。
新規作成した十代の学生と違い,ヒラリーのように家族持ちだと何かと有利。子供の頃からいろんなことをしてきたので,それなりに高いスキルを持っているからだ。
彼女はとくに「創作」のレベルが高く,これは無理して買ったピアノを弾いて育てたため。楽器は創作スキルを上げると同時に「楽しさ」も高めるので,ヒマになるとピアノを弾かせていたのである。
さらに,役に立つ小道具もすでに持っている。今回導入された三種の神器,「携帯ゲーム機」「携帯電話」「MP3プレイヤー」もすでに入学前に買い与えてあり,これらを使って,学習により急降下する「楽しさ」レベルの短時間回復が可能だ。別棟のキャンパスラウンジにある楽器類も達者に弾きこなすので,演奏による小遣い稼ぎもバッチグー。
どんとこい大学! という感じである。でも,大丈夫かなあ。
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専攻を決めれば,授業が始まるまでちょっと暇。備え付けのゲームをしたり,新規コマンド「語り合う」を試してみたり |
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入寮し,自分の部屋を確保すると,授業が始まるまでほんのしばらくの間ヒマである。見ていると,次々に新入生がやってくる。ブレザーを着ているのは私立学校の出身者だ。ヒラリーは,おとっつあんが校長先生の接待にしくじったので,ずっと公立。へそ出しルック(というのだろうか?)の女学生,ダサいのやお調子者,お坊ちゃんやエキセントリックな奴など,緊張と不安を抱いた哀れな子羊達が次々に集合してくるのは,見ているだけで楽しい。筆者の通っている大学にも,似たようなのがいくらでもいる。
さて,ここでちょっと目標を決めよう。本作は漫然とプレイしていても十分に面白いが,目標を決めれば,さらに興味倍増だ。まずは大学らしく「優秀な成績で卒業」を目指したい。
著者である私自身はだいたい「ぎりぎりセーフ!」ばっかりなので,ヒラリーにはがんばっていただきたいのだ。目指せオールAである。さらに「彼氏を作る」もいってみよう! やはりキャンパスライフの華は恋愛,ラブラブである。筆者のように,かつて味気なかった,そしてなぜか今も妙に味気ない学生生活をヒラリーに送ってもらいたくないのである。
とはいえ,みんな十代なので「ウフフな事」は不可だ。まあ,私も個人的に十代ウフフに対して強く反対しているので(できれば20代,30代ウフフも禁止してほしいほどだ),とくに異論はない。というわけで,目指すは聞くだに甘ずっぱい「ファーストキス」である。
さらに,エリート学生クラブである「トライ・バール」のグリークハウス入りも努力目標。学生を自作したときのプレイではスカッと失敗したが,今回は万全の準備を調える所存だ。それ以外にも「ゾンビを復活させるって何?」とか「ラガナフィリス・シムノボリーって何?」とか「秘密結社って何?」などなど,ゲームの端々にチラチラ出てくる数々の謎も追求してみたいが,できないかもしれないので,そこんとこ,よろしく。
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さあ,授業開始。PCで学期末レポートを書き,食堂の床に座って日々の課題をこなす。疲れたらMP3プレイヤーで息抜きだ。いるいる,こんな人 |
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