― 体験版 ―
 
Winning Post 7(コーエー)
Text by Kawamura

 今や三國志,信長の野望と並ぶコーエーの三本柱となったシリーズの最新作「Winning Post 7」(以下,WP7)。12月16日の発売も間近に迫ったが,発売1週間前というタイミングで体験版が登場した。

 Winning Postシリーズでプレイヤーは,競馬シミュレーションによくある"牧場主兼,厩舎主兼,なぜか馬主?"のような位置づけではなく,"馬主"そのものになる。モノ言わぬ馬をコツコツ育てる育成ゲームではなく,むしろマネージメントゲームで,お金と口は出せるけど直接手は出せないのが特徴だ。ライバル馬主が多数登場するなど,人間同士のコミュニケーションに重点を置いているところが非常に面白い。結局,競馬とは人と人の戦いなのだ。

 第7作は1984年から始まる。ミスターシービーやシンボリルドルフといった伝説馬が現役で大活躍している,その真っ只中に入り込もうというシチュエーションだ。ゲーム中,実在した名馬や騎手がかつて歴史に遺した偉業がイベントとして再現されており,競馬界の歴史シミュレーション(コーエーのお家芸!)ともいえる内容となっている。

 体験版では,1984年12月4週までの1年間限定で遊べる。オープニングムービー,セーブ/ロード機能,人名エディット,オンラインヘルプが実装されていないなどの機能制限があり,一番大きいのはレース実況シーンがカットされていること。逆にそれ以外の主要な要素は,だいたい収録されている。
 ゲーム本編は1984年からスタートするが,その前に1982年8月の当歳馬購入のイベントがあり,ここで最初の競走馬を購入することになる。ただ,1984年1月2週に現役競走馬を購入できるイベントが発生し,実際にはこちらが体験版ではメインの馬となるだろう。
 1年間という期間からも分かるように,幼駒や繁殖牝馬などの購入はあまり意味がない。3億円ある初期資金は,この現役馬購入に一気に注ぎ込むことをオススメする。GI馬を買って,シンボリルドルフに挑むのが順当な楽しみ方と思われる。もちろんGIなんかにこだわらず,好きに遊んでも構わない。

 なおこの体験版をプレイするには,コーエーのWebサイト"GAMECITY"の「こちら」で,あらかじめ会員(GAMECITY市民)になり,さらに「こちら」でオンラインユーザー登録をしてアカウントを取得する必要がある(これらの手続きは4Gamerのサポート対象外です)。
 WP7体験版のアカウント取得まで完了したら,4Gamerから体験版ファイルをダウンロードしてプレイ可能だ。なお,WP7はゲーム開始時にオンライン認証を行う。ネットワークに接続できないPCでは遊べないので注意しよう。また,この体験版の試用期間は2005年3月31日までとなっている。

 

 

■キー操作

※操作はすべてマウスで行います

■動作環境

OS:Windows 98/Me/2000/XP
CPU:Pentium II/333MHz以上(700MHz以上推奨)
メモリ:128MB以上(256MB以上推奨)
ビデオカード:1024×768ドット以上,VRAM8MB以上(VRAM16MB以上推奨)
DirectX 8.1以降


(83.8MB)


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