― 体験版 ―
 
真・三國無双3 ハイパー ベンチマーク
(コーエー)
Text by Gueed

 

 コンシューマ界を席巻後,ついにPCへ移植される「真・三國無双3 ハイパー」の動作チェックおよびベンチマークプログラムが登場。
 "三國無双"といえば,歴史ストラテジーの老舗であるコーエーを一躍コンシューマアクションタイトル界の雄へと押し上げた発奮系のアクションゲームシリーズ。2005年2月24日には最新作に当たる「真・三國無双4」がプレイステーション2で発売され,どうやらまたかなりの人気を博しているようだが,本作(のPS2版)も,わずか9日間で出荷本数100万を突破するという驚くべき記録を打ち立てている。コンシューマ界をいい意味で"荒らしに荒らした"タイトルだけに,本作のPC版投入によって,未だに"PCゲーム"に付きまとう難解で固いイメージも払拭されるかもしれない。

 今回リリースされたのは,「真・三國無双3 ハイパー」の動作の可能/不可能を調べるだけのシンプルな「動作環境チェックプログラム」と,3Dの描画能力までをビジュアル付きで計測できる「ベンチマークプログラム」の2種類。

 動作環境チェックプログラムはインストール不要の形で配布されており,数百キロバイトの実行ファイルをダウンロードして起動するだけで,自分のPCで本作が動作するかどうかが分かる。こちらは"チェックのみ"を行うものなので,CPU,メモリ,DirectXなどの各カテゴリを○(動く)か×(動かない)で表示するだけ。ぶっきらぼうだが,必要最低限の機能は有しているので,手軽に試してみたい人向け。

 一方「ベンチマーク」は,「信長の野望 Online」や「大航海時代 Online」にもあった,コーエーお得意のビジュアル付きPC能力計測プログラム。
 内容は司馬懿と孔明の戦いである「街亭の戦い」において,蜀の五虎大将の一人趙雲(ちょううん),じゃじゃ馬娘の孫尚香(そんしょうこう),三国志最強の武将,呂布(りょふ)の3人が暴れ回るというもの。一人につきベンチマークプログラムが一周する仕組みで,全3回の計測結果を基にトータルスコアがはじき出される。

 本作のPC版の特典としては解像度の変更などグラフィックスオプションの追加が挙げられるが,本ベンチマークはVGA(640×480ドット)固定。ただでさえ"コーエーのゲームにしては高い要求スペック"をもつタイトルだけに,もう少し複雑な条件を入力したいところではある。
 とはいえ,グラフィックスのクオリティと描画可能なフレームレートの目安は分かるので,ぜひ試してほしい。以下に一般的なスペックと思われるPCでの計測結果を掲載しておくので,ぜひご参考に。

【スコア結果参照表(公式サイトより)】
トータルスコア:5000以上
非常に快適に「真・三國無双3」を動作させることができる状況だと予想されます。

トータルスコア:4000以上
快適に「真・三國無双3」を動作させることができる状況だと予想されます。

トータルスコア:2500以上
「真・三國無双3」を動作させることができる状況だと予想されます。

トータルスコア:2500未満
「真・三國無双3」のプレイには向かないマシン環境が予想されます。

【編集部PCでの計測値】
OS:Windows XP
CPU:AthlonXP 2800+
メモリ:1GB
ビデオカード:RADEON 9800Pro
スコア:
 1回め[1761],2回め[1800],3回め[1798]
 トータル[5359],平均フレーム数[46.34]

■高解像度(XGA)デモ追加
 2005年4月1日に発売された「真・三國無双3 ハイパー」の高解像度(XGA:1024×768ドット)デモが登場。
 以前リリースされた「真・三國無双3 ハイパー ベンチマーク」は,残念ながらVGA(640×480ドット)というプレイステーション2版と同レベルの描画,動作検証しかできなかった。「これでPC版のベンチマークと言えるのか」と少し疑問の残る内容だったが,本デモはXGAという本作の最高解像度に対応。おそらく大半の人がこの設定で遊ぶと予想されるため,購入希望者にもお勧めだ。

 内容は"ベンチマーク"とほぼ同様だが,デモシーンの描画に徹した内容となっているためか,スコアは表示されない(Escキーを押すまで無限にループする形式。これはこれでちょっと不親切な気もする)。なので,過去にリリースされている,○×形式の動作チェックプログラム,スコア表示付きのベンチマーク(VGA表示限定)と併用して,自らのPC環境を推し量ってみてほしい。

【真・三國無双3 ハイパー 高解像度デモ仕様】
画面解像度:1024×768ドット
ダイナミックシャドー:すべての人物/オブジェクトに適用
フォグ(霧)の深さ:最大
人物表示数:15段階中,8番め
テクスチャーフィルター:アンソトロピック レベル8
アンチエイリアス:4サンプル

 

 

■動作環境

OS:Windows 98/Me/2000/XP
CPU:Pentium4/1.6GHz以上(2.6GHz以上推奨)
メモリ:256MB以上(512MB以上推奨)
ビデオカード:VRAM 64MB以上(128MB以上推奨)
DirectX 9.0b以降


(264KB / 動作チェックプログラム:公式サイト)


(60.2MB / ベンチマークプログラム:公式サイト)


(64.3MB / 高解像度デモプログラム:公式サイト)


(C)2003-2005 KOEI Co., Ltd.

 

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