そんな同社がこの冬に投入するのが,本作「SENTINEL:Descendants in Time」だ。開発は日本にもファンが多い「Schizm」のシリーズを手がけてきたDetalionで,非現実的な世界をシレッと写実的に描いたアドベンチャーゲームを得意とするデベロッパ。
SENTINELは,アクションシーンや時間制限付きの謎解きがない,完全思考型のアドベンチャーゲーム。滅亡したTastan文明の遺跡で,そこに眠るという秘宝を探し求めるストーリーのようだ。
デモ版では,"Tomb 35"と"Maru"という,二つの世界を収録している。悪そうなやつに妹を人質にとられた主人公が,単身遺跡に足を踏み入れ,遺跡の番人(sentinel)と思われる謎の女性"Dormeuse"(どこにでも現れる)とグダグダ話しつつ,遺跡の謎を解き明かしていく。
アーカイブには,ウォークスルーが書かれたドキュメントファイル「DEMO Walkthru.doc」も同梱されており,おそらくは誰でもデモ版の最後まで辿り着ける。ゲーム中も,次に行くべき場所のだいたいの方角が矢印で表示されるなど(鵜呑みにしてはいけない),この手のアドベンチャーゲームにしてはずいぶんな親切設計だ。さらに,オプションの設定次第でヒントも表示させられる。
本作の面白さを把握できるほどには遊べないのだが,"Tomb 35"から"Maru"に移ってからは本作の雰囲気や謎解きの傾向をつかみ取れるはずだ。Maruを一通りクリアした時点でデモは終わり。MYST系アドベンチャーゲームファンのツボをバッチリ押さえた造りとなっていそうな気配なので,該当者はさっそくプレイしてみてほしい。
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