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"コサックスシリーズ"最大のウリである"操作ユニット数"は,コサックスIIでついに6万4000体に達した。初代のコサックスで8000体,改良版で1万6000体と倍々に進化してきた同シリーズのエンジンは,ここへきてさらに劇的な進化を遂げたようだ。
もちろん兵士の士気に影響する疲労度は健在で,本デモ版でも,冒頭のチュートリアルでカラムフォーメーションによる疲労の少ない移動方法をレクチャーされたりと,まず頭に叩き込まなければならない重要なシステムの位置付けである。非戦闘時もこのパラメータを意識して軍をコントロールしておかないと,いざ敵と対峙した時に自陣の兵士がワラワラと逃げ出すハメになるのだ。
上記の例のように,本作は"ユニットを大量に扱う"というそのゲーム特性のため,見る側はザックリとユニットの挙動が制御されていると考えがちだが,実際はそうでもない。逆に個々のユニットのパラメータでもって軍を構成するユニット集合の状態を決定しているため,戦闘体勢や地形効果など,個々にユニットに作用するパラメータは意外に多い。そしてこれが,同じマップでも微妙なユニット配置の変化であらゆるシチュエーションが生まれるという,戦術の多様性を作り出しているわけだ。
ただ一つ気になったのは,全体のパフォーマンス。チュートリアルやスカーミッシュなどでは平気だったが,最初から一度に膨大なユニットと兵科を扱う「歴史上の戦い」モードでは,戦闘時にあからさまにパフォーマンスが低下した。筆者のPC特有の現象ならよいのだが,本作はもとから最低/推奨動作環境の高いタイトル。ロースペックPCユーザーは少し苦労するかもしれない。
本デモ版には,チュートリアルモードの「軍曹コース」(軍事)と「士官コース」(内政),シングルプレイモードの「クイックバトル」と「歴史上の戦い」が収録されている。クイックバトルは,資源採掘やユニット生産をしながら,周辺地域と戦争を繰り返して領地を広げていくモード。一方歴史上の戦いは,敵味方両軍にあらかじめ一定数のユニットが配置された状態で,アスペン・エスリング,アウステルリッツというヒストリカルミッションが楽しめる。後者は戦闘部分のみを遊べるモードなので,コサックスシリーズを遊んだことのない人にもお勧めだ。
ちなみにコサックスIIは,「コサックス ~攻城の世紀~」と同拡張パックの「采配の芸術」「戦争の大陸」とシリーズ従来作すべてをローカライズしてきたズーが,2005年7月8日に発売する。ヒストリカルRTSファンは,問答無用でチェックしておこう。
【日本語版画面】
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【英語語版画面】
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■キー操作
■動作環境
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