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イベント-2009/03/28 20:33

[GDC 2009#30]ついにソフト開発者向け情報も出てきた「Larrabee」

 GDC09最終日,Intelが開発を進める新たなGPU「Larrabee」についてのソフトウェア開発者向け情報が公開された。Larrabee New Instructionがいかに強力なものであるのか,なぜ512ビットなのか,16個の演算を同時に行うことがいかに重要であるのかなどが,今回,Michael Abrash氏の講演で語られたので紹介しよう。
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イベントHARDWAREHARDWARE:Xeon PhiGPU発売元:Intel編集部:auekiイベント:GDC 2009

 去る2017年3月2日,Intelは,東京都内で「Intelプレスセミナー Q1’17」と題する記者説明会を開催した。2017年にIntelは,こういう方向にビジネスを展開していきますという話をする場であり,ゲーマーに直接関わるような話は皆無だったのだが,現在の同社がどういう方向に注力しているのかを理解する参考としてレポートしよう。

 NVIDIAのTeslaに対抗する数値演算アクセラレータとして,Intelは「Xeon Phi」という製品を展開している。これが幻の単体GPU計画「Larrabee」に端を発するということで,Xeon Phiベースの何かがゲーム用途に出てくるという可能性を夢想する読者もいると思うが,果たしてそんなことは起こり得るのか。大原雄介氏による解説をお届けしたい。

 北米時間2016年8月18日,NVIDIAは公式Blogにて,「一部の誤りを修正」と題する記事を公開した。これは,Intelが開発者向けイベントでHPC向けプロセッサ「Xeon Phi」の性能をアピールするなかで言及したNVIDIA製GPUとの比較が,不適当であると指摘するものだ。いわく,古いベンチマークテストやGPUと比較すべきではないとのことである。

 2016年7月14日,Intelが機械学習をテーマとする報道関係者向けラウンドテーブルを実施した。そこでは新世代のHPC向けプロセッサ「Xeon Phi 7200番台」の誠品概要が説明になり,さらにIntelが機械学習の分野で何に取り組もうとしているかが明らかになったので,NVIDIAに挑むIntelの動向をまとめてみたい。

 2015年12月10日から11日の2日間,Intelは,東京都内で「インテル ソフトウェア・カンファレンス東京」という,HPCをテーマとした開発者向けイベントを開催している。イベント初日の10日には,同社によるHPC分野への取り組みに関する説明会が行われ,「Knights Landing」こと次世代Xeon Phiを使ったプラットフォームが説明された。

 北米メディアの報道によると,米国商務省は,中国のスーパーコンピュータ「天河2」「天河1A」が核爆発に関する研究に使用されていたとして,関連機関向けCPUおよびGPUの輸出を禁止した。これらのシステムには,XeonやXeon Phi,Teslaが数千〜数万個単位で使用されているため,IntelとNVIDIAが影響を受けることになる。

 Intelが,第3世代Xeon Phiの存在を公式に認めた。開発コードネーム「Knights Hill」と呼ばれる新製品は,10nmプロセス技術を採用して製造され,エクサスケールを狙うことになるようだ。HPC関連の国際会議であるSC14に合わせて発表されたその内容から,興味深い部分をざっとまとめてみたいと思う。

 ドイツ時間2014年6月23日,Intelは,2015年後半に投入予定の次世代Xeon Phiプロセッサ「Knights Landing」(開発コードネーム)の詳細を公表した。SilvermontアーキテクチャをベースにしたCPUコアを60基以上集積し,容量16GBのメモリもパッケージ上に搭載するという。製品版は2015年後半に登場の予定だ。

 2013年6月16日,世界的なスーパーコンピュータの性能ランキングである「TOP500 List」が更新され,Intelアーキテクチャを採用した中国のスーパーコンピュータ「天河2」が,世界最速の座に着いた。天河2に使われたIntel製プロセッサと,これに合わせて発表された新しいXeon Phiに関してまとめてみよう。

 日本時間2012年11月13日11:00,Intelは,スーパーコンピュータ向けアクセラレータ「Xeon Phi Coprocessor 5110P」を2013年1月28日に発売すると発表した。OEM向けの1000個ロット時単価は2650ドル。幻となったGPU製品「Larrabee」に端を発する「Tesla対抗製品」が,いよいよ市場に登場するわけだ。