― 特集 ―
Games Convention 2006
更新履歴

 今年で5回目となるGames Convention 2006(以下,GC 2006)が開幕した。2006年8月23日から27日までの5日間にわたり,ドイツのライプチヒにある大型コンベンションセンター,ライプチヒ・メッセで開催されている。
 GCは東京ゲームショウと同様,一般のファンにも最新ゲームに触れてもらうことをモットーとしており,今回のキャッチフレーズ「遊べ!〜君たちが生まれ持った体質なのだから」(Play! 〜 It's Your Nature)にも,それが表れている。
 作曲家のJ. S. バッハが活動したことで知られるドイツの中堅都市ライプチヒが,この一週間はヨーロッパにおける“ゲームの首都”となり,ゲーマー達の熱狂に包まれるのだ。

 

 今年のGCは,これまでで最大の規模になり,5日間で15万人ほどが来場する見込み。従来GCはあまり注目度の高いイベントではなかったが,今回はMTVなど,ゲームとは直接関連のないメディアも含め,約2000人の報道関係者が取材に訪れており,世界のゲームファンが関心を寄せていることがうかがえる。
 4Gamerでは,前回の倍の取材スタッフを現地に送り,同イベントの模様を余すところなくお伝えしていくので,期待してほしい。

 

 このGCは,ドイツのみならずヨーロッパ中のゲームファン達が集うイベントであり,ヨーロッパという“第3のゲーム市場”の動向を探るうえで,その重要性が年々高まっている。
 とはいえ,遠方から訪れ,会場近くにテントを張ってまで参加する“コアゲーマー”ばかりを対象としているわけではなく,地元の子供達や,孫を連れたおじいさん,おばあさんなどがゲーム文化に触れる,またとない機会にもなっている。アメリカや日本のゲームイベントではどちらかといえば少数派といえる,若年層の女性の比率が高いことも,GCの特徴の一つといえるだろう。

 

 2006年は,ソニー,任天堂,Microsoftという三つのプラットホームホールダーが積極的に事業を展開している年。しかもクリスマスシーズンには,プレイステーション3とWiiのリリースが控えており,コンシューマのトップ3が競演するという点においても,GC 2006の注目度は高い。
 同時に,それら次世代ゲーム機に関する欧州市場向けの発表が行われ,対応ソフトも多数展示される予定。Electronic ArtsやUbisoft Entertainment,Vivendi Gamesといった,ヨーロッパで大きな勢力を持つ企業は相変わらずの存在感を示すことだろうし,Midway GamesやTake-Two Interactive Softwareなどの“新規参加組”にも期待できそうだ。

 もちろん,ヨーロッパで根強い人気のあるPCゲームも多数出展され,5月のE3 2006で披露されなかった新作の発表も行われる見込み。ピーター・モリニュー(Peter Molyneux),ビル・ローパー(Bill Roper),ウィル・ライト(Will Wright)など,言わずと知れたゲーム業界の著名人達も顔を見せてくれそうだ。
 またGCに先立ち,ゲーム開発者を対象とする会合GCDC(Games Convention Developers Conference)が開かれたほか,子供向けソフトなどの展示ブースGC Familyが設置されたり,野外コンサートが催されたりと,ゲーム関連の複合イベントとしての側面を持っている点も,GCの興味深いところだ。

 それでは,これから数日間にわたってお届けするGames Convention 2006特集を,とくと堪能していただきたい。(ライター:奥谷海人)

 陸上戦闘の王者と呼ばれる戦車。そして,ドイツといえば戦車である。GC終了後,取材班はニーダーザクセン州ムンスターにある戦車博物館「Deutsches Panzermuseum」へ出かけ,戦車を撮影してきたのだ。なぜ4Gamerに戦車博物館の記事が載るのか? についてはあんまり質問しないでいただきたいが,それでもいろいろ気になる人はぜひチェックしよう。

 

 熱心な4Gamer読者なら,つい先日までドイツで,Games Convention 2006(GC 2006)なるイベントが行われていたことをご存じだろう。GCはヨーロッパ最大のゲームショウとして知られているが,“世界最大”のE3が縮小される2007年以降は,世界的にも1,2を争うゲームショウとなるはず。そんなGCを過去3回取材している奥谷氏が,GC 2006についての感想を語る。

 

 GC 2006では,「The Sims 2」などでお馴染みのカリスマゲームクリエイター ウィル・ライト氏が,一般の来場者を相手に,制作中のシミュレーションゲーム「Spore」のプレゼンテーションを行った。こんなことが普通に行われるところに,年々その規模を拡大するGCの姿を見ることもできるだろう。早速その模様を簡単にレポートしてみよう。

 

 ドイツ語圏で発売されるアドベンチャーゲームの約40%を取り扱っているdtp Entertainmentから,2006年9月末に「Undercover: Operation Wintersun」が発売される。もちろんジャンルはアドベンチャーで,プレイヤーはイギリス人物理学者John Russellとなり,ナチスドイツが極秘に開発を進める大量殺戮兵器の秘密を暴くのだ。

 

 ドイツのデベロッパReplay Studiosが開発中のスニークアクション「Sabotage」。実在した女スパイをモデルにした,ちょっとダークな香りが漂う作品で,ミッションの舞台となる場所も史実に基づき忠実に再現されている。プレイアブル出展されていたので,ゲーム紹介とともにインプレッションをお伝えしよう。

 

 GC 2006会場で行われた,オンラインRPG「Guild Wars」のギルド戦世界一決定戦「Guild Wars Factions Championship」。そのなかで注目すべき試合の経過をお届けしよう。出場ギルドの勝敗からいっても,そこで使われた戦術からいっても,なかなか波乱の展開であり,あらためてGuild Warsの奥深さが感じられた大会だった。

 

 Microsoftブースの一角に囲われるようにあった18歳未満入場禁止の特別ブースで,「Halo 2 for PC」が展示されていた。2台のマシンがLANで接続されており,参加者が自由にデスマッチを楽しめるというデモになっていた。しかし,この展示内容に関しては,我々取材陣は思わず首をかしげてしまった。

 

 MicrosoftのGames for Windowsブースに展示されていた「Age of Empires III:War Chiefs」は,「マイクロソフト エイジ オブ エンパイア III」の拡張パック。アメリカ先住民族に焦点を当てており,“イロコイ”,“スー”,“アステカ”の3種類が新勢力として追加される。

 

 ロシアのパブリッシャ/デベロッパであるAkellaのブースでは,E3 2006でも取材をした,異色RTS「Heavy Duty」の新情報をキャッチ。さらに,第二次世界大戦の海戦アクション「PT-BOAT」も展示してあったので,まとめて紹介しよう。

 

 アストン・マーティン,ジャガー,そしてランボルギーニといった憧れの高級車で自由に走り回れる「Test Drive Unlimited」。ハワイのオアフ島に家を持ち,レースでお金を稼いで高級車を買うという,車&レース好きにとっては夢のような生活を体験できるレースゲームだ。さらにオンラインで自分のセレブっぷりをアピールし合えるという点も見逃せない。

 

 自分よりも小さな敵を相手にした場合と,大きな敵を相手にした場合では,当然戦い方は変化する。当たり前といえば当たり前だが,そんな細かな部分までリアルさにこだわって作られているのが,dtp Entertainmentから発売されるアクションRPG「Legend: Hand of God」だ。格好良く敵にトドメを刺せるフィッシュムーブが用意されているなど,演出面が光る作品である。

 

 2004年に制作がキャンセルされた「Train Simulator 2」が,パブリッシャElectronic Artsに変えてファンの前に帰ってくる。その名も「Rail Simulator」だ。GC 2006会場で,プレイアブルな状態で展示されていた鉄道シム久々の新作を,さっそく遊んでみた。では,出発進行!

 

 8月24日から26日にかけて行われた「The Guild Wars Factions Championship」。これはオンラインRPG「Guild Wars」のギルドバトルを用いた,賞金総額10万ドルの世界大会だ。本稿では会場の雰囲気などを中心に結果をお伝えしよう。

 

 ロシアの1C Companyが発売を予定している「You are Empty」は,ロシアの前の時代,ソビエト連邦の架空の街を舞台にしたFPSだ。ロシア人スタッフならではのこだわりで,50年ほど前の,「鉄のカーテン」の向こう側にあったソ連の様子を徹底再現しているとのこと。歴史的価値のあるタイトルなのかもしれない。

 

 「Elveon」は,ドイツの新興パブリッシャ10Tacleがプロデュースする,三人称視点のアクションアドベンチャー。エルフしかいないという独特の世界観の中で,プレイヤーが操るエルフ戦士が,衰え行くエルフ文明の最後のヒーローとして成り上がっていくという,重厚な物語が用意されている。Unreal Engine 3を大幅にモディファイしたものが利用される予定で,ゲームとしてうまくまとめれば,相当な人気を得ることも予想される作品だ。

 

 ドイツで根強い人気を持つRTSだが,大戦ものRTSの雄といえば,やはりCDVを外すわけにはいかない。同社の最新作「Warfront: Turning Point」は,「もしヒトラーの暗殺が成功し,第二次世界大戦が1947年まで続いていたら」という設定の架空戦記RTSだ。プレイアブルで展示されていたこのゲームについていささかの感想などを。

 

 「Assassin's Creed」は,欧米では徐々に人気を高めつつある三人称視点型のアクションアドベンチャーゲームである。プレイステーション3のみでの発売とされているが,いずれPC版でもリリースされるだろうというのが大方の見方である。12世紀の中東を舞台に,建物を自由自在によじ登って暗殺をしていくという本作は,技術やゲームプレイの点で,今後日本でも大きく注目されることは間違いないだろう。

 

 世界一身軽な中年ことサム・フィッシャーによる,肉体派スパイの活躍を描いたスプリンターセルシリーズ最新作,「Splinter Cell:Double Agent」。Ubisoftブースには,Xbox 360版ではあるが本作のプレイアブル版が展示されており,会場を訪れたスニーク派っぽい人々の心をわしづかみにしていた。愛娘サラを失い,ますます近寄りがたくなった男の生き様をとくとご覧あれ。

 

 7月に制作発表が行われたばかりの「Team Fortress 2」の,より具体的な情報が公開された。1999年に発表された初期Team Fortress 2は,時期が早過ぎたために他社の追随を許してしまったが,アメリカのアニメ映画のようなカートゥーンで生まれ変わった本作は,コミカルな動きながらも「Team Fortress Classic」のスピリットは失っていない。2007年2月のリリースを前に,FPSファンは大きな盛り上がりを見せているようだ。

 

 EA Mythicの「Warhammer Online: Age of Reckoning」はアメリカだけでなく,ここドイツを含むヨーロッパでも期待のタイトル。ブースには連日のように長い列ができ,その注目度の高さを物語っている。そんなわけで,我々も負けずにプレイし,さらに関係者にいろいろ話を聞いてきたので,ここにお伝えすることにしよう。DAoCの最新拡張パックについても最後にちょっとだけふれているので,ぜひチェックを。

 

 ビジネスセンターのSOEブースで,期待のMMORPG「Vanguard」の実演デモをE3 2006に引き続き見せてもらえた。船や家などのトレードスキルに関係するもの,キャラクターメイキングについてなど,今回はかなり広範囲にわたって新要素を解説してもらえたうえに,早くも「日本展開」に関する非常に前向きな情報まで聞かせてもらえた。首を長く待っているファンは,必読だ。

 

 オランダを拠点にする新興デベロッパ Spellborn Internationalが開発中のMMORPG「The Chronicle of Spellborn」が,会場の一角で展示されていた。ダークファンタジーな世界でモンスターと戦ったり,クラフティングに精を出したり,また過去の文明の謎を解き明かしたりしながらゲームを進めていくことになるという。まもなくオープンβになるとのことで,ドイツでは初の公開になった。

 

 アメリカのTurbine Entertainmentによって開発が進められる「The Lord of the Rings Online: The Shadow of Angmar」は,ヨーロッパ圏ではイギリスのCodemastersによってプロデュースされることとなり,今回のGC 2006会場では,βテストへのサインアップも行われていた。会場である程度プレイできたので,今回はキャラクターメイキングを中心にレポートしてみよう。

 

 RTSファンの期待を集める「Command & Conquer 3: Tiberian Wars」が,ついにプレイアブルな状態で出展された。会場で見られたのは,実際に開発者がプレイしてのデモだったが,やはりRTSの大家だけあって,相当な実力を秘めている模様。オンラインモードも完全サポートする予定で,かなり注目されてもよい作品の一つであると確信した。

 

 長い歴史を持つFlight Simulatorシリーズの最新作,「Flight Simulator X」がMicrosoftのブースで公開されていた。すでにデモ版もリリースされているので,プレイした人も多いと思われるが,GC 2006会場でも,フラシム好きのドイツ人達がひきもきらずブースに訪れ,勝手気ままな飛行を,あるいはフライトプランに基づく精密な飛行をじっくりと試していたのだ。

 

 年々ファンを増やしてきたElectronic Artsのレーシングアクション「Need for Speed」。新作「Carbon」でプレイヤーは,久々にドリフトを強調した,緊張感あるレースを楽しめることになりそうだ。本作のキャンペーンモードは,三つのグループを統一するために故郷パラマウント・シティで主人公が活躍するという内容。クルーメンバーの採用など目新しい機能の多い,2006年秋期待の一作である。

 

 ロシアのBuka EntertainmentがGC 2006会場で初公開した「Collapse」は,荒廃した地球を背景に,主人公がある秘密を追って戦いを続けるというアクションゲーム。今のところ,開発はごく初期の段階で,実際に動くバージョンはなかったが,紹介されたムービーを見る限り,かなり期待できるタイトルに思えた。

 

 人類史上最大規模の海上権闘争,太平洋戦争を「アクション」「ストラテジー」の両面から再現した意欲作「Battlestations Midway」。マップ上に存在する全兵器を操作可能で,ときに戦闘機,ときに戦艦を操りながら困難な作戦を遂行していく本作のプレイアブルバージョンが,Eidos Interactiveブースに出展されていた。じっくり腰を据えて遊びたいゲームだが,とりあえずちょこっとだけ遊んでみた感想をお伝えしたい。

 

 世界的な人気を誇るMMORPG「World of Warcraft」を開発するBlizzard Entertainment。同社は,王座を守るべく準備中の拡張パック第一弾,「The Burning Crusade」のプレイアブルデモをGC 2006の会場に送り込んできた。ドレイネイとブラッドエルフという二つの新種族を追加し,よりPvPも楽しめるようになりそうだ。

 

 「ファンタジーをテーマにしたMMORPG」と聞いて,わあ新鮮! と感じる人は少ないだろう。しかし,GC 2006会場に(ほぼ)プレイ可能な状態で展示されていた「Age of Conan: Hyborian Adventures」は,ヒロイック・ファンタジーを描いたMMORPGながら,個性的なゲームシステムと,アクションゲーム顔負けの迫力を持つ,普通じゃないMMORPGになりそうなのである。

 

 Eidos Interactiveのオープンワールド型アクション「Just Cause」は,主人公の破天荒なアクションの数々が,この手のゲームにしては珍しく「もっさりしていない挙動」のおかげで,非常にスピーディで気持ちよく展開される。1024平方マイルにも及ぶという広大な空間の中で,スピード感あふれる大暴れを体験しよう。

 

 開拓シムであるAnnoシリーズの最新作「Anno 1701」は,人々が暮らしやすい環境を構築しながら,自国を発展させていくという箱庭系ゲーム。ここでは,2006年5月に取材したバージョンでは実装されていたなかった“文明”の存在や,あらたに加えられた敵国の攻撃方法などにスポットを当てて紹介しよう。

 

 すでに多くの4Gamer読者が,GC 2006特集で紹介したValveの新作「Half-Life 2: Episode 2」プレイ&トレイラームービーをご覧になったことだろう。この記事では,公開されたこれらのムービーをもとに,ストーリーや技術面を掘り下げてみたい。開発の遅れが伝えられるEpisode 2の登場が,待ち遠しくなるばかりである。

 

 シンプルな操作で,初心者でも簡単に遊べるテニスゲームとして人気のアーケードゲーム「パワースマッシュ3」のPC版が開発されているようだ。日本での発売予定はいまのところないようだが,ドイツでは2007年2月に「Virtua Tennis 3」というタイトル名で発売される。

 

 GCのセガブースでは,歴史RTSの期待作「Medieval 2: Total War」プレイアブル展示されていた。本作の特徴は,ヨーロッパ大陸からアフリカ大陸北部にかけてと,インド北部,そしてアメリカ大陸をも含む広大な範囲がカバーされている点。また,グラフィックス面やシステム面でもさまざまな改良が行われている。ストラテジーファン待望の本作をプレイできたので,その印象をお伝えしよう。

 

 ドイツのパブリッシャ dtp entertainmentが,'90年代にアドベンチャーゲームで名を馳せた開発者Jane Jensen氏を迎えて制作中の「Gray Matter」の記者発表会を行った。もちろんジャンルはアドベンチャー。dtp entertainmentも,ドイツ語圏内の40%以上のアドベンチャーゲームを扱っているパブリッシャだけに,期待が高まる組み合わせだ。

 

 ヨーロッパでは絶大な人気を誇る,フィギュアを用いたボードゲーム「Warhammer」の世界観をベースにした,期待の新作ストラテジー「Warhammer: Mark of Chaos」。ストラテジーでありながらも,資源管理は徹底的に省略し,その代わりにWarhammer本来の魅力である激しいバトルシーンを強調するというユニークな作品となっており,Warhammerが持つダークな世界感をみっちりと堪能できそうだ。

 

 「IL-2 シュトルモヴィク」シリーズでお馴染みのロシアの1C Companyが開発中の「Theatre of War」は,第二次世界大戦を舞台にしたRTSだ。特徴は,徹底取材による歴史の再現。細かいディテールまで再現された戦車が入り乱れて戦う迫力ある戦場は,ストラテジーファンだけでなく,戦車好きにもアピールするかもしれない。

 

 ドイツを中心とした開発チームからなるAcony Gamesが,Unreal Engine 3.0をライセンスしてストラテジックなFPS「Parabellum」を開発中だ。ニューヨークの街並みを再現した都市型マップの中で,6人制クランがテロリストもしくはデルタフォースに分かれて戦う。失敗すればニューヨークが核爆破してしまうことだってあり得るという,かなり過激な描写も見られる作品である。

 

 1992年に発売された「Alone in the Dark」は,サバイバルホラーというジャンルを打ち立てたと言われている名作ゲーム。その後,続編3作が発売されているがそのたびに人気を落としており,正直もう続編はないだろうと思っている人が多い中で発表されたのが,この「Alone in the Dark 2007」だ。まだまだ詳細が明かされていない本作が,一体どのようなゲームになるのか,そんな疑問を直接プロデューサーぶつけてみた。

 

 11月のリリースが迫る,「シミュレーションの父」ことシド・マイヤー(Sid Meier)氏の最新作「Sid Meier's Railroads!」が,β直前版としてGC 2006の2K Games商談ブースで公開されていた。Sid Meier's Railroads!は,往年の名作「Railroad Tycoon」の遺伝子を受け継ぎながらも,最近のFiraxis Games作品に多い,大人から子供までに広くアピールできるような作品として制作されている。

 

 「自分の城を建築し,敵の侵攻に備える」というマゾ系シミュレーションゲーム(?)Strongholdシリーズも,新作「Stronghold Legends」で第4作を迎え,これまで歴史に忠実だった作風を,一気にファンタジーものへと昇華させた。10月のリリースを前に,すでにプレイアブルデモもリリースされたが,なかなか期待できそうな仕上がりになっている。

 

 EUへのアプローチも強く押し進めるNCsoftは,ここドイツのゲームショウ「GC」で,自社の作品「Guild Wars」の世界大会を開催する。台湾に続き,二度めの開催だ。賑やかになる前に一度会場を見ておこうと思って向かったら,そこにいたのは「The Last Pride」の面々。バタついてるところ,ちょっとだけ時間をもらって話を聞いてみた。

 

 E3 2005で絶賛されたTHQの「Company of Heroes」も,いよいよ海外での発売まで約20日と迫った。カメラを思いっきりクローズアップしても緻密さが保たれる,豪勢なグラフィックスがひときわ目を惹く本作。しかしヘビーなRTSファンや,洋ゲーマニアにしか興味を持ってもらえないのではつまらない。少しでも気になっていたという人は,序盤のミッション内容から本作に近づいてほしい。

 

 E3 2006に続いて,このGC 2006でも,話題のマルチプレイFPS「Battlefield 2142」のプレイアブル展示が行われていた。E3版よりバージョンが進み,より製品版に近い状態になっているため,遊び応えは十分。かねて疑問だったあんな新兵器やこんな新システムを心ゆくまでチェックできたのである。楽しいなぁ……いや,こう見えても仕事なんですよ。

 

 E3 2006に続き,またもや行列を耐えたもののみが観られるシアターでの公開となった,MIDWAYの「Stranglehold」。あのジョン・ウー映画が醸し出す独特の世界観を,チョウ・ユンファのモデルで再現したアクションシューティングゲームだ。ただの風変わりなキャラゲーかと思いきや,実は技術的に恐るべき見どころを秘めた作品だったのである。

 

 Microsoftブースの「Games for Windows」スペースに,Flagship Studiosの「Hellgate: London」が割と無造作にプレイアブル出展されていた。本作の出展は,もはや珍しいものでもないが,今回はせっかくの機会ということで,とりあえず最初のボスを倒すところまでをじっくりプレイしてみた。その様子をレポートするので,ゲームの流れをつかみとってほしい。

 

 アル・パチーノ主演映画「スカーフェイス」の「その後」を描いた,期待のオープンワールド型クライムアクション「Scarface: The World is Yours」が,Vivendi Gamesブースでプレイアブル出展されていた。プレイステーション2版ではあったが,オープニングからのプレイが可能だったので,早速どのようなゲーム展開が待っているのか調査してみた。トニー・モンタナファンは要チェック!

 

 Take-Two Interactiveのゲームブランド2K Gamesの中で,現在最も注目されているソフトが,Irrational Gamesが開発中の「BioShock」である。BioShockは,2001年のカルト的ヒット作「System Shock」の精神的な後継ソフトとして開発されており,アクションそのものよりもサスペンスで心理的に引き込んでいくストーリーが魅力な作品となりそうだ。この本作について,ボストンにあるIrrational Gamesでアソシエイト・プロデューサーを務めるジョー・フォールスティック(Joe Faulstick)氏に,いろいろと聞いてみた。

 

 比較的ゆったりした雰囲気のドイツのゲームショウ「GC」では,そこらを普通にフラフラしている有名どころの開発者にバッタリ出くわすことも多い。会場のド真ん中で出会うとさすがに難しいが,比較的静かな場所ならば,話に付き合ってくれることもある。今回のビル・ローパー氏もそんなパターンだが,そのときの3分程度の雑談をお伝えしよう。

 

 さまざまな施設を建設し,人々が暮らしやすい環境を作り街を発展させていく。ここだけ抜き出すと,あまり珍しくないタイプのゲームと思われても仕方がない「The Guild 2」。だが本作は,“神の視点”でのプレイではなく,あくまでも一個人/一般市民の視点で街を発展させていくという特徴があるのだ。ここではどうやって目的を達成していくかに注目しつつゲーム全体の紹介をしよう。

 

 フランスの雄Ubisoft Entertainmentが,GC 2006においてプレスカンファレンスを開催し,シリーズ最新作となる潜水艦シム「Silent Hunter 4: Wolves of the Pacific」の制作を発表した。また,このほかにも期待される「Brothers in Arms: Hell's Highway」や「Dark Messiah of Might & Magic」の進展状況も報告し,会場を埋めたプレス関係者をわかせていた。

 

 「Enemy Territory: Quake Wars」が,プレイアブルな状態でActivisionブースに展示されていたので,早速テストプレイをしてみた。DOOM 3エンジンを利用したハイクオリティな画質に加え,対戦をキャンペーン制にすることで,これまでの同シリーズにはなかった面白さが付け加えられている。発売は2007年に延びてしまったが,今から非常に楽しみなFPSであるのは間違いなさそうだ。

 

 シリーズ累計で150万本の売り上げを記録したシングルRPG,Gothicシリーズ最新作「Gothic 3」。本作は,選択肢をできる限り増やして自由度を高め,プレイヤーがゲームを遊びながら現実感を感じられるように開発しているという。どのような工夫を用いてリアルさを表現しているのかに注目しつつ,紹介しよう。

 

 このところPCゲームにも力を入れている様子のMidway Gamesが,GC 2006で同社が主催するプレスカンファレンスにおいて,最新ラインナップを発表した。「Unreal Tournament 2007」がプレイステーション3にも,「Stranglehold」がPCにも投入されるという。さらに,これまで未発表のプロジェクトの発表もあった。

 

 GC 2006のElectronic Artsブースでは,「ザ・シムズ2」の最新データセット「The Sims 2 Pets」がプレイアブル展示されていた。本作はタイトル通り,シムズ2の世界で,犬や猫,小鳥やハムスターなどを飼える,というものだ。GC会場にまでペットを連れてくるほどペット好きとして知られるヨーロッパの人々には大うけのご様子である。

 

 おそらく,プレイアブルで大々的に展示されるのはこのCG 2006が始めてと思われる「Crysis」のマルチプレイモード。当然ながらプレイして話を聞いてきたので,それをレポートしよう。迫力あるグラフィックスとエフェクトが注目される本作だが,マルチプレイはシングルとはいささか違った雰囲気のゲームになっているようだ。

 

 RPGの原点と言われているテーブルトークRPG「Dungeons & Dragons」をベースにして好評を博した「Neverwinter Nights」の続編,「Neverwinter Nights 2」。開発会社が変わっていることもあり,ファンにとっては,前作とどこが変わっているのか気になるところだろう。実際の操作感などを含め,前作との変更点にスポットを当てて紹介しよう。

 

 Vivendi Gamesブースでプレイアブルバージョンが公開されていた「Eragon」は,同名の映画をゲーム化したタイアップ作品。本作は,邪悪な王によって暗黒の時代を迎えた世界を舞台に,わずか三つを残すのみとなったドラゴンの卵の一つを見つけた少年エラゴンが,彼を導く導師ブロム,そして生まれたばかりのドラゴンと共に,邪悪な王に立ち向かうという剣戟アクションだ。

 

 ドイツの新興ゲーム企業10Tacleが,Games Convention初日にプレスカンファレンスを行い,アジア地域への投資の充実や中国のオンラインゲーム会社9Youとの業務提携を発表した。ヨーロッパ地域のゲーム会社が,ここまで積極的なアジアでの展開を行うのはまれで,ドイツのオンラインゲーム産業が一機に活発化することもあり得る,興味深いニュースである。

 

 中東や中央アジア,バルカン半島などの,情勢が不安定な地域を舞台に繰り広げられる,リアリティあふれる現代戦を描いたRTS「Joint Task Force」。世界各国の実在する現代兵器が繰り広げる過激な戦闘,PhysXにも対応した物理演算処理などが特徴の作品だ。まだ日本ではあまり知られていない本作を,Vivendi Gamesのブースに展示されていた本作のプレイアブルデモの内容からお伝えしていこう。

 

 GCDC 2006で基調講演を終えたピーター・モリニュー氏に,久々に話を聞く機会が得られた。ここ数年は,「Fable」「Black & White 2」「The Movies」といった話題作が集中的にリリースされ,Lionhead Studiosもマイクロソフトに買収されたことで,Microsoft Game Studiosの一部門として,よりゲーム制作に集中できる環境が整ったといえよう。今,ゲーム業界のカリスマは,次世代のゲームデザインをめぐって何を思うのか?

 

 以前E3 2006の記事でもお伝えしたように,ヨーロッパを代表するゲーム開発者の一人,Peter Molyneux氏率いるLionhead Studiosが,Microsoftに買収されることになった。これまでのように“独立ゲーム企業の雄”ではなくなってしまうが,モリニュー氏自身が資金繰りやマネージメントに血まなこになることなく,今後は開発に一層身が入りそうな気配。いつも前を向いて突っ走り続ける彼の“次の作品”では,どんな驚きが待ち受けているのだろうか?

 

 ドイツ連邦共和国のライプチヒで行われるゲームショウGames Convention 2006。その開幕に先立ち,会場のライプチヒ・メッセでは,ゲーム開発者を対象とする会合GCDC(Games Convention Developers Conference)が,8月21日から23日までの間開催されている。Stormfront Studiosのドン・ダグロウ氏による,GCDCの基調講演から,GCDCの模様を順次レポートしよう。

 

 歴史RTS Total Warシリーズ最新作「Medieval 2: Total War」のスクリーンショット24点を掲載した。大軍の中にいる兵士1体1体の,兜や鎧などが微妙に異なっている見て取れるなど,ディテールを確認できる画像が多い。前作にくらべてさらに自然な描写となったのが分かるだろう。

 

 箱庭系ストラテジー「Anno 1701」の,自然災害に特化したプロモーションムービーを,4Gamerにアップした。
 ムービーでは,街が火山の噴火と竜巻に襲われるシーンが収録されており,家屋などが次々と破壊されていく。決して自分の街では起きてほしくない事態ではあるが,逃げまどう住民や燃えさかる建造物などの様子から,グラフィックスのクオリティの高さが垣間見られる。

 

 以前掲載した「Half-Life 2: Episode 2」の直撮りムービーの高解像度版を4GamerにUpした。これは,本作のパブリッシャであるElectronic Artsのクローズドブースでメディア向けに公開されていたもので,内容はインゲームの戦闘シーンと,プロモーションムービー。高解像度なので,破壊されるオブジェクトの様子や戦闘シーンの詳細がよりよく分かるはずだ。

 

 ヒストリカル3D RTS,Total Warシリーズ第4弾「Medieval 2: Total War」のプロモーションムービーを4Gamerにアップした。ムービーは今まさに城を攻めるという場面から始まり,場内になだれ込む歩兵の姿などが描かれている。本作の特徴である,数千人規模で繰り広げられる大規模な戦闘の一端を確認できる内容だ。