4Gamer:
ちなみに木屋さんご自身は,いまでもゲームをプレイしていらっしゃるんですか?
木屋氏:
最近ではずっとオンラインゲームをプレイしていますね。
4Gamer:
おっと,4Gamerとして,それは聞き捨てなりませんね。タイトルを教えてもらえますか?
木屋氏:
一番長くプレイしているのは「フリフオンライン」です。もう,かなりやり込んでいますよ。フリフオンラインのことなら,なんでも聞いてください(笑)。
フリフオンライン! 空を飛べることがウリのMMORPGですね。……まさかこれほど4Gamer的に身近な名前が出るとは(笑)。フリフオンラインのどういった部分に魅力を感じているんですか?
うーん,少しシステム的な話になってしまうんですが,クライアントがとにかく軽いというところが,個人的には気に入っている点ですね。プログラミングが分かる人が見たら,みんな口を揃えて「凄い!」って言うんじゃないかな。あの技術力は,凄いと思います。
やはり,どうしてもプログラマー視点で見てしまうところがあるというわけですね。
オンラインゲーム以外でも,何かプレイしていますか?
いや,最近はもう,オンラインゲームだけですね。世間的には次世代機の話題で盛り上がっていますが,私はもう,オンラインじゃないと物足りなくなってしまいました。プレイステーション2以降は,ゲーム機を買っていないくらいです。
では,ゲームはもっぱらPCでプレイされるわけですね。
ええ,もちろんそうです。
PCゲーム専門のニュースサイト4Gamerとしては,非常に心強いお言葉です(笑)。では,フリフオンラインのほかに,何か気になっているタイトルはありますか?
ソーサリアンオンラインはもちろんですが,オンラインゲームは一通り見ていますね。「ミュー 〜奇蹟の大地〜」「RF online」「マビノギ」,それと「ラグナロクオンライン」なども,一時期はプレイしていました。
いま名前が挙がったタイトルは韓国系のものが多いですが,韓国系を中心にプレイされているんですか?
必ずしもそういうわけではありませんが,日本に入ってくるMMORPGだと,どうしても韓国系が多いですからね。
なるほど,それもそうですね。
では「Lineage」以前,つまり韓国系のオンラインゲームが日本を席巻する前はいかがでしたか?
前回木屋さんにお会いしたのは,大逆鱗IIIの頃だと記憶しているのですが,ちょうどその頃に「Diablo」が世に出て,続いて「Ultima Online」「EverQuest」が登場し,オンラインRPG/MMORPGというジャンルが確立しましたよね。
木屋氏:
Diabloは,かなりやり込みました。会社の昼休みには,みんなでDiablo大会といった調子でした(笑)。
あの頃は,我々ゲームメディアはもちろん,ゲームメーカーさんも,どこもそんな感じだったようですねぇ。
そうですね。その後は,Ultima Onlineもちょっとプレイしたんですが,雰囲気が合わなくてすぐにやめてしまったんです。当時は日本人狩りというのがあって,すぐに殺されてしまったり,といったこともありましたし。
サービス開始当初は殺伐としていましたよね。
はい。そこで少しブランクもあったのですが,ミューあたりから,またかなり本格的にオンラインゲームで遊ぶようになりました。
では,そんな木屋さんが現代のMMORPGを見ていて,もっとここをこうしてほしいと感じる部分はありますか?
これはゲームによると思いますが,運営会社がプレイヤーのほうを向いていないんじゃないかと感じるときがあります。実際,どこまでできるのかという問題はあるでしょうが,プレイヤーをもっと楽しませる運営を行ってもらいたいですね。
大切なのは,プレイヤーに“運営の顔が見える”ということです。ただプログラム任せのイベントを行うのではなく,運営の顔が見えれば,プレイヤーはただそれだけでもなんとなく楽しくなってくるものですよね。
なるほど,オンラインゲームをサービスとして見た場合,向こう側にいる人間の存在というのは,重要ですものね。当然,顔が見えないと不安になります。
ちなみに,これはいい運営だと感じたタイトルがあれば,ぜひ教えてください。
GMイベントなどもかなり頻繁に行っていますし,ソーサリアンオンラインの運営は,すごく頑張っていると思います。あと,「ローズオンライン」でやっていた盆踊りイベントも楽しかったですね。年に何度もできるイベントではありませんが(笑)。
逆に,とあるほかのゲームで,酷いGMイベントを経験したこともあります。それは,GMがどこにいるのか分からなくて,プレイヤーが大勢でワーワー言いながら走り回って,気がついたら終わっていた,みたいな。こんなイベントじゃ,楽しめませんよね。
そうですね。そういう意味では,ローズオンラインの盆踊りも,運営の顔が見えるイベントだったと思います。
いまソーサリアンオンラインが行っている初心者講習会とか,GMと一緒にダンジョンを探検するといったイベントは,まだ膨大なプレイヤー数を抱えていないからこそできることだとは思いますが,これからもこういった“顔”が見えるイベントを頻繁に行ってくれると嬉しいですね。
GMが初心者のサポートを行ってくれたりすると,プレイしたばかりの人にとってはありがたいですよね。
対象は初心者だけに限りませんが,とくに,プレイを始めたばかりの人のフォローは大事です。どうしても,知り合いがあまりいない状態ですからね。人件費の問題などもあって難しいとは思いますが,そんなときにGMがどこかでイベントを行ってくれていれば,それも誰かと知り合いになるきっかけとなりますよね。
どうしても,GMが警察官みたいになってしまっているゲームが多いじゃないですか。GMが来たら,何か不正を行っているんじゃないかとか。そうではなくて,GMが遊び友達になってくれるような雰囲気を作っていってほしいですね。
一番長くプレイしているのは「フリフオンライン」です。もう,かなりやり込んでいますよ。フリフオンラインのことなら,なんでも聞いてください(笑)。
4Gamer:
フリフオンライン! 空を飛べることがウリのMMORPGですね。……まさかこれほど4Gamer的に身近な名前が出るとは(笑)。フリフオンラインのどういった部分に魅力を感じているんですか?
木屋氏:
うーん,少しシステム的な話になってしまうんですが,クライアントがとにかく軽いというところが,個人的には気に入っている点ですね。プログラミングが分かる人が見たら,みんな口を揃えて「凄い!」って言うんじゃないかな。あの技術力は,凄いと思います。
4Gamer:
やはり,どうしてもプログラマー視点で見てしまうところがあるというわけですね。
オンラインゲーム以外でも,何かプレイしていますか?
木屋氏:
いや,最近はもう,オンラインゲームだけですね。世間的には次世代機の話題で盛り上がっていますが,私はもう,オンラインじゃないと物足りなくなってしまいました。プレイステーション2以降は,ゲーム機を買っていないくらいです。
4Gamer:
では,ゲームはもっぱらPCでプレイされるわけですね。
木屋氏:
ええ,もちろんそうです。
4Gamer:
PCゲーム専門のニュースサイト4Gamerとしては,非常に心強いお言葉です(笑)。では,フリフオンラインのほかに,何か気になっているタイトルはありますか?
木屋氏:
ソーサリアンオンラインはもちろんですが,オンラインゲームは一通り見ていますね。「ミュー 〜奇蹟の大地〜」「RF online」「マビノギ」,それと「ラグナロクオンライン」なども,一時期はプレイしていました。
4Gamer:
いま名前が挙がったタイトルは韓国系のものが多いですが,韓国系を中心にプレイされているんですか?
木屋氏:
必ずしもそういうわけではありませんが,日本に入ってくるMMORPGだと,どうしても韓国系が多いですからね。
4Gamer:
なるほど,それもそうですね。
では「Lineage」以前,つまり韓国系のオンラインゲームが日本を席巻する前はいかがでしたか?
前回木屋さんにお会いしたのは,大逆鱗IIIの頃だと記憶しているのですが,ちょうどその頃に「Diablo」が世に出て,続いて「Ultima Online」「EverQuest」が登場し,オンラインRPG/MMORPGというジャンルが確立しましたよね。
・Diablo
世界中で大ヒットした「Diablo」。いわゆる“洋ゲー”が苦戦しがちな日本さえも例外ではなく,英語版しか存在しないというのに,PCゲーム雑誌のランキング1位に輝いたこともあるほど。4Gamer編集部にも元中毒者多数
Diabloは,かなりやり込みました。会社の昼休みには,みんなでDiablo大会といった調子でした(笑)。
4Gamer:
あの頃は,我々ゲームメディアはもちろん,ゲームメーカーさんも,どこもそんな感じだったようですねぇ。
木屋氏:
そうですね。その後は,Ultima Onlineもちょっとプレイしたんですが,雰囲気が合わなくてすぐにやめてしまったんです。当時は日本人狩りというのがあって,すぐに殺されてしまったり,といったこともありましたし。
4Gamer:
サービス開始当初は殺伐としていましたよね。
木屋氏:
はい。そこで少しブランクもあったのですが,ミューあたりから,またかなり本格的にオンラインゲームで遊ぶようになりました。
4Gamer:
では,そんな木屋さんが現代のMMORPGを見ていて,もっとここをこうしてほしいと感じる部分はありますか?
木屋氏:
これはゲームによると思いますが,運営会社がプレイヤーのほうを向いていないんじゃないかと感じるときがあります。実際,どこまでできるのかという問題はあるでしょうが,プレイヤーをもっと楽しませる運営を行ってもらいたいですね。
大切なのは,プレイヤーに“運営の顔が見える”ということです。ただプログラム任せのイベントを行うのではなく,運営の顔が見えれば,プレイヤーはただそれだけでもなんとなく楽しくなってくるものですよね。
4Gamer:
なるほど,オンラインゲームをサービスとして見た場合,向こう側にいる人間の存在というのは,重要ですものね。当然,顔が見えないと不安になります。
ちなみに,これはいい運営だと感じたタイトルがあれば,ぜひ教えてください。
木屋氏:
GMイベントなどもかなり頻繁に行っていますし,ソーサリアンオンラインの運営は,すごく頑張っていると思います。あと,「ローズオンライン」でやっていた盆踊りイベントも楽しかったですね。年に何度もできるイベントではありませんが(笑)。
逆に,とあるほかのゲームで,酷いGMイベントを経験したこともあります。それは,GMがどこにいるのか分からなくて,プレイヤーが大勢でワーワー言いながら走り回って,気がついたら終わっていた,みたいな。こんなイベントじゃ,楽しめませんよね。
4Gamer:
そうですね。そういう意味では,ローズオンラインの盆踊りも,運営の顔が見えるイベントだったと思います。
木屋氏:
いまソーサリアンオンラインが行っている初心者講習会とか,GMと一緒にダンジョンを探検するといったイベントは,まだ膨大なプレイヤー数を抱えていないからこそできることだとは思いますが,これからもこういった“顔”が見えるイベントを頻繁に行ってくれると嬉しいですね。
4Gamer:
GMが初心者のサポートを行ってくれたりすると,プレイしたばかりの人にとってはありがたいですよね。
木屋氏:
対象は初心者だけに限りませんが,とくに,プレイを始めたばかりの人のフォローは大事です。どうしても,知り合いがあまりいない状態ですからね。人件費の問題などもあって難しいとは思いますが,そんなときにGMがどこかでイベントを行ってくれていれば,それも誰かと知り合いになるきっかけとなりますよね。
どうしても,GMが警察官みたいになってしまっているゲームが多いじゃないですか。GMが来たら,何か不正を行っているんじゃないかとか。そうではなくて,GMが遊び友達になってくれるような雰囲気を作っていってほしいですね。