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［韓国ゲーム事情＃716］Blizzard，韓国で「StarCraft II」を発表
Kimの韓国最新PCゲーム事情＃716
Blizzard Entertainment，韓国で「StarCraft II」を発表（2007/5/19）
Text by Kim Dong Wook特派員
Blizzard Entertainmentは本日5月19日，韓国 ソウルのオリンピック競技場で開催した“2007 Blizzard Worldwide Invitational”（以下，WWI）で，多くのゲーマー達の予想どおり（関連記事），「StarCraft II」の開発を発表した。
午後2時から始まったWWIには，会場となったオリンピック体操競技場（1万5000人を収容できる）の3分の2が埋まるほどの人が集まった。100人を超える同社のVIP，そして全世界からの400人以上のプレス関係者達も参加しており，同社の新作発表への関心の高さがうかがえた。
Mike Morhaime氏
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そして午後3時頃，Blizzard社長のMike Morhaime氏がステージに登場，StarCraft IIを開発中であることを明らかにした。彼はまず，韓国の人々が，同社のゲームを熱狂的に遊んでくれていることに感謝した。「ゲームのイベントで，このような大きな規模の競技場をいっぱいにできるのは，全世界で韓国だけでしょう。この新作を発表する場について社内で会議を行ったさい，韓国とすることに，全員が賛成しました」と話し，観客から大きな拍手を浴びていた。
続いて登壇したのは，StarCraft IIのリードデザイナー，Dustin Browder氏。氏は同作のデモムービーとプレイムービーを上映しながら，ゲーム内容の詳細を解説した。3Dエンジン＆物理エンジンを搭載した同作は，2Dであった前作と比べて見た目がハデになったのは当然として，ゲームの自由度も増しているという。
公開されたプレイムービーでは，前作と同じTerran，Protoss，Zergの3種族が登場しながらも，まったく新しいユニットやスキルも確認できた。例えばProtossでは，“母船”と呼ばれる宇宙基地のような非常に強力なユニットが登場する。これは特殊なユニットで，使い方によっては，一発逆転を狙えるとのこと。Terranには，Marineのアップグレード版とも言えそうな“強襲兵”が追加されており，特殊な装置で空を飛び，丘の上など高いところにいる敵とも戦えるという。そしてZergでは，Zerglingユニットが自爆可能になったなど，既存のユニットの強化も図られているようだった。
同発表会に参加した人の多くは，ついに姿を見せたStarCraft IIのクオリティに満足していたようで，誰もが，今作もまた韓国市場で大ブームとなるだろうと予想していた。
さて，同作の発売時期や，前作同様にパッケージで販売されるのか，オンラインを利用したダウンロード販売になるのかなど，ゲーム内容以外の部分では，ほとんど具体的な発表はなかった。しかしムービーを見る限り，本作の完成度はすでにかなり高く，発売までそれほど時間がかからないのではと期待させた（かなり早い時期に発売されるという噂もあるが，あくまで噂なので期待のしすぎは禁物だろう）。
なお，同社が韓国の流通会社とすでに接触しているという情報もある。4Gamerでは引き続き本作の動向を追っていくので，続報をお楽しみに。
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