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Red 5 Studiosに，Tribesの開発者Scott Youngblood氏が参加
詳細が一切不明のMMOゲームを開発中とされる，Red 5 Studiosに新メンバーとしてScott Youngblood氏が加入した。
Scott Youngblood氏は，Sony Computer Entertainment Americaにおいて，コンシューマ機向けゲーム「Syphon Filter: Dark Mirror」のリードマルチプレイデザイナーを務めていた人物で，過去には「Starsiege: Tribes」「Tribes 2」「Majestic」といったゲームの開発に携わってきたベテランだ。
カリフォルニアに本拠を置くRed 5 Studiosは，2005年に設立された新しい会社だ。パブリッシャであるVivendi Gamesがゲーム開発に大きく介入するようになった，Blizzard Entertainmentの体制に反発したMark Kern氏，William Petras氏，Taewon Yun氏ら3名が，スポンサーの影響を受けない「チームを中心とした開発」を目指して起業したスタジオである。
「World of Warcraft」の開発チームリーダーだったKern氏，アートディレクターであったPetras氏，そしてElectronic Artsでローカライズ・エンジニアとして活躍したYun氏と，WoW開発の主要メンバーやベテランのエンジニアが集結したデベロッパだけに，新作には期待が集まっている。
とはいえ，ベンチャーキャピタルから1850万ドル（約22億円）の投資を受けてMMOタイプの新作を開発しているとか，Offset Softwareの「Offset Engine」をライセンスしたとかいう噂だけはいろいろと伝わってくるものの，果たしてどのようなゲームを開発しているのかはまったく表に出てこない“謎のゲームデベロッパ”でもある。
今回，Scott Youngblood氏が加入したことで開発に一弾とはずみがつくと思われ，どのようなゲームが登場してくるのか，期待は膨らむばかりだ。（朝倉哲也）
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