Kimの韓国最新PCゲーム事情＃686
「マビノギ」の外伝は，Sourceエンジンを採用しdevCAT Studioが開発中（2007/4/2）
Text by Kim Dong Wook特派員
Nexonは，傘下のdevCAT Studioが開発中である，「プロジェクト英雄伝」（仮）の情報を公開した。本作は，エリンと呼ばれる世界を舞台とするMMORPGで，「マビノギ」と共通の世界観が使用される。また，同社は「Half-Life 2」などで使用されているSourceエンジンを本作に採用すると発表した。
Sourceエンジンが採用されていることからも分かるように，本作はアクションに力が入れられており，モンスターの手足を引っ張るといったことができる“ハンドアクション”という，独特のシステムが企画されている。また，ダンジョン内のほとんどが破壊できるだけでなく，その破片を拾って敵にぶつけるといったことが可能だ。そのほかにも，身に着けている鎧が部分的に壊れていくといったフィーチャーも実装されるなど，随所にSourceエンジンの特徴が生かされるという。
マビノギに携わっていたKim Dong Gun氏や，Sonnoriで「WhiteDay」を開発した経験を持つLeeEun Seok氏などが関わっていることなども，本作が注目を集めている理由の一つ。
本作のプロデューサーを務めるKim Dong Gun氏は，本作の仕様に合ったエンジンを探し，さまざまな検証を行った結果，Sourceエンジンの採用を決断したという。FPSなどでその力を発揮しているグラフィックスエンジンを，MMORPGでどのように生かしていくのか，開発者達の手腕に注目だ。
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