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[E3 2006#014]「Unreal Tournament 2007」,新たな搭乗型兵器も続々登場!
2006/05/11 20:13
 史上初めて「Unreal Engine 3」を採用したゲームとして,そして何より高い競技性を持つスポーツ系FPSとして期待されているEpic Gamesの新作,「Unreal Tournament 2007」(以下,UT2007)。今回のE3では,Midwayブースの特設シアターにおいて,小出しながらも興味深い情報がいくつか公開された。

 今回は,デザイナーのジム・ブラウン(Jim Brown)氏がデモプレイを行いながら解説をするという形式。なお,ブラウン氏が使用したキャラクター以外はすべてBotで,UT2007に登場するチームの中から,The AxonNecrisが使用された。
 Necrisは,オリジナルの「Unreal Tournament」に登場したエイリアン種族だ。このように,UT2007にはブラウン氏の言葉を借りると“原点回帰”とでも言うべき,オリジナル作品からの引用が少なくない。この背景には,新しいゲームエンジンへの対応が優先事項であるため,前作「Unreal Tournament 2004」(以下,UT2004)ほどの新マップを用意できないという判断から,第一作のコンテンツを最新グラフィックスで復活させることで,かつてのファンにアピールしようという狙いがあるようだ。Necris以外にも,KrallIron Guardなどもオリジナル作品以来の再登場となる。

 つい先ほど,UT2007のマップ数が少ないというようなことを書いたが,これはあくまでUT2004と比較した場合の話で,現実には,物足りない数には決してならないとのこと。とくに,新しく開発されたConquestモードの場合,UT2004のOnslaughtモード用マップの3倍ほどの大きさになっている模様だ。
 今回のデモでは,Conquestモードで2チーム用の左右対称の屋外マップが使用され,ブラウン氏はThe Axonを使ってプレイを披露した。Conquestモードは,複数の目標がそれぞれのチームに用意されており,それを先に完遂したチームが勝つというルールだ。具体的には,パワーオーブを奪い合ったり,建物などを破壊したり,あるいは死守したりといった具合である。
 デモでは,実際のマップの半分ほどの広さの区域だけが紹介されたのだが,それでもかなり広大だ。そこで登場するのが,hoverboard(ホバーボード)である。これは,浮遊型のスケートボードのようなもので,各プレイヤーキャラクターにデフォルトで用意されている。いつでも使用可能で,岩山や砂地で疾走しながら,ちょっとした凹凸を利用してハイジャンプをしてみせるといった,アクロバティックな動きも可能だ。ただし,Epic Gamesのマーク・レイン(Mark Rein)氏によると,hoverboardの使用中は武器の使用は不可能とのこと。その使い勝手はともかく,前線への迅速な移動には利用価値が高そうだ。



「Unreal Tournament 2007」のリードデザイナー,ジェフ・ブラウン氏
 そして今回の目玉となったのは,Unreal Tournamentシリーズの特徴でもある,搭乗兵器の新型紹介である。まずは,The Axonの5人乗り巨大戦車Liviathan(リバイアサン)。Liviathanはターレットを頂点に配置した,巨大なバギーのような形状をした戦車で,パイロットのほかに前後2人分の砲台が載っている。もう一つは,Necrisの3足歩行型のロボットNecris Darkwalker。見た目は,「Half-Life 2」のストライダーのようで,それぞれの足が地形に合わせてグニャグニャと動く様や,真っ黒なボディカラーがなんとも異様であった。
 また,マルチプレイヤーモードにも,スクリプト化されたシーンが複数あり,チームの進行を阻むように岩石が崩れてくるといった,ゲームに悪影響を与えない程度で迫力のある演出が見られる。レイン氏が「業界一のBot AI」と言うように,そのようなイベントが発生するたびにBotが音声でなんらかの反応をするなど,マルチプレイヤーモードでも緊迫した戦場の様子が伝わってきた。
 現在のところ,UT2007はアメリカで第四四半期にリリース予定となっている。「Battlefield 2142」や「Enemy Territory: Quake Wars」といった未来志向のFPSが増える中,ファンも本作の価値を十分に味わえるはずだ。(ライター:奥谷海人)


Unreal Tournament 3
■開発元:Epic Games
■発売元:Midway Home Entertainment
■発売日:2007/11月中
■価格:N/A
→公式サイトは「こちら」

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http://www.4gamer.net/news/history/2006.05/20060511201328detail.html