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「グラナド・エスパダ」ゲーム内で行われた”プレスツアー”レポート
2005/10/20 14:39
アイテム販売NPCがいるリボルドウェ南フィールド。こちらも一般テスターで賑わっている
 昨日10月19日(水)から,MMORPG「グラナド・エスパダ」の第二次クローズドβテスト"Alliance"が実施されている。

 Allianceは,本作における重要な要素とされている政治システムの,根幹となる"党"(ギルドのようなもの)同士のトーナメント戦を中心に行われるテスト。このほかにも,AI機能,新マップ「テトラ遺跡」など,第一次テストにはなかった要素がいくつか実装されている。
 このトーナメント対抗戦についてのレポートは,4Gamer党を率いる"Gueed党首"にお任せするとして,ここでは取り急ぎ,最新画像を読者のみなさんにお届けするのを主目的に,昨日20時から行われた「戦場記者クラブ・インゲームプレスツアー」の様子をかいつまんでお伝えしよう。

 名前のとおりプレス向けに実施されたこのツアーでは,まずリボルドウェ市内の観光とNPCの解説が行われ,その後テトラ遺跡フィールド,さらにトーナメント用マップが紹介された。
 とはいえ,前半の市内観光はごくあっさりとした短いもので,メインはやはり新マップとトーナメント用マップの紹介。ツアーの最後には,自動的に振り分けられた「Granado」党対「Espada」党の模擬戦も楽しめ,わずか45分程度だったとはいえ,ボリューム感のあるツアーとなった。

ツアー開始までしばし待機中
 ではここからは,筆者が体験したことを順に書いていこう。
 まずは本ツアー専用に用意されたキャラクターでログインし,ロビーで待機(右の画像)。用意されていたのは各メディアの名前入りキャラクターだったが,当然一般テスターに混じってのプレイである。予定の時間になると,最初の街リボルドウェに移動した。

 リボルドウェ市内マップはそこそこ広いのだが,ここは第一次テストと比べさほど変わっていないこともあり,それほど時間は割かれなかった。マウスホイールを使ってのズームアップ/ダウンなどの一通りの操作説明が行われたあとは,少し景色を眺めて,すぐに商店へ移動。なおアイテム販売のNPCは,第一次テストのときと立ち位置もグラフィックスもまったく同じ。このあたりは第一次テストでも大きな不満が出ていないこともあり,大きく変更されてはいないようだ。

左:アイテム販売NPCがいるリボルドウェ南フィールド。テスト初日ということもあってか,一般テスターで賑わっていた 右:ソード/レイピア類の販売NPC。話しかけると画面が切り替わるシステムや,アイテム売買の方法は,第一次テストと比較してとくに変化は見られなかった


 次に,いよいよ新マップ「テトラ遺跡」の戦闘フィールドへと(自動的に)移動した。
 テトラ遺跡は,乾燥した大地に,岩と少しばかりの草木が見えるマップだ。第一次テストでは見かけなかった植物型のモンスターが新登場しており,ここで全員で,戦闘の練習を行うことに。
 ツアー用キャラクターはレベル27に設定されているので,2回も攻撃すればアッサリ倒すことができたのだが,初めてMCCシステム(最大3人のキャラクターを同時に操るシステム)で戦闘を楽しむ参加者にとっては,なかなか刺激的な体験となったようだ。



リバティーコロシアムのマップ。両サイドに陣営が分かれて,試合がスタートした。白丸部分は「コロニー」と呼ばれ,ここを占拠すると最大HPの上昇,攻撃力Upの特殊ボーナスを得られる
 テトラ遺跡の案内は,これで終了。同時にツアーも終わるかと思っていたら,ちょっとしたイベントが控えていた。
 このあと,戦闘フィールド「リバティコロシアム」にツアー中の全キャラクターが移動し,「Granado」党対「Espada」党に分かれてのPvPが行われたのだ。
 PvPゾーンへ転送された直後は,かなりあわてふためいていたのだが,周りの参加者達を見ると,これまた誰もが戸惑っている様子。そこで,これはチャンスとばかりに(?),スタートダッシュでとりあえず赤印(敵軍)のキャラクターに斬りかかってみた。プレイヤーキャラクターが相手でもちゃんとスキルは発動するようで,派手な戦闘シーンにはなかなかの興奮を覚えた。
 とまぁ,こうしてメディア同士で戦い合うことになったわけだが,最初は遠慮していた参加者達も,すぐに思う存分戦いを楽しんでいた……。

左:心の準備もできないまま,自動転送された自軍キャラクター達。頭上のアイコンが白いのが味方で,赤が敵だ。各キャラクターの職業も一発で見分けられるこのシステムは,乱戦になったときに便利だった(むろん,相手からもターゲットされやすいわけだが) 中央:中には,今何が起こってるのか分からないまま立ち尽くすキャラクターも。申し訳ないと思いつつも,試し切りさせていただきました,ごめんなさい 右:後ろから反撃してきたのは,某メディアさんのキャラクター。遠慮なく迎え撃つ!


 展開が早すぎて,勝利条件のどれに当てはまったのかは不明だが,とにかく勝利。短いながらも,党対抗のPvPの空気はしっかりと味わえた。

 これにてツアーの全内容は終了し,解散となった。ゲーム内でのプレスツアーというのは,筆者の知る限りでは前代未聞だが,なかなか面白い試みだったと思う。
 一刻も早く第二次テストの雰囲気を知ってもらおうと,かなり駆け足で紹介したが,いかがだったろうか? 今回は省略した,より細かい部分の説明や,AI機能などさまざまな新要素については,後日プレビューの形でお届けしたい。(ライター:篠原睦月)


グラナド・エスパダ
■開発元:IMC Games
■発売元:ハンビットユビキタスエンターテインメント
■発売日:2006/07/21
■価格:基本プレイ料金無料,アイテム課金
→公式サイトは「こちら」

【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/news/history/2005.10/20051020143905detail.html