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[韓国ゲーム事情#391]「Silk Road Online」日本でのサービスはゲームオンが提供
2005/08/12 21:53
Kimの韓国最新PCゲーム事情#391

「Silk Road Online」日本でのサービスはゲームオンが提供(2005/8/12)

Text by Kim Dong Wook特派員


 以前,「こちら」でも少し触れたことがある,東西文化の架け橋シルクロードを描いた壮大な世界観を持つ韓国産MMORPG 「Silk Road Online」。その日本でのサービス会社が決まった。
 韓国で同ゲームの運営をしているYahoo! KOREAとデベロッパーであるJOYMAXは本日,日本で「ミュー〜奇跡の大地〜」「RED STONE」「新・天上碑」などを運営しているゲームオンと日本でのサービスに関する契約を締結したと明らかにした。

 同ゲームは昨年(2004年)11月に韓国でオープンβサービスを開始し,2005年3月からアイテム課金を導入して正式サービスを行っている。週末の経験値アップイベントなどで人気を集めている作品だ。とくに,PC BangでWorld Of Warcraftの代用ゲームとして選定されて以来,アカウント課金などを一切行わずに,ゲーム内でのアイテム売上げの収益をネットカフェとシェアする方式が,韓国中のPC Bangの業者に好評を博しており,静かな人気を持続しているゲームだ。

 現在,ゲームオンは,デベロッパーであるJOYMAXとゲームの特性把握や基本的な事項の確認,実務開発スタッフによる技術的なサポート体制などを協議中とのことである。今年中にオープンβテストを経て,正式サービス化が予定されている。このゲームはすでに中国と台湾での展開のためにローカライズを経験しており,そのノウハウは日本へのローカライズ作業に大いに役立つと,同社のローカライズ担当者は語っている。

 JOYMAXの社長であるJeon, Chan Woong氏は「Silk Road Onlineは,企画の初期段階から海外進出を念頭に置いて開発を行ってきた。中国および台湾市場へのローンチング成功に続いて,日本でもゲーム性を評価されたことが非常に喜ばしい」と語り「日本のパブリッシャーから多くのオファーがきた中で,ゲームオンを選択した理由としては,韓国産ゲームへの高い理解度と,日本市場での実績を高く評価したからだ」とコメントした。
 同ゲームは,現在韓国内で12台のサーバーで運営されており,累積会員数82万人,最大同時接続者数は2万人に達している。



SiLKROAD ONLINE
■開発元:Joymax
■発売元:ゲームオン
■発売日:2005/12/21
■価格:基本プレイ料金無料(アイテム課金)
→公式サイトは「こちら」

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http://www.4gamer.net/news/history/2005.08/20050812215330detail.html