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[韓国ゲーム事情#354]NEXON「ZerA」続報 各種システムが判明
2005/06/03 19:09
Kimの韓国最新PCゲーム事情#354

NEXONの新作「ZerA」は,プレイヤーに"総合的なゲームの経験を提供する"(2005/6/3)

Text by Kim Dong Wook特派員

 一昨日「こちら」でお伝えした,NEXONの新作3D MMORPG「ZerA:Imperan Intrigue」(以下,ZerA)の詳細をお届けしよう。

 NEXONの開発スタジオといえば,一体いくつの開発チームが存在するのか,どんなプロジェクトが進行しているのかなどを,ひた隠しにしていることで有名である。しかしそれでもなお,ZerAのように,3年以上にわたって開発が続けられてきたにもかかわらず,まったく外部の人間に悟られることなく,完全に隠し通されてきたタイトルはかつてなかった。
 「Mabinogi」(邦題 マビノギ)を開発したDevCatチームとほぼ同じレベルの"精鋭メンバー"を集め,同社において例のなかったリアル系の3D MMORPGを開発しているという本作。同社としては危険な挑戦であり,その分野望も感じられる。

 発表会以降,NCsoftの「Guild Wars」,キム・ハッキュ氏の新作「グラナド・エスパダ」,Gamania Koreaによる「EverQuest2 East」などと共に,2005年のMMO戦争に参戦したと評される本作は,NEXONというブランドパワーを抜きにしても,かなり話題になっているといえる。
 もちろん中には「従来のMMOと比べて,これといった違いが見当たらない」という評価も少しずつ出てきているようだが,まだそこまで判断できる段階ではないだろう。

 ともあれ,発表会で公開された本作の詳細について,順に解説していこう。なお美辞麗句が並べられているが,これはあくまでNEXONのプレスリリースを日本語化したものであり,筆者の感想ではないのでご注意を。


■基本コンセプトは「気軽に楽しめるゲーム」

 ZerAを開発しているのは,NEXON社内の開発チーム,GAMETAB。"誰でも気軽に楽しめるゲーム"をコンセプトにしており,親しみ深いファンタジーの世界観を採用している。
 MMORPGを知っていながらこれまで遊んだことのない人は,MMORPGに対して「なんだか面倒で難解で,多くの時間と労力を投資しないと楽しめないゲーム」という認識があるかもしれない。しかしZerAは,"誰もが,初めから負担を感じずに楽しめるゲーム"を目指して作られている。具体的には,キャラクターのレベルが低いうちから,迫力溢れるプレイを味わえるというわけだ。

 また,"総合的なゲームの経験を提供する"というのも,コンセプトに挙げられている。細部まで作り込まれた絵画的な世界と背景,躍動的なモーション,個性溢れるキャラクター,ゲーム世界と絶妙にマッチするサウンド,ゲーム途中に挿入される劇的な演出シーンなどの要素が,プレイヤーに没入感と臨場感を与える完成度の高いファンタジー世界を表現しているという。



■4種のクラス

・ウォーリア……近接戦闘を得意とするクラス。剣と盾,または両手剣を手に,重い防具を身にまとって戦う。自分の防御力を高めるスキルと,一度に多くの相手に立ち向かう広範囲攻撃スキルを使う。

・レンジャー……素早さを特徴とし,唯一遠距離武器を使用できるクラス。一気に多くの敵を倒すことには不向きだが,短時間のうちに一人の敵を倒し,またすぐに別の敵と戦うといった,素早さを生かした戦いが得意だ。

・サモナー……4種のクラスのうち最も防御力の低いサモナーは,モンスターを召喚して自分の代わりに戦わせることができる。また召喚したモンスターをサポートするため,敵のモンスターに呪いをかけるスキルにも長けている。

・ウィザード……強力な攻撃魔法を操るクラス。物理的な戦闘能力は低いが,魔法スキルを利用して敵の動きを封じたり,強力な魔法でダメージを与えたりすることで,戦闘で大活躍する。



■戦闘とスキルシステム

 ZerAの戦闘は,"Cage"という要素と,一般攻撃特殊攻撃防御の3種のコマンドで構成されている。これらは相互に相性があり,この相性関係を利用した戦闘は,プレイヤーを飽きさせないという。
 一方スキルシステムは,"Orb""Ego Panel"で成り立っている。またスキルには,各クラスの専用スキルと,共有スキルがある。プレイヤーは,スキル間の連携属性を利用した"Grand Line"を通じ,より威力の高い連係攻撃を行える。


■Gardenとクエストシステム

 Gardenとは,一般的なMMORPGのギルドに相当するもので,プレイヤーがゲーム内で加入できる組織。特別なアイテムがもらえるなどの恩恵を受けられるとのことだ。
 またGardenに属していれば,後述するシナリオクエストも楽しめる。

 ZerAのクエストは,ノーマルクエストシナリオクエストの2種類に分類できる。
 ノーマルクエストは,誰もが受けられ,簡単に達成できる内容/難度で構成されている。プレイヤーは,ノーマルクエストを通じて"狩り"にも毎回さまざまな目的意識を与えられるので,よりゲームに没入できるし,クエストクリア時の達成感も高い。
 シナリオクエストは,プレイヤーがGardenからの信頼度を高めて,特定の条件を満たすと発生するクエストだ。シナリオクエストを通じて,自然とZerAのストーリーを楽しめるという。


■可変型ダンジョン"Demi-Plane"システム

 独立したダンジョン(例えばインスタンスダンジョン)のようなDemi-Planeでは,Demi-Planeごとにさまざまな条件が設定されている。
 例えば,ブービートラップが仕掛けられた迷路,タイムアタック,サバイバル,護衛,潜入と脱出,破壊,暗殺などといった多彩なミッションを楽しめるので,ある意味ではZerAの中で別のゲームを遊んでいるように感じられるかもしれない。
 Demi-Planeで高得点を獲得すると報酬を得られるため,プレイヤーは繰り返し遊ぶことになるだろう。

■大規模戦場"MSB(Massive Scenic Battle)"システム

 大規模戦場では,プレイヤーと同じぐらいの(!?)知能水準を誇るモンスターが,ボスと作戦隊長,そして子分など,階級ごとに組織的な活動をしている。
 入り口を防御している子分モンスターを倒しながら戦場の中に入って行き,さらに強いモンスターと戦っていくような具合になるのだが,モンスター部隊の陣形や戦術が非常に興味深いものになっているという。

■PvP"ラモトニアシステム"

 プレイヤーが敵と味方に分かれて対決するPvP地域には,両陣営に戦闘に必要な物資とサービスを提供する施設があり,この施設を破壊したり,あるいは防御したりすることで戦略 / 戦術の両面で優勢に立つことができる。
 味方と敵の割合,施設の被害状況といった条件により,勝利への方程式や,戦後補償も変わるため,PvPは熾烈極まるものになるだろう。



 以上の各システムについての紹介は,あくまでもプレスリリースを翻訳したもの。6月中旬にも始まるというクローズドβテストでの参加者の声や,今回以上に詳しい(というか具体的な)ゲーム内容についての情報は,入手次第あらためてお届けする予定だ。


ZerA: Imperan Intrigue
■開発元:GAMETAB
■発売元:ネクソンジャパン
■発売日:2007/前半
■価格:アイテム課金制
→公式サイトは「こちら」

【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/news/history/2005.06/20050603190953detail.html