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「日本eスポーツ連合」設立が発表。団体の設立趣旨やプロライセンス制度の概要が明らかに
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印刷2018/02/01 16:38

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「日本eスポーツ連合」設立が発表。団体の設立趣旨やプロライセンス制度の概要が明らかに

 本日(2018年2月1日),一般社団法人 日本eスポーツ連合(Japan esports Union。以下,JeSU)の設立が発表された。同団体は日本国内におけるeスポーツ産業の普及と発展のために設立されたもの。東京都内で行われた設立発表会では,JeSUの設立趣旨および概要,そして団体が提供するプロライセンス制度の内容が明らかにされた。

「日本eスポーツ連合」設立が発表。団体の設立趣旨やプロライセンス制度の概要が明らかに

 冒頭,JeSUの代表理事を務める岡村秀樹氏は,世界におけるe-Sportsのオーディエンス規模が2019年には3億人,2020年には5億人を超えるという予測(NewZooによる試算。不定期オーディエンスを含む)に言及し,「リアルなメジャースポーツに匹敵するといって差し支えない」と表現した。

JeSU 代表理事 岡村秀樹氏

 そうした流れを受け,昨今では日本でもe-Sportsを普及させよう,という機運が非常に高まっている。そこで,IPホルダーたるゲームメーカー各社の団体であるCESAと日本オンラインゲーム協会(JOGA)の協力のもと,e-Sports関連団体である日本eスポーツ協会,e-sports 促進機構,日本eスポーツ連盟の3団体が新設合併して,JeSUが設立されることになったと,岡村氏は説明した。こうしたe-Sportsに関わる複数の団体が協力する事例は,世界でも類を見ないという。

「日本eスポーツ連合」設立が発表。団体の設立趣旨やプロライセンス制度の概要が明らかに

 なお,JeSUのロゴカラーは,日本の国旗・日の丸をイメージしたもので,選手や関係者の情熱を示しているとのこと。「J」がほかの文字より大きめにデザインされているのは,世界における日本の存在がより大きなものとなるようにと願いを込めたそうだ。

「日本eスポーツ連合」設立が発表。団体の設立趣旨やプロライセンス制度の概要が明らかに
「日本eスポーツ連合」設立が発表。団体の設立趣旨やプロライセンス制度の概要が明らかに
JeSUの設立に関わった各団体の概要
「日本eスポーツ連合」設立が発表。団体の設立趣旨やプロライセンス制度の概要が明らかに
「日本eスポーツ連合」設立が発表。団体の設立趣旨やプロライセンス制度の概要が明らかに
「日本eスポーツ連合」設立が発表。団体の設立趣旨やプロライセンス制度の概要が明らかに

JeSUは上記5団体のほか,日本アミューズメントマシン協会(JAMMA)およびデジタルメディア協会(AMD)の後援を受けている
「日本eスポーツ連合」設立が発表。団体の設立趣旨やプロライセンス制度の概要が明らかに

 JeSUの設立趣旨は「eスポーツの振興を通して国民の競技力及びスポーツ精神の普及を目指し,これをもって経済社会の発展に寄与することを目的とする」というもの。その具体的な活動および役割は以下の5点となる。岡村氏いわく,今後,段階的かつ積極的に取り組んでいくという。

  • eスポーツ振興に関する調査,研究,啓発
  • eスポーツ競技大会の普及
  • eスポーツ競技大会におけるプロライセンスの発行と大会の認定
  • eスポーツ選手育成に関する支援と,その地位向上を図る
  • eスポーツに関する関係各所との連携

 今後の活動予定としては,第1回プロライセンス発行大会として「闘会議2018」を2月10日および11日に開催。また,2022年開催のアジア競技大会にてe-Sportsが公式種目に選出されたことを受け,国際大会への日本代表選手派遣と国産競技タイトル供給を目指す。そして,日本オリンピック協会(JOC)への加盟はもちろんのこと,e-Sportsのオリンピック公式種目採用に向けた活動も検討するとのことだ。

 岡村氏は「e-Sports産業の振興は日本におけるゲーム産業の発展に寄与し,また国際競争力を高めていく。日本におけるゲームの文化的ステータスのさらなる向上にも大きく寄与していく」と期待を語り,「最重要課題として,プロライセンス制度などの環境を整え,選手の育成および社会的地位の向上につなげていくことを考えている」と述べた。

 続いて,JeSUの理事を務める浜村弘一氏より,プロライセンス制度が紹介された。それによると,JeSUは以下の定義および条件に合致した選手にプロライセンスを発行するという。
 なお,JeSU公認大会とは,同団体のレギュレーションを適用した公認タイトルのIPホルダーや興業団体など,さまざまな団体が開催するものを指す。

●プロゲーマーの定義
プロゲーマーとは
  • プロフェッショナルとしての自覚を持つこと
  • スポーツマンシップに則り,プレイすること
  • プレイ技術の向上に日々精進努力すること
  • 国内eスポーツの発展に寄与すること

●ライセンス発行対象者
以下,すべてを満たす者を対象にライセンスを発行
  • 前述のプロゲーマーの定義に誓約していること
  • 当連合公認大会において公認タイトルの競技で優秀な成績を収めること
  • 当連合の指定する講習を受けること(スポーツマンシップ,ドーピングの禁止,納税の方法など)

●ライセンスカテゴリー(2種類)
  • ジャパン・eスポーツ・プロライセンス
  • 15歳以上,義務教育過程を終了している人を対象
    ※ただし,20歳未満は保護者の同意が必要
  • ジャパン・eスポーツ・ジュニア・プロライセンス
  • 13歳以上15歳未満で,プロライセンス発行に値する人を対象
    ※高額でない賞品の獲得は可,賞金は不可とする
    ※15歳に達した場合は,本人と保護者の意思を確認した上で,プロライセンスを発行

●例外的ライセンスの発行
実績保有者へのライセンス発行
過去にさかのぼり,公認タイトルの大会で著しく優秀な成績を収めている者には,例外的にプロライセンス及びジュニアライセンスを発行するものとする
※発行にはIPホルダーの推薦が条件


●チームの取り扱いについて
  • チームライセンスの発行
  • 法人格を持ち,かつIPホルダーが実績を認め,当連合が承認した場合に発行
    ※但し,別途定める誓約書の提出が必要
  • 1名以上のライセンス保有者がいるチームは,公認大会へチームとしての出場が可能
  • ※但し,賞金獲得時はライセンス保有者のみに授与

●ライセンスの発行管理
ライセンスはタイトル単位での発行
以下3項目をベースに,当連合競技委員会内で競技し,ライセンス発行を行う高にタイトルを決定
 ・ゲーム内容に競技性を有すること
 ・3ヶ月以上の運営・販売実績を有すること
 ・今後もeスポーツ大会の運営予定を有すること

●ライセンス有効期限
ライセンスの有効期限は2年間
※更新に際しては,eラーニングによる講習が必須


JeSU 理事 浜村弘一氏

 JeSUのプロライセンス制度の目的も紹介されている。それによると,プロライセンス制度はあくまでも選手の活躍の場を増やすことを目的としており,現在活動しているプロゲーマーやコミュニティの活動を制限するものではない。そのため,これまでに活動実績のあるコミュニティ大会なども,IPホルダーの承諾を得られれば,可能な限り公認大会に準ずる位置付けにしていくとのこと。
 また,プロライセンスが各選手の海外大会への参加やスポンサーの獲得,タレント活動,あるいは第三者が主催する大会への参加などに制限をもたらすものではないことも示された。

闘会議2018にて行われる「クラッシュロワイヤル」の日韓親善試合では,日本代表選手にJeSUデザインのユニフォームが提供される
「日本eスポーツ連合」設立が発表。団体の設立趣旨やプロライセンス制度の概要が明らかに

東京ゲームショウ 2018にて,e-Sports関連イベントを主催するとのこと
「日本eスポーツ連合」設立が発表。団体の設立趣旨やプロライセンス制度の概要が明らかに

プロゲームチーム・DeToNation Gamingの代表である梅崎伸幸氏がゲストとして登壇。JeSUの設立およびプロライセンス制度の確立により,今まで以上にプロゲーマーの社会的認知が高まること,かつ経済的な安定がもたらされることへの期待を語った

 なお,JeSUがプロライセンスを発行する公認6タイトルについては,2月2日10:00以降,各パブリッシャからあらためて詳細が発表される予定となっている。興味のある人は,そちらを待ってほしい。

JeSUは闘会議2018にて,6タイトルのプロライセンスを発行する予定
「日本eスポーツ連合」設立が発表。団体の設立趣旨やプロライセンス制度の概要が明らかに

日本eスポーツ連合 公式サイト

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