オススメ機能
Twitter
お気に入り
記事履歴
ランキング
お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
Amazonプライム会員向けサービス「Twitch Prime」が2017年12月8日より開始。Twitchのキーマンが気になる疑問に答えたプレスブリーフィングの模様をレポート
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2017/12/08 00:00

イベント

Amazonプライム会員向けサービス「Twitch Prime」が2017年12月8日より開始。Twitchのキーマンが気になる疑問に答えたプレスブリーフィングの模様をレポート

 Twitchは2017年12月8日,Amazonプライム会員向けのサービス「Twitch Prime」の日本国内提供を正式に開始した。Twitch PrimeはAmazonプライムと連動する形で提供されるサービスで,Amazonプライム会員はAmazonとTwitchのアカウントをリンクさせることで利用可能となる。
 本稿では,Twitch Primeのサービス開始に先駆け,東京都内で行われたプレスブリーフィングの模様をレポートしよう。

TwitchおよびTwitch Primeに関するプレゼンテーションを行った,Twitch シニア・バイス・プレジデント マイケル・アラゴン氏
画像集 No.007のサムネイル画像 / Amazonプライム会員向けサービス「Twitch Prime」が2017年12月8日より開始。Twitchのキーマンが気になる疑問に答えたプレスブリーフィングの模様をレポート 画像集 No.008のサムネイル画像 / Amazonプライム会員向けサービス「Twitch Prime」が2017年12月8日より開始。Twitchのキーマンが気になる疑問に答えたプレスブリーフィングの模様をレポート

 会場では最初に,ライブソーシャルビデオプラットフォームおよびコミュニティであるTwitchの現状について報告がなされた。それによると現在Twitchの利用者状況は,世界全体でデイリーアクティブユーザー1500万人,月あたりの配信ユーザー220万人,収益化が可能なTwitchパートナープログラム加入者は2万5000人に上るという。またユーザー1人あたりの視聴時間は,1日平均106分と長めになっているそうだ。

画像集 No.001のサムネイル画像 / Amazonプライム会員向けサービス「Twitch Prime」が2017年12月8日より開始。Twitchのキーマンが気になる疑問に答えたプレスブリーフィングの模様をレポート

 一方,日本ではどうかというと,明確な数字こそ示されなかったがマンスリーアクティブユーザーは100〜200万人。またユーザー1人あたりの視聴時間は1日平均300分に上り,世界的に見ても最上位クラスとのこと。さらにコメント数も月あたり900万と,1年前の2倍になっているという。

画像集 No.002のサムネイル画像 / Amazonプライム会員向けサービス「Twitch Prime」が2017年12月8日より開始。Twitchのキーマンが気になる疑問に答えたプレスブリーフィングの模様をレポート

 こうした日本における盛り上がりを受け,Twitchは2017年冬に日本市場に本格参入することを決めた。それに先駆け,2017年9月には東京都内に日本オフィスを設立し,東京ゲームショウ2017にも同社としての過去最大のブースを出展した。さらに扱うコンテンツも,アニメやポップカルチャー,プロレスといったゲーム関連以外のものに手を広げている。

画像集 No.003のサムネイル画像 / Amazonプライム会員向けサービス「Twitch Prime」が2017年12月8日より開始。Twitchのキーマンが気になる疑問に答えたプレスブリーフィングの模様をレポート

 そして今回のTwitch Primeのサービス開始もまた,Twitchの日本市場参入施策の1つである。
 Twitch Primeは,Amazonプライム会員であれば追加料金なしで利用できるサービスである。具体的にはアイテムやスキン,コスチュームといったゲーム内コンテンツが定期的に無償提供されたり,Twitch内の広告表示がなくなったり,専用スタンプが使えたりといった特典を受けられる。

画像集 No.004のサムネイル画像 / Amazonプライム会員向けサービス「Twitch Prime」が2017年12月8日より開始。Twitchのキーマンが気になる疑問に答えたプレスブリーフィングの模様をレポート

 また,Twitch Primeを利用すると,30日ごとのTwitchチャンネル1つへの無料スポンサー登録も可能となる(Twitchのスポンサー登録は通常1チャンネルあたり30日ごとに5ドルかかるが,それをTwitch Primeが負担する)。
 加えて,Twitch Primeは2016年のサービス開始以来,スポンサー登録数が50%以上伸びており,配信ユーザーは安定した収益を期待できるという。

画像集 No.005のサムネイル画像 / Amazonプライム会員向けサービス「Twitch Prime」が2017年12月8日より開始。Twitchのキーマンが気になる疑問に答えたプレスブリーフィングの模様をレポート

 そんなTwitch Primeの2017年12月の特典は,「ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT DX」のスタンプ12種類と,「鉄拳」シリーズのスタンプ8種類,「Hearthstone」PC / iOS / Android)のゴールデンカードパック,そして「アサシン クリード オリジンズ」の限定ゲーム内コンテンツなどで,いずれもグローバルで利用できるもの。また今後もほぼ毎月,こうした特典が提供される予定である。

画像集 No.006のサムネイル画像 / Amazonプライム会員向けサービス「Twitch Prime」が2017年12月8日より開始。Twitchのキーマンが気になる疑問に答えたプレスブリーフィングの模様をレポート

 会場では,Twitch Primeの日本展開に関する疑問に,Twitch シニア・バイス・プレジデント マイケル・アラゴン氏が回答するコーナーも設けられた。以下に,その模様をお伝えしよう。

──日本限定のTwitch Prime特典を配信する予定はありますか。

マイケル・アラゴン氏(以下,アラゴン氏):
 可能性はあります。実際,これまでにもアメリカ限定の特典を提供した事例があります。具体的には何も決まっていませんが,例えば日本限定スタンプなどは喜んでいただけるんじゃないかと。

画像集 No.009のサムネイル画像 / Amazonプライム会員向けサービス「Twitch Prime」が2017年12月8日より開始。Twitchのキーマンが気になる疑問に答えたプレスブリーフィングの模様をレポート

──そうした特典以外に,Twitch Primeで日本独自のサービスを展開する予定はありますか。

アラゴン氏:
 Twitchは,なるべく国や地域ごとにサービスをローカライズしたいと考えています。したがって日本でも,ユーザーの傾向に合わせたサービスを念頭に置いています。残念ながら,まだ具体的に何をやるかアナウンスできる段階ではありませんが,機会があればぜひ実現したいですね。。

──日本のユーザーは,Twitchでどのようなゲームタイトルの配信をチェックしているのでしょうか。

アラゴン氏:
 特徴的なのは格闘ゲーム,とりわけ「ストリートファイターV」の視聴者が多いことです。「ストリートファイターV」は,ほかの国だとランキングの15〜20位くらいですが,日本だとトップ5に入ります。ほかの格闘ゲームも,日本では上位に入ることが多いですね。
 それ以外では,やはり2017年は「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」(以下,PUBG)が人気でした。このタイトルは,世界中どこでも人気が高かったんです。また「League of Legends」(以下,LoL)も日本の皆さんに楽しまれています。
 あとは11月限定ですが,「ファイナルファンタジーXIV」もアップデートがあった関係で視聴者が多かったです。このように日本では,イベントやアップデートで視聴者が増えるケースもあります。

──日本のe-Sports事情は,ほかの国や地域より遅れているといわれていますが,Twitchではどのように捉えていますか。

アラゴン氏:
 Twitchは,決して日本のe-Sports事情が遅れているとは考えていません。遅れているわけではなく,法律などの事情によって,賞金やプロプレイヤーの存在をアナウンスしにくいという側面があるだけです。
 したがって今後,Twitchがほかの国や地域で実施しているようなプレミアム大会の開催や,ローカル大会などを開催している人達の支援をするといった施策により,参加するプレイヤーを増やしていきたいと考えています。そうやってe-Sportsを世間に根付かせていくうちに然るべき議論がなされ,「e-Sportsはギャンブルではなく競技だから,賞金があっていい」という流れになるでしょう。そのときのための土台作りを今やっているところです。

──e-Sportsにより,ゲーム市場は広がるとお考えですか。

アラゴン氏:
 もちろんです。e-Sportsは,ある瞬間を大量の観客が目撃するというタイプのコンテンツです。実際,LoLや「Dota 2」の大会は,オリンピックやワールドカップと同じように100万人以上の同時視聴者がいるイベントとなっており,多くの人が話題にし,チケットも完売しているという状況です。
 またTwitchでは,競技者やプロではない配信ユーザーが,ファンを得てコミュニティを形成していくことも同様に大事だと捉えています。それがひいては,ゲーム市場を拡大していくと考えています。例えばPUBGは,そのいい例ですね。

──最後に,Twitchがユーザーに何を提供しようとしているのか,何を大事にしているのかを教えてください。

アラゴン氏:
 Twitchは,今現在サービスを利用しているユーザーの要求に応えることに注力しています。例えばゲーム以外のコンテンツを提供するようになったのも,ユーザーのリクエストがあったからです。もともとは“リアルタイムエクスペリエンス”を標榜し,ゲームの大会や試合の実況を配信していたのですが,ユーザーは当然それ以外のことにも興味を持っています。それがアニメの一挙放送やスポーツの中継につながったわけです。
 今後も“リアルタイムエクスペリエンス”を大切にしつつ,新しいサービスの拡充に努めていきます。

画像集 No.010のサムネイル画像 / Amazonプライム会員向けサービス「Twitch Prime」が2017年12月8日より開始。Twitchのキーマンが気になる疑問に答えたプレスブリーフィングの模様をレポート

「Twitch Prime」特設サイト


Twitch、Amazon プライムの特典として日本のファンにも
「Twitch Prime」を提供

◯ゲームやインゲームコンテンツを追加料金なしで入手可能
◯30日ごとの Twitch チャンネルへの無料スポンサー登録
◯ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT DX」や「鉄拳7」など、人気ゲームのコンテンツを追加料金なしで利用可能
◯Amazon プライムにご登録いただき、Twitch アカウントにリンクすることで、Twitch Primeの特典が利用可能

世界を牽引するソーシャルビデオプラットフォームである Twitch(ツイッチ)は、本日 12 月 8 日(金)より、Amazon プライム会員向けの特典「Twitch Prime」を日本の Amazon プライム会員のお客様向けに提供開始いたしました。TwitchPrime では、日本のゲームファンのニーズにお応えし、限定キャラクター、ブースト、スキンなどのゲーム内コンテンツやインディーズゲーム制作者のゲームを、追加料金なくお楽しみいただけます。さらに、広告表示なく Twitch を視聴できるほか、30 日ごとのTwitch チャンネルへの無料スポンサー登録に加え、チャット優先権、スタンプ、バッジなどの専用の特典もご利用いただけます。

Twitch Prime は、Amazon プライム会員のお客様であれば、追加料金なくご利用いただけます。また、Amazon プライムの 30 日間の無料体験を新たにお申し込みされた方もご利用可能です。Twitch のアカウントと Amazon プライムのアカウントをリンクしたいお客様は、http://www.twitchprime.jp/ にアクセスしてください。 今月、Twitch Prime では、株式会社ポケモンの「ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT DX」のスタンプを 12 種類、また、株式会社バンダイナムコエンターテインメントの「鉄拳」のスタンプ 8 種類を獲得いただけます。このほか、ブリザード・エンターテイメント社の「ハースストーン」ゴールデンカードパックおよびユービーアイソフト社の「アサシン クリード オリジンズ」の限定ゲーム内コンテンツなどの特典もご用意しています。さらに今後、日本を代表するゲーム開発会社が提供する新特典を定期的にお届けいたします。 Twitch は 2017 年 9 月に「東京ゲームショウ 2017」で過去最大規模の出展をするなど、日本でのサービス展開をさらに強化することを発表しております。この度、Twitch Prime が日本のお客様にも利用可能となったことにより、日本での認知を高め、日本のゲームクリエーターへの支援を強化いたします。今後、Twitch コミュニティに向けて Twitch および Twitch Primeの特典を積極的に強化するなど Twitch ブランドの展開を継続していきます。

Twitch Commerce のバイスプレジデント、イーサン・エヴァンスは以下のように述べています。「Twitch は、日本の熱意あふれるクリエーターとお客様のおかげで、急速に日本での認知を拡大しています。Twitch は、さまざまな方法で日本のゲームシーンのサポートに取り組んでいます。そして、本日の Twitch Prime の日本へのサービス展開もその一つです。日本を代表するゲーム開発各社とともに、世界中のゲームファンに最高のゲーム内コンテンツ、特典、サプライズを提供できることに喜びを感じています。」

アマゾンジャパン合同会社 バイスプレジデント プライム統括事業本部長 紣川 謙は以下のようにコメントしています。「この度、Amazon プライムのお客様に、Twitch Prime という新たなサービスを提供できることを大変嬉しく思っています。米国をはじめ各国の Amazon プライムのお客様に Twitch Prime は大変ご好評いただいております。この度、日本の多くのゲームファンのお客様にも、改めてゲームやデジタル・エンターテイメントの楽しさをお伝えできるようになるものと考えております。引き続き、『Amazon プライム会員にならないなんて考えられない』と感じていただける特典・サービスを提供し、Amazon プライムがお客様の生活の大切な一部となるよう努めてまいります。」

株式会社バンダイナムコエンターテインメント執行役員・CS 事業部 内山大輔氏は、次のようにコメントしています。「Twitch を取り巻くコミュニティの情熱と創造性と熱気には、我々も常に刺激をいただいています。『鉄拳 7』を世界中に広げていく、日本中の格闘ゲームファンに見ていただく、その為に Twitch と組めたことは非常に嬉しく思います。その上で、我々もゲームファンの視聴者の為にオリジナルコンテンツを作らせてもらったので、より楽しんで頂きたいです。」

◯Twitch について
Twitch は世界を牽引するソーシャルビデオプラットフォームでありコミュニティです。日々、何百万人ものコミュニティメンバーが集まり、共通の関心事について見たり、話したり、チャットをしています。Twitch のビデオプラットフォームは、ビデオゲーム・エコシステムや、クリエイティブ・コンテンツ、ビデオブログ(vlogging/IRL)といったあらゆるコンテンツのライブ配信、及びオンデマンド配信を支える柱です。また、Twitch は毎年、Twitch のコミュニティを共にお祝いするイベント TwitchCon を開催しています。Twitch に関する詳細については、Twitch のプレスセンター、ツイッターフィード、ブログをご覧ください。

◯Amazon について
Amazon は 4 つの理念を指針としています。競合他社ではなくお客様を起点にすること、創造への情熱、優れた運営へのこだわり、そして長期的な発想です。カスタマーレビュー、1-Click 注文、パーソナライズされたおすすめ商品機能、Amazon プライム、フルフィルメント by Amazon(FBA)、アマゾン ウェブ サービス(AWS)、Kindle ダイレクト・パブリッシング、Kindle、Fire タブレット、Fire TV、Amazon Echo、Alexa などは、Amazon が先駆けて提供している商品やサービスです。 ※Twitch Prime をご利用いただくには、プライム会費のお支払い方法にクレジットカードをご指定いただく必要があります。


Amazon プライムについて
Amazon プライムは、3,900 円(税込)の年会費もしくは 400 円(税込)の月会費で、ショッピングだけでなく、観る、聴く、読むなど様々な特典をご利用いただけるプレミアムサービスです。ショッピングではお急ぎ便やお届け日時指定便を無料で何度もお使いいただけます。食品・日用品をひとつから必要なだけご購入いただける Amazon パントリー(取扱手数料ひと箱あたり・税込 290 円)、毎日のお買い物が最短 1 時間でお手許に届く Prime Now、生鮮食品や専門店グルメ、日用品まで必要なものが 1 か所で揃う Amazon フレッシュ(月会費・税込 500 円)もご利用いただけます。さらにボタンを押すだけでお使いの日用品を簡単に注文できる小型端末「Amazon Dash Button(アマゾン ダッシュ ボタン)」も特典に加わり、品揃えや配送スピードの選択肢が広がり、より便利にお買いものができるようになりました。また、大ヒット映画や TV 番組が見放題の「プライム・ビデオ」をはじめ、100 万曲以上の楽曲が聴き放題の「Prime Music」、写真を保存し放題の「プライム・フォト」、数百冊もの本・マンガ・雑誌の電子書籍をお手持ちの端末で好きなだけお楽しみいただける「Prime Reading」など、様々なライフシーンで会員特典をお楽しみいただけます。プライムに関する詳細と30日間の無料体験はwww.amazon.co.jp/primeまで。


  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:03月18日〜03月19日