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Dell,「Venue Pro」新型となるCherry Trail世代の高スペックWindowsタブレット2製品を国内発売
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印刷2016/01/20 14:30

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Dell,「Venue Pro」新型となるCherry Trail世代の高スペックWindowsタブレット2製品を国内発売

Venue 8 Pro 5855。ワコム製のデジタイザ機能を内蔵しており,別売りスタイラスによる入力に対応する
画像集 No.002のサムネイル画像 / Dell,「Venue Pro」新型となるCherry Trail世代の高スペックWindowsタブレット2製品を国内発売
 2016年1月20日,Dellの日本法人であるデル(以下,Dell)は,SoC(System-on-a-Chip)としてCherry Trail世代の「Atom x5-Z8500」を搭載するWindowsタブレット「Venue 8 Pro 5855」と「Venue 10 Pro 5056」(国内製品名は順に「新しいVenue 8 Pro 5000シリーズ」「新しいVenue 10 Pro 5000シリーズ」)を発売した。両製品は,解像度1920×1200ドットの液晶パネルや,最大容量4GBのメインメモリ,ワコム製スタイラス対応と,高いスペックでまとまっているのが特徴だ。
 法人向けの製品だが,個人での購入も可能で,直販価格は順に4万5338円,6万458円(いずれも税,送料込み)からとなる。

 まずは,8インチ液晶ディスプレイを採用するVenue 8 Pro 5855から見ていこう。サイズは216(W)×130(D)×9.45(H)mmで,重量は約377.1gと,8インチ級のタブレットとしてはやや厚めで重い。デザイン的に尖ったところはなく,いかにも法人向け製品といったところか。

Venue 8 Pro 5855
画像集 No.003のサムネイル画像 / Dell,「Venue Pro」新型となるCherry Trail世代の高スペックWindowsタブレット2製品を国内発売

Venue 8 Pro 5855の背面。アウトカメラは500万画素相当
画像集 No.004のサムネイル画像 / Dell,「Venue Pro」新型となるCherry Trail世代の高スペックWindowsタブレット2製品を国内発売
 タブレットとしては,コンポーネントの選択肢が豊富な点が,Venue 8 Pro 5855の特徴といえよう。たとえば液晶ディスプレイは,冒頭で示したとおり,8インチサイズで解像度1920×1200ドットのものに加えて,解像度1280×800ドットの2種類が用意されている。また,メインメモリ容量も4GBまたは2GB,内蔵ストレージ容量も64GBまたは32GBから選択可能だ。
 さらに,OSはWindows 10,Windows 10 Pro,Windows 8.1,Windows 8.1 Pro(いずれも64bit版)から選択できるといった具合で,多様なニーズに応える必要のある法人向けらしい製品となっている。
 インタフェースとして,USB 3.0 Type-C×1を備える点も,2016年の新製品らしいポイントといえようか。ただ,USBポートはType-Cが1つだけなので,Type-A形状のUSBデバイスを接続するには,変換アダプターが必要になってしまうのは注意すべき点かもしれない。

本体右側面:USB 3.0 Type-C(充電・データ通信兼用)を備える
本体上側面:Windowsボタンや音量調節ボタン,microSDカードスロットが並ぶ
画像集 No.005のサムネイル画像 / Dell,「Venue Pro」新型となるCherry Trail世代の高スペックWindowsタブレット2製品を国内発売 画像集 No.006のサムネイル画像 / Dell,「Venue Pro」新型となるCherry Trail世代の高スペックWindowsタブレット2製品を国内発売

 一方,10.1インチ液晶パネルを採用するVenue 10 Pro 5056だと,ハードウェア仕様の多くは変更できないようになっている。液晶パネルは解像度1920×1200ドットのみ,メインメモリ容量は4GBのみといった具合だ。内蔵ストレージだけは,記憶容量128GBか,64GBの2種類から選択できる。また,OSはVenue 8 Pro 5855と同じく,4種類から選択可能だ。

Venue 10 Pro 5056。サイズは262.6(W)×175.8(D)×9.85(H)mmで,重量は662.1gとなっている
画像集 No.007のサムネイル画像 / Dell,「Venue Pro」新型となるCherry Trail世代の高スペックWindowsタブレット2製品を国内発売

 フルサイズのUSB 3.0 Type-A×1に加えて,USB 3.0 Type-C(充電・データ通信兼用)を備えるほか,Micro HDMI出力端子も備えるなど,タブレットとしてはインタフェース類が豊富な点も特徴である。

本体左側面:インタフェースが集中しており,Micro HDMI出力やUSB 3.0 Type-A,USB 3.0 Type-Cが並ぶ
本体右側面:WindowsボタンとmicroSDカードスロットを備える
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 余談気味だが,両製品ともカバーで覆われたmicroSDカードスロットの横に,いかにもSIMカードスロットを搭載できそうな余白があるのだが,実際にはなにもなく,SIMカードを内蔵してのデータ通信はできない。法人向けということでサポートの手間が増えることを嫌ったのかもしれないが,MVNOの選択肢増えたことでもあり,そろそろSIMカードスロットは標準でBTOの選択肢に加えてほしかったというのが正直なところだ。

 スペックの高さは魅力的であり,既存のWindowsタブレットを使っていて,性能面で不満を感じている人には,買い換えや買い足しの有力な候補となるのではなかろうか。とくにVenue 8 Pro 5855は,8インチでCherry Trail搭載,ワコムのデジタイザ採用と,ありそうでなかった製品なので,Windowsタブレットではブラウザゲームだけでなくちょっとしたお絵かきも……という人の注目を集めそうだ。

●Venue 8 Pro 5855の主なスペック
  • サイズ:216(W)×130(D)×9.45(H)mm
  • 重量:約377.1g
  • OS:64bit版 Windows 10 Pro,Windows 10,Windows 8.1 Pro,Windows 8.1
  • CPU:Atom x5-Z8700
  • GPU:HD Graphics
  • ディスプレイ仕様:8インチ液晶パネル
  • ディスプレイ解像度:1280×800ドット,1920×1200ドット
  • メインメモリ容量:2GB,4GB
  • ストレージ:容量32GB,64GB
  • 3G/LTE通信機能:非搭載
  • 無線LAN:IEEE 802.11ac対応
  • Bluetooth:4.1
  • センサー:未公開
  • 外側カメラ:500万画素
  • 内側カメラ:200万画素
  • バッテリー容量:19.5WHr
  • 保証期間:1年

●Venue 10 Pro 5056の主なスペック
  • サイズ:262.6(W)×175.8(D)×9.85(H)mm
  • 重量:約662.1g
  • OS:64bit版 Windows 10 Pro,Windows 10,Windows 8.1 Pro,Windows 8.1
  • CPU:Atom x5-Z8700
  • GPU:HD Graphics
  • ディスプレイ仕様:10.1インチ液晶パネル
  • ディスプレイ解像度:1920×1200ドット
  • メインメモリ容量:4GB
  • ストレージ:容量64GB,128GB
  • 3G/LTE通信機能:非搭載
  • 無線LAN:IEEE 802.11ac対応
  • Bluetooth:4.1
  • センサー:未公開
  • 外側カメラ:800万画素
  • 内側カメラ:200万画素
  • バッテリー容量:32WHr
  • 保証期間:1年

Venue 8 Pro 5855 製品情報ページ

Venue 10 Pro 5056 製品情報ページ


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