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Dell,8インチ・1200×1920ドット液晶搭載のAndroidタブレット「Venue 8」を発表。4G LTE対応モデルも9月に発売
本体サイズは130(W)×216(D)×8.95(H)mmで,重量は約338g(Wi-Fiモデルの場合)。重さのわりにバッテリー駆動時間が長いことも特徴とされており,スペックとしては公表されていないものの,IEEE 802.11a/g/n/ac接続ではWebブラウジング時に最大約7.6時間の利用が可能だという。
採用されるSoC(System-on-a-Chip)はMerrifield(メリフィールド)世代のスマートフォン用プロセッサ「Atom Z3480」。SilvermontマイクロアーキテクチャのCPUコアを2基集積した製品で,Venue 8ではこれを最大2.1GHzで駆動することになる。
スペック面で残念なのは,メモリとストレージが少なめなことだ。メインメモリ容量は1GB,内蔵ストレージ容量は16GBしかない。最大容量64GBのmicro SDXCカードを使用可能なのでストレージ容量はある程度カバーできるが,2014年夏時点におけるハイエンドAndroidスマートフォンやタブレットのメインメモリ容量は2〜3GBが相場なので,物足りない印象は否めないところである。
専用オプションの「回転式二つ折りケース」。本体を取り付ける部分が90度回転する構造となっていて,縦置き時のスタンドにもなる |
スペックが高いわりに価格も安いので,高解像度の液晶パネルや4G LTE通信機能に魅力を感じる人には,有望な選択肢となりそうな製品だ。
Venue 8と同時に,教育機関向けのChrome OS搭載ノートPC「Dell Chromebook 11」も発表された,11.6インチサイズで1366×768ドットの液晶パネルを採用し,CPUにはIntelのCeleronまたはCore i3を採用する。発売時期は2014年第3四半期で,価格は未公表。一般消費者向けへの展開も未定だ。 |
Venue 8 製品情報ページ
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