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Amazon,ゲーム用途も重視した8.9インチ高解像度タブレット「Kindle Fire HD 8.9」を予約受付開始
Kindle Fire HD 8.9 |
日本で発売されるKindleシリーズとして4製品目となるFire HD 8.9は,高解像度の広い画面と処理能力の高さを売りとした,汎用タブレット志向の製品だ。とくにAmazonはFire HD 8.9のプレスリリースの冒頭で,「パズル&ドラゴンズ」や「秘宝探偵」が対応アプリであることを挙げるなど,ゲーム用途にも適したタブレットであることをアピールしている。製品情報ページでも電子書籍の話題より先に,ゲームやアプリについての項目が並ぶほどだ。
また,SoCのグラフィックスコアにはPowerVR SGX544を採用しており,「1秒間に120億回の浮動小数点演算を可能」と謳っている。2012年12月に発売された「Kindle Fire HD」では,グラフィックスコアの性能が「1秒間に62億回」とされていたので,ほぼ2倍の性能を備えていると見てよさそうだ。
一方,液晶パネルやSoCを除くと,Fire HD 8.9とKindle Fire HDは共通点が多い。本稿の冒頭で紹介した,16GBもしくは32GBのストレージ容量というのはKindle Fire HDと変わらず,左右端に2基ずつのドライバを持つ「デュアルドライバ・スピーカー」を内蔵する点も同じだ。PCとの接続や充電用のUSB 2.0対応Micro-Bを1ポートと,画面出力用のMicro HDMI出力端子を備える点も,Kindle Fire HDと同じである。
本体サイズは240(W)×164(D)×8.8(H)mmで,重量は567g。フットプリントが大きいおかげか,Kindle Fire HDよりも1.5mmほど薄い。バッテリー駆動時間は10時間とされている。
フルHDクラスの液晶パネルを備えるAndroidタブレットとして,Fire HD 8.9は間違いなく安価な製品だ。一方でKindle Fire HDに比べると,9000円から1万円ほど高い。高解像度パネルとグラフィックス性能に魅力を感じるかどうかが,選択の分かれ目になるのではなかろうか。
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