巨人警官の監視から逃げ続ける「Militsioner」の最新トレイラー公開。逃げ場を減らす洪水の発生が明らかに

　ロシアのTALLBOYSが開発する「Militsioner」の最新トレイラーが公開された。

「Militsioner」公式サイト

　本作は，体育座りした状態でも雲を突き抜けるほど巨人な警官「ミリッショナー」が，町の中央に陣取って監視を続ける田舎町を舞台に，身に覚えのない殺人事件の容疑をかけられた主人公が脱出するために試行錯誤を続けていくという，カフカ的なシュールさを誇るゲームだ。
　開発者が「恋愛シムのメカニック」と呼ぶように，ミリッショナーとの会話やクエストをこなすことで彼の機嫌を良くしてあげることが重要で，安心して居眠りをしたスキを狙って民家に忍び込んで小銭を集めたり，電車に乗って脱出を図ったりしていくという。


　公開されたトレイラーでは，巨人警官の体重によって地面が沈下し，そこから水が湧き出る「The Flood」（洪水）という設定のエリア，あるいはイベントが確認できる。これまで紹介された町と同じなのか，それとも「ネクストステージ」にあたる別の地域なのか，細かいことは不明だが，トレイラーには4日間かけて町が水に沈んでいく様子が収められている。
　最終的には，屋根しか移動できる場所がないような状況になるため，常にミリッショナーの目に晒されながらプレイを続けることになるようだ。電車も運休しているはずなので，ここから別の手段で逃げることができるのか，何かをすることで洪水が収まるのか，あるいはゲームを4日間で終わらせなければならないのかなど，いろいろと気になる。


　現時点で日本語対応や発売予定日などが発表されていない「Militsioner」だが，AIとの駆け引きが面白そうな作品だけに，続報もチェックしておきたい。