中国での配信が始まったスマホ版「PUBG」がダウンロード数ランキングで首位に。スマホでもコアゲームが求められることを証明

「PUBG」の推移

　スマートフォン向けアプリの分析業務を行うApp Annieの発表によると，バトルロイヤル系のジャンルが大きな盛り上がりを見せているという。

　直接のきっかけとなったのは，もちろん，PC版「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」（以下，PUBG）である。2017年3月にアーリーアクセスが始まったPUBGは瞬く間に盛り上がり，2018年1月には世界の累計プレイヤー数が3000万を突破しているという。
　また，「Fortnite」「荒野行動」「Rules of Survival」など，PUBGの影響を受けて作られたとおぼしきタイトルも人気を博し，バトルロイヤル系のジャンルが花盛りとなっているのは4Gamer読者もよくご存じのとおり。

　そういったなか，中国ではスマートフォン版の「PUBG」が，2月8日に満を持して登場。スマホ版PUBGは中国のみの配信にもかかわらず，リリース前日に1億5000万を超えるダウンロード数を記録。そしてリリース後2日間で，ワールドワイドのアプリDL数で首位となっているそうだ。

Tencentは2017年11月に，PUBGの中国におけるパブリッシング権を獲得。PC版のローカライズに加え，PUBGにちなんだ2本のアプリ「PUBG：Exhilarating Battlefield」「PUBG：Army Attack」を配信している

　これまでの“スマホ向けアプリ”というと，どちらかというと隙間時間に遊ぶような，ライト向けのゲーム内容が主流という見方も強かった。だが，Android向けのバトルロイヤル系アプリにおける平均セッション時間は10分を超えており，コアなゲームでも受け入れられる土壌があるという。PUBGがスマートフォンにもコアゲームの波を起こしたことで，このプラットフォームは新たな時代へ突入するとApp Annieは分析している。

　App Annieのレポートでは，そのほかにも興味深い情報が記されているので，もし興味を持ったらこちら（その1，その2）で詳細をチェックしてみよう。

PUBGが中国でローンチ、モバイルゲームは新たな時代へ（App Annie）

バトルロワイヤル系ゲームアプリが人気爆発！全世界でダウンロード数は１億5,000万超え（App Annie）