「Ingress」とアクサグループが提携して2万以上の支店がポータル化。日本では2015年に提供予定

　ナイアンティック・ラボは，モバイルゲーム「Ingress（イングレス）」（iOS / Android）で，金融サービス事業を展開しているAXA（アクサ）グループと提携し，全世界で2万以上のアクサ支店がゲーム内のポータルになることを発表した。本日からポータルが設置されるのはドイツ，イタリア，スペイン，ポーランド，インドネシア，スイスの6か国で，日本やアメリカで提供が開始されるのは2015年からになる模様だ。
　また，アクサのポータルからは，「AXAシールド」が出現しやすくなっているとのこと。ほかのポータルでも出現する可能性はあるそうなので，プレイヤーはゲーム内最強と謳われるAXAシールドの入手に挑戦してみてほしい。

「Ingress」公式サイト

Android版「Ingress」ダウンロードページ

iOS版「Ingress」ダウンロードページ

---

アクサグループとGoogleの社内スタートアップであるナイアンティック・ラボは、アクサのグローバルブランドをナイアンティックのモバイルゲーム「Ingress（イングレス）」に取り入れた、新たな取り組みを開始します。全世界で20,000以上のアクサの支店が、Ingress内におけるアクサブランドの「ポータル」となり、プレーヤーの端末からアクセス可能になります。ドイツ、イタリア、スペイン、ポーランド、インドネシア、スイスについては、本日より提供開始、その他に日本や米国などの国で、2015年に開始します。プレーヤーは、これらのアクサのポータルから、「AXAシールド（アクサシールド）」を入手することができます。この取り組みは、Ingressのストーリーラインにも関わります。


全世界のIngressプレーヤーは、200ヶ国に渡り合計で800万人以上にも上ります。同ゲームは、モバイル向けの革新的なMMO（多人数が同時に参加できるオンラインゲーム）で、街中をミステリーと陰謀、冒険にみちた、インタラクティブなゲーム空間にします。Google Mapsの技術を用い、プレーヤーは、身の回りの世界を探索し、虚構の世界の神秘的なエネルギーがあふれる隠れた「ポータル」を発見するため、史跡、公園、パブリック・アートを訪れます。進化するIngressのストーリーは、「Enlightened（エンライテンド）」と「Resistance（レジスタンス）」と呼ばれる二つのチームの行動がベースになっています。これらのチームは、世界の支配と人類の運命に関する戦いに関わっています。

Ingressのプレイ中、プレーヤーは、ポータルを攻撃したり、守ったりするために、ヴァーチャルなアイテムを探し、取得します。シールドは、ポータルの防御に不可欠なアイテムです。プレーヤーは、アクサブランドのポータルで、「AXAシールド（アクサシールド）」を得ることができます。これは、ゲーム内で最強のシールドです。アクサシールドは、他のポータルでも得ることができますが、アクサのポータルで、より出現の可能性が高まります。

今回の連携について、アクサのFrédéric Tardy（Group Head of Marketing & Distribution）は、次のようにコメントしています。
「今回のナイアンティック・ラボとのパートナーシップを、誇らしく思っています。Ingressでのインタラクティブな経験と我々のブランドとの結びつきにより、弊社のデジタル化が一層前進するとともに、お客様が私たちのブランドや代理店を発見する新たな機会をもたらします。これはある意味で、私たちの改革の精神を表しており、アクサは、現実世界でもヴァーチャルな世界でも人々を守る、初めての保険会社となりました。」

また、ナイアンティック・ラボ 創業者/ Google副社長のジョン・ハンケは、次のようにコメントしています。
「アクサとのパートナーシップは、現実世界のブランドと、インタラクティブな携帯ゲームが融合した素晴らしい例です。アクサブランドは、イングレスのストーリーに組み込まれ、周辺地域を訪れたゲームのプレーヤーに、高い付加価値を与えます。」