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ハロー!Steam広場 第161回:銃火器でゴリ押しする脳筋系タワーディフェンス「Alien Shooter TD」
「すちーむ」ってなぁに?というよい子のみんな集まれー! 「ハロー! Steam広場」は,PCゲームのダウンロード販売サイトSteamでリリースされた気になるタイトルやニュースを,筆者が独断と偏見でピックアップして紹介する,とっても有意義なコーナーだ。毎週欠かさずチェックすれば,ナンパで「俺と組めば即シャキよ?」と言いたいがため,TANK職をプレイする光の戦士にジョブチェンジできるかも。
ハロー!Steam広場 第161回は,名作シューティングゲーム「Alien Shooter」をタワーディフェンス化したタイトル「Alien Shooter TD」を紹介しよう。エイリアンの群れを銃火器で撃退していく爽快感はオリジナル版そのままに,強い兵士を並べておけばなんとかなるという脳筋仕様のゲームバランスがウリ(?)となっている。
4Gamer公式 Steamキュレーター
頭を使わずに武器でゴリ押しする脳筋系タワーディフェンス「Alien Shooter TD」
筆者の脳内Wikipediaによると,日本の成人男性のおよそ8割は,年に数回,無性にタワーディフェンスがやりたくなる時期(塔防期)が来るという。筆者もそれでどうにも我慢がきかず,Steamでタワーディフェンスのタグが付けられたタイトルを漁っているのだが,「Alien Shooter TD」はそんな時期に出会ったタイトルである。
カンのするどい人なら気付いてしまうかもしれないが,上記前半はテキトーに書いたフィクションである。ただ,後半はテキトーに選んでいるわけではなく,「Alien Shooter」は10年の歴史を誇る,知る人ぞ知る名作シューティングゲームであり,その名をタワーディフェンスのジャンルで見つけた時には,思わず「おおっ!……おおっ?」となってしまったのだ。
同作のデモは今でも4Gamerでダウンロードできる。四方八方から押し寄せてくるエイリアンを銃火器で撃退し,屍の山を築き上げていくというシンプルなゲームで,いまだに起動すれば数時間は遊んでしまうほど中毒性が高い。
そんなAlien Shooterのタワーディフェンスともなれば,筆者のようなピュアなPCゲーマーの食指が動くのも無理はないというわけだ。
ゲームの内容は,Waveごとにやってくるエイリアンの群れを,配置したユニットで撃退していくというもの。エイリアンに防衛線を突破されてしまうとゲームオーバーといった感じで,中身はいたって普通のタワーディフェンスである。
ただ,エイリアンの群れを銃火器で一掃する爽快感にオリジナル版との差異はなく,あえて違いを挙げるなら,自分で操作しているかどうかという部分だけだ。ユニット配置さえ完璧であれば,あとはエイリアンの屍が積み上げられていくのを眺めているだけでいい。
ゲームに登場するユニットは,「SWAT」「MARINES」「TACTICAL FORCES」「SNIPERS」「HEAVY FORCES」「LIGHT ENERGY FORCES」「HEAVY ENERGY FORCES」の計7種類。それぞれ得意な武器が設定されており,それによって効果的に倒せるエイリアンのタイプも変わってくる。
とはいえ,本作はガチャで手に入る武器の性能が物を言うバランス調整になっているので,強い武器を持ったユニットを並べておくだけで,なんとかなったりする。
ほかのタワーディフェンスのように頭を使うようなゲームではないので,最適解となる配置を研究していくのが好きという人には少し物足りないかもしれないが,お気に入りのユニットをとことん強くして,結果的にそれだけを並べておけばほとんどのミッションをクリアできてしまうという,潔い脳筋仕様のバランスが嫌いでなければ,このゲームにどっぷりハマれるだろう。
タワーディフェンスが無性にやりたくなっている人は,このゲームでその欲求を解消してほしい。
「Alien Shooter TD」Steamストア(980円)
※サマーセール中につき,7月6日まで392円
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