お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
ハロー!Steam広場 第107回:DOOM世代の心を鷲掴みにするローグライクFPS「Bunker Punks」
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2016/04/12 12:00

連載

ハロー!Steam広場 第107回:DOOM世代の心を鷲掴みにするローグライクFPS「Bunker Punks」

画像集 No.001のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第107回:DOOM世代の心を鷲掴みにするローグライクFPS「Bunker Punks」
「すちーむ」ってなぁに?というよい子のみんな集まれー! 「ハロー! Steam 広場」は,PCゲームのダウンロード販売サイトSteamでリリースされた気になるタイトルやニュースを,筆者が独断と偏見でピックアップして紹介する,とっても有意義なコーナーだ。毎週欠かさずチェックすれば,Viveを待ちきれずに目隠しをして部屋を歩き回り,足の小指をタンスにぶつけて部屋を転げまわる上級Steamerにジョブチェンジできるかも。

 ハロー!Steam広場 第107回は,Ninja Robot Dinosaurが手掛ける「Bunker Punks」をメインに紹介する。DOOMやQuakeといった90年代のFPSを彷彿とさせるクラシカルなグラフィックスが特徴の本作は,RUN&GUNのプレイスタイルに,ローグライクと拠点開発の要素を混ぜ合わせた,コアゲーマー必見のタイトルだ。このほか,寄せ集めのパーツで作った戦闘機でドッグファイトを繰り広げる「Julai」もあるので,お見逃しなく。



画像集 No.004のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第107回:DOOM世代の心を鷲掴みにするローグライクFPS「Bunker Punks」

DOOMなノリでロボットを蹴散らしていくローグライクFPS「Bunker Punks」


画像集 No.006のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第107回:DOOM世代の心を鷲掴みにするローグライクFPS「Bunker Punks」

 アーリーアクセスとは,開発途中のゲームを購入して,デバッガー兼プレイヤーとして参加できる,Steamの販売形態の1つだ。今回はカナダのインディーズ系デベロッパ,Ninja Robot Dinosaurが手掛ける「Bunker Punks」を紹介しよう。忍者でロボットで恐竜ってなんだかステキな会社だなぁ。

 本作は,ロボットによって統制管理された社会を舞台とするローグライクFPSだ。プレイヤーは,ロボット達を製造している大企業「Fero Corporate」を打ち倒すため,「Punks」と呼ばれる革命家達を組織し,Feroの支配する施設を制圧していくことになる。

画像集 No.007のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第107回:DOOM世代の心を鷲掴みにするローグライクFPS「Bunker Punks」

 プレイを始めてまず感じるのが,DOOMQuakeといった1990年代のFPSを彷彿とさせるクラシカルなグラフィックスの懐かしさだ。それも,実際に古いゲームエンジンを使っているという様子ではなく,ステージの背景を3Dで描きつつ,武器やエフェクトをドット絵で表現することで,当時の雰囲気をうまく再現している。
 また,銃をぶっ放しながらステージを駆け抜けていく「RUN&GUN」という伝統的なプレイスタイルを採用しており,小気味良いテンポで戦闘が楽しめるのもポイントだ。90年代のFPSをやり込んだゲーマーならば,最初のチュートリアルミッションの時点で心を鷲掴みにされるだろう。

画像集 No.008のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第107回:DOOM世代の心を鷲掴みにするローグライクFPS「Bunker Punks」

 ゲームの進行は,Feroの管理施設に潜入してロボット達と戦うFPSパートと,持ち帰った物資で拠点を改築していく運営パートの2つが軸になっている。FPSパートでは,ロボット達を殲滅しつつ施設からの脱出を目指すことになるのだが,基地運営のためにロボットやオブジェクトを破壊したときにドロップする「Credit」「Tech」といった物資を回収することも忘れてはならない。

画像集 No.009のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第107回:DOOM世代の心を鷲掴みにするローグライクFPS「Bunker Punks」

 持ち帰ったCreditは,Punks達の拠点を改築するための資金となる。Punks達の能力は,施設の種類やレベルに紐付いているので,戦闘に明け暮れて拠点開発を疎かにしていると,途中で大きな壁にぶち当たることに。
 施設の種類は複数あり,例えばSWAT Firing Rangeという施設を作ると,ショットガンのダメージが50%アップする。これに追加投資して施設のレベルを上げていくと,ダメージの増加量も上がっていくといった感じだ。

画像集 No.010のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第107回:DOOM世代の心を鷲掴みにするローグライクFPS「Bunker Punks」

 ただ,一度クリアしたステージは再挑戦できないため,回収できる物資には限りがある。適当にCreditを浪費して施設を作っていると,ステージの難度が上がっていく傍らでPunks達は器用貧乏のままという状況に陥ることも。どんな施設を建てて,どれを改築していくかというのは,攻略上とくに重要なポイントなのだ。

画像集 No.013のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第107回:DOOM世代の心を鷲掴みにするローグライクFPS「Bunker Punks」

 もう片方のTechは,ゲームオーバー後に必要となる物資だ。本作はパーマネントデス(永久的な死)を採用しており,一度死亡したPunksはそのままロストしてしまう。そして,最終的に全滅するとゲームオーバとなり,1の状態からやり直す羽目に。
 ただ,全滅したときにTechを持っていると,次のゲームに新しく登場させる武器やPunksのアンロックが可能だ。採用できるPunksの枠を増やしたり,連射できるアサルトショットガンを開放したりなど,その強力なラインナップを見ると,そもそも一周目でクリアできるようなバランスになっていないようにも感じ取れるわけだが……。このあたりが,本作のもう1つの顔であるローグライクの部分といえるだろう。

画像集 No.012のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第107回:DOOM世代の心を鷲掴みにするローグライクFPS「Bunker Punks」

 戦闘ではDOOM的な味付けが楽しめるうえ,ローグライクと拠点開発の要素まで混ぜ込まれ,コアなFPSファンとっては至れり尽くせりな本作。打つべきFero Corporateの本拠地までの道のりは険しく,何度も全滅することになるとは思うが,それでも諦めないというチャレンジ精神旺盛な人は,ぜひ遊んでみてほしい。


「Bunker Punks」Steamストア(1480円)



画像集 No.003のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第107回:DOOM世代の心を鷲掴みにするローグライクFPS「Bunker Punks」

無限に広がる工業地帯でドッグファイトを繰り広げる「Julai」


 「こんなゲームをリリースしたい」という開発者に対して,ユーザーが賛成か反対かを投票できるサービスがGREENLIGHTだ。今回はロシアのインディーズ系デベロッパ,GenGuryanovが手掛ける「Julai」を紹介しよう。

画像集 No.016のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第107回:DOOM世代の心を鷲掴みにするローグライクFPS「Bunker Punks」

 本作は,工業地帯が延々と広がる金属の惑星を舞台にしたフライトコンバットゲームだ。プレイヤーは,寄せ集めのパーツで作った戦闘機に乗り込み,自動生成され続けるマップを自由に飛び回ってドッグファイトを繰り広げていく。

画像集 No.020のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第107回:DOOM世代の心を鷲掴みにするローグライクFPS「Bunker Punks」

 マップ上には,プレイヤーと同様に寄せ集めのパーツで構成されたNPCの戦闘機が飛行しており,これらを撃墜すると戦闘機をカスタマイズするためのポイントがもらえるという。カスタマイズの幅は広く,換装できるすべての箇所が戦闘機の性能に影響するようだ。

画像集 No.015のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第107回:DOOM世代の心を鷲掴みにするローグライクFPS「Bunker Punks」

 パーツの種類もさまざまで,特攻用のドリルを装着したり,大型のジェットエンジンを積んだりもできる。基本的にはガラクタを寄せ集めて作ったような見た目になるため,現代の戦闘機のようなスマートさは感じられないが,スチームパンクな世界観が好きな人には刺さりそうなビジュアルだ。

画像集 No.021のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第107回:DOOM世代の心を鷲掴みにするローグライクFPS「Bunker Punks」

 マップの所々に開いている大きな穴からは,惑星の内部に侵入することも可能で,そこでは映画のスター・ウォーズさながらの入り組んだ場所でのドッグファイトが展開される。デス・スターに突入するシーンが好きな人ならば,胸が高鳴るはずだ。

画像集 No.018のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第107回:DOOM世代の心を鷲掴みにするローグライクFPS「Bunker Punks」

 実のところ本作はGREENLIGHTをすでに通過しており,予定通りならば本日中にリリースされる。GeForce GT 640以上のグラフィックスカードを積んでいるPCならば,問題なく動くというハードルの低さなので,興味のある人はカートに突っ込んでおこう。


「Julai」GREENLIGHTページ

  • 関連タイトル:

    Steam

  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:03月28日〜03月29日