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ハロー!Steam広場 第48回:山です
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印刷2014/12/05 12:00

連載

ハロー!Steam広場 第48回:山です

画像集#001のサムネイル/ハロー!Steam広場 第48回:山です
連載開始からひっそりと1周年を迎えた「ハロー Steam 広場」は,PCゲームのダウンロード販売サイトSteamでリリースされた気になるタイトルやニュースを,筆者の独断と偏見でピックアップして紹介する,とっても有意義なコーナーだ。毎週欠かさずチェックすれば,「積みゲー崩さないとなぁ」といいながらゲームを積む上級Steamerにジョブチェンジできるかも。

 ハロー!Steam広場 第48回は,曲を弾きながら山を眺めるシミュレーションゲーム「Mountain」をメインに紹介しよう。季節ごとに変化する山の表情を楽しむというシンプルなゲームなのだが,時間が経つにつれて大変なことに……。このほか,愛犬とともに世界を救うホラーアドベンチャー「Ashen Rift」もあるので,お見逃しなく。



画像集#002のサムネイル/ハロー!Steam広場 第48回:山です

ただただ山を眺めるだけのシミュレーションゲーム「Mountain」


画像集#016のサムネイル/ハロー!Steam広場 第48回:山です

 今回は,David OReilly氏が手掛けるシミュレーションゲーム「Mountain」を紹介しよう。本作は,山を眺めるゲームだ。これで本作の要素の90%は紹介しきれたと思われるが,それではあまりにも短すぎるので,もう少し掘り下げてみたいと思う。

画像集#008のサムネイル/ハロー!Steam広場 第48回:山です

 ゲームをスタートすると,まずは3つの絵を描くことになる。ここで描いた絵がゲームにどう影響するかは不明だ。心理テストのような感じなので,あまり深く考え込まずインスピレーションで描いてしまおう。

「BIRTH」というお題を全力で無視した筆者の力作
画像集#007のサムネイル/ハロー!Steam広場 第48回:山です

 絵を描き終わると1つの山が生成されるので,あとはじっくりと眺めよう。クリックしながらマウスを動かすと,いろいろな角度から山が見られるほか,マウスホイールをグリグリすればズームイン/アウトも可能だ。
 また,キーボードの[A]〜[L],[Z]〜[,]キーには音階が設定されており,これらのキーを押すことで音を出すことができる。雨粒が地面を打ち付ける音や,虫の鳴き声などが響き渡るなかで奏でる音色はとても心地よく,筆者がなんとか弾ける「かえるの合唱」や「チューリップ」さえも神秘的に聞こえてしまうから不思議。
 この音楽という要素が,山にどのような変化を与えているのかは分からないが,曲のテンポが速いと,それに合わせて流れる時間も速くなるようだ。

画像集#009のサムネイル/ハロー!Steam広場 第48回:山です

 ゲーム内には四季のようなものが用意されており,紅葉に彩られたり,雪化粧をしたりと,時間の経過とともに山の表情は変わっていく。また,昼夜の概念もあるので,朝と夜では山の見栄えがまったく異なるのだ。
 こういった変化を見ているのも楽しく,適当な曲やカエルの合唱を弾きながら山を眺めているだけでついつい時間を忘れてしまう。

画像集#012のサムネイル/ハロー!Steam広場 第48回:山です
画像集#010のサムネイル/ハロー!Steam広場 第48回:山です 画像集#011のサムネイル/ハロー!Steam広場 第48回:山です

 さらに時間が進み,そろそろショパンの「夜想曲第2番」にでも挑戦してみようかと思ったその時,突然山に向かってゴミが投げつけられ,表面に突き刺さってしまった。あまりにも唐突な出来事に,唖然としてしまったが,そうしている間にも次々とゴミが山に刺さっていく。

画像集#014のサムネイル/ハロー!Steam広場 第48回:山です

 どうやらこれを防ぐ手段はないようで,先ほどまで美しかった山が,徐々にゴミ山と化してしまう。なぜこうなったのか,最初に描いた絵があまりにも酷かったからか? と考えながら,本作のコミュニティページに投稿されている山々のスクリーンショットを見てみると,どの山にもゴミが刺さっていたので,これは仕様と見てよさそうだ。

画像集#015のサムネイル/ハロー!Steam広場 第48回:山です

 どんなゴミがやってくるのかはランダムなので,プレイヤーによって山の見た目は異なってくる。よって,「こんな山になったよ」と,(ゴミの刺さった)自分の山の画像をコミュニティページに投稿するのが1つの楽しみ方になっているようだが,ゲームスタート時の神秘的な雰囲気が好きだった筆者としてはちょっぴり残念だ。
 ただ,どれだけゴミが刺さろうと自転を止めず,季節ごとの表情を見せてくれる山を見ていると,なにかこみ上げてくるものがある。

10時間ほど放置した筆者の山
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 結局のところ本作は何をするゲームなのか? と言われると「山を眺めるゲームです」としか答えられないが,この作品をプレイして何を感じるかはプレイヤー次第なので,興味が湧いたという人はぜひ遊んで(?)みてほしい。

「Mountain」Steamページ(98円)[税込]



画像集#003のサムネイル/ハロー!Steam広場 第48回:山です

愛犬とともに世界を救うホラーアドベンチャー「Ashen Rift」


画像集#017のサムネイル/ハロー!Steam広場 第48回:山です

 「こんなゲームをリリースしたい」という開発者に対して,ユーザーが賛成か反対かを投票できるサービスがGREENLIGHTだ。今回は,2度目のKickStarterプロジェクトに挑戦中の「Ashen Rift」を紹介しよう。
 本作は,異界へとつながる裂け目から現れたモンスター達によって,危機的状況に陥った世界を舞台としたホラーアドベンチャーゲームだ。プレイヤーは,愛犬のBounderとともに世界を救うべく,異界のモンスター達と戦うことになる。

画像集#020のサムネイル/ハロー!Steam広場 第48回:山です

 愛犬のBounderは,闘犬用として知られるアメリカン・スタッフォードシャー・テリアであり,サバイバル生活をともにする相棒として,かなり頼れる存在になりそうだ。実際にゲーム内でどのような活躍をしてくれるのかも気になるところ。

画像集#018のサムネイル/ハロー!Steam広場 第48回:山です

 2014年4月に目標金額4万5000ドルの半分しか資金が集まらず,プロジェクトが失敗に終わってしまった本作だが,今回は,目標金額を下げるどころか約2倍の8万5000ドルに設定しており,開発者達の熱意が伝わってくる。今のところは順調にバッカーが増えているようで,出資の締め切りは2015年1月4日となっている。気になる人はKickStarterのページも確認しつつ“いいね”を押しておこう。


「Ashen Rift」GREENLIGHTページ

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    Steam

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