連載
前代未聞の間取り図×落ち物パズル! iOS向け「間取りパズル マドリス」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第380回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
1K,1LDK,2DK,3LDKなど,世の中にはさまざまな間取りの物件が存在する。不動産サイトなどで,あれこれと間取り図を眺めては,「ここにテーブルを,あそこにはソファを置いて……」と妄想する人は,意外と多いのではないだろうか。本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,そんな人にこそプレイしてもらいたいゲーム「間取りパズル マドリス」を紹介する。
「間取りパズル マドリス」ダウンロードページ
本作は,スタンダードな落ち物ブロックパズルとほぼ同じ仕組みで,画面上部から降ってくるさまざまな形のブロック(間取り図)を組み合わせ,隙間のないように埋めて消していくというもの。ただし,本作には,横一列に揃えただけではブロックが消えないという特徴がある。
本作は,ブロックを並べて横一列のラインを作ると,その横一列に揃った部分だけが黄色に変色し,すべてのスペースが黄色になったブロックが消滅するという仕組みになっているのだ。最初の頃は,この仕様に戸惑うと思うので,何度かプレイしてしっかり覚えたいところ。
本作に登場するブロックは,トイレや風呂場,玄関,キッチン,リビングルームといった現実でもよく見かける設備がきちんと描かれており,L字型の部屋や正方形の部屋,さらには一直線の形をした部屋など,その種類は実に多彩だ。
また,ブロックにはそれぞれ値段(家賃)が割り当てられており,ブロックを消すことでその家賃をスコアとして得られる。さらに,画面が3つのゾーン(地域)に分けられており,下側(都心に近い地域)で消すほど,スコアボーナスが入りやすくなっているのも特徴だ。
一番下にあるオレンジ色の「東京」部分で消すと,表示されている家賃の120%が,真ん中にある黄色の「埼玉」部分では家賃の100%が,上部にある緑色の「群馬」部分では家賃の80%が得られる。つまり,このシステムは,現実の地価がそのままゲームに反映されており,地価(家賃)が高い=ボーナスが得られやすい,ということなのだ。
この並びでは,ブロックの一部しか黄色くなっていないため,消えることはない |
こちらの並びであれば,2段目にあるL字型のブロック以外はすべて黄色になったため,L字型のブロック以外は消滅する |
これ以外にも不動産らしいボーナスが存在しており,ブロックを置いてから10ターン以内に,そのブロックを消せば「新築物件」,玄関が開いた状態(玄関に隣接するブロックがない状態)だと「ペット可物件」,さらに窓が南(画面の下)向きの状態でブロックを置くと「日当たり良好」のボーナスがそれぞれ得られる。いずれも10%のスコアボーナスとなるので,積極的に狙っていこう。
ゲームモードは「EASY」「NORMAL」「HARD」の3種類が用意されており,難度によって登場するブロックの種類が変わる。EASYは小さめのブロックしか登場しないが,NORMAL以降は,最大で3LDKという大きめのブロックが登場するため,組み合わせるのも一苦労。HARDでは,さらに画面の下側を「地上げ屋」が占拠してブロックを置けなくなっているので,スペースが全体的に少ない。まずはEASYをプレイし,本作の一風変わったシステムに慣れ,少しずつ難度を上げていくといいだろう。
シンプルながら,不動産っぽさを取り入れたシステムにより,かなり頭を使わされる本作。ブロック全体を黄色にしないと消えないという仕様は,なかなかクセが強いのだが,慣れてしまえば,あれこれ考えながら組み合わせられるので,ついつい夢中になってしまうはずだ。
パズルゲーム好きはもちろん,「歯ごたえのある落ち物パズルに興味がある」「間取り図を眺めるのが好き」という人も,ぜひプレイしてほしい。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」記事一覧
- 関連タイトル:
間取りパズル マドリス
- この記事のURL:
(C)Qooga Create Limited company