連載
絶賛流行中の“男の娘”ゲーム……ではないのであしからず。iOS向け壁抜けゲーム「オカマ道!」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第354回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,オカマの虎之助がオカマの頂点を目指すべく,厳しいトレーニングに挑むという,もはやどこから突っ込むべきか分からない作品「オカマ道!」を紹介する。とにかく強烈なビジュアルに怯むことなかれ。……ちなみに男の娘っぽい要素は一切出ててこないのであしからず。
虎之助は師匠である龍之助の指導のもと,特定の形の穴が空いた壁をひたすらくぐり抜けるという,謎のトレーニングに精を出すことになる。虎之助の周囲には「右手」「左手」「右足」「左足」と書かれたボタンがあり,これらをタップすることで,四肢を独立して動かせる。これを活用し,壁の穴にぴったり合うポーズを取ってくぐり抜けていく,というのが本作の遊び方だ。
画面左上にある3つのハートは虎之助のライフを示しており,壁にぶつかるたびにハートが1つ消費される。なくなるとゲームオーバーとなり,リザルト画面に移る。何枚の壁をくぐり抜けられたかは,画面右にある「LESSON」の数値で確認可能だ。スコアが伸びてくると,迫ってくる壁のスピードが上がるうえ,壁と壁との間隔がせばまってくるので,かなりの難度となる。
また,画面右上には「次の壁で指定されるポーズ」があらかじめ表示されるので,こちらを確認し,壁の穴をくぐり抜けたら,すぐに次のポーズに調整できるようにしておけば,慌てることはないだろう。
本作では一定数以上の壁をくぐり抜けると,さまざまな衣装がもらえる。これは,いわゆるアバター要素で,髪型やアクセサリー,トップス,スカートなど,カテゴリも多彩に用意されている。1つのカテゴリにつき16種類ものアイテムが用意されているので,ぜひコンプリートを狙ってみてほしい。
着せ替えているうちに,いつの間にか虎之助に愛着が湧いてくる……かもしれない。
意外と頭を使う内容なので,ちょっとした頭の体操にも持ってこいの本作(目の保養には絶対ならない)。
衣装集めというコンプリート要素もあるため,やり込みのモチベーションを保ちやすいのは好印象。「この強烈なビジュアルが気に入った」「風変わりなゲームを探している」という人にはぜひ一度プレイしてもらいたい作品だ。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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