テレビアニメ「ディバインゲート」の放映開始は2016年1月に決定。さまざまな資料公開や，声優陣のトークが行われた「ディバインゲート オフラインイベント」をレポート

　ガンホー・オンライン・エンターテイメントは本日（2015年9月26日），サービス開始から2年を迎えたスマホ向けアプリ「ディバインゲート」「ディバインゲート」（iOS / Android）のオフラインイベントを，都内のアキバ・スクエアで開催した。
　イベントは，第一部がテレビアニメ「ディバインゲート」の発表会，第二部がアプリ「ディバインゲート」の2周年記念オフラインイベントという構成で行われた。本稿では，アニメの最新情報が発表されたほか，アオト役の斉藤壮馬さん，ミドリ役の伊藤かな恵さん，アーサー役の中村悠一さんがトークを繰り広げた第一部の模様をレポートしたい。

「ディバインゲート」公式サイト

　まず最初に，ゲーム「ディバインゲート」の高野康太ディレクターと司会の一木千洋さんから，テレビアニメ「ディバインゲート」の放映開始が2016年1月に決定したことが発表された。
　メインスタッフは，監督に阿部記之さん，シリーズ構成が高橋ナツコさん，キャラクターデザインが卯野一郎さん，音楽が尾澤拓実さん，そしてアニメーション制作がStudioぴえろという布陣だ。放送局と放送時間は，追って告知されるとのことだった。

できたてのホヤホヤのティザービジュアルとロゴが公開

　続いて，メインキャラクターのビジュアルが公開された。アカネ，アオト，ミドリ，ヒカリ，ユカリ，ギンジ，アーサーのビジュアルがスクリーンへ次々と映し出されると，会場は大歓声に包まれた。

　■公開されたキャラクター

　次は，キャラクター演じる声優陣の発表が行われた。アカネ役に柿原徹也さん，アオト役に斉藤壮馬さん，ミドリ役に伊藤かな恵さん，ヒカリ役に竹達彩奈さん，ユカリ役に雨宮 天さん，ギンジ役に吉野裕行さん，そしてアーサー役に中村悠一さんという豪華なキャスティングが発表されると，会場はまたしても大盛り上がりになった。


　テレビアニメ「ディバインゲート」の発表が落ち着いたところで，声優陣によるトークコーナーがスタートした。アオト役の斉藤壮馬さん，ミドリ役の伊藤かな恵さん，アーサー役の中村悠一さんが，それぞれキャラクターボイスを披露しながら登場し，さらに監督の阿部記之さんもステージに招かれた。

左から，アーサー役の中村悠一さん，アオト役の斉藤壮馬さん，ミドリ役の伊藤かな恵さん

　最初のトピックは，自身が演じるキャラクターの印象について。
　斉藤さんはアオトについて，感情を表に出さないキャラクターだが，その微妙なバランスや複雑さが面白そうだとコメント。十代特有の微妙な感情を表現していきたいと，アフレコに対する意気込みを語った。
　伊藤さんはミドリのことを「元気で明るい子です」とコメント。加えて，ただ明るいだけではないので，アフレコでは，内に秘めている感情を表現していきたいと話した。

テレビアニメ「ディバインゲート」監督の阿部記之さん

　続いてアーサーについて。中村さんいわく，アーサー役は指名で決まったため，オーディションは受けていないとのこと。そのため，現段階ではキャラクターが定まっていないこともあって，オンエアでは，会場で披露したボイスとは異なる演技になっているかもしれないと述べた。ただ，アーサーは重要な立ち位置のキャラクターなので，大切に演じていかなければならないと，役柄の重要性に触れた。また，序盤はセリフは少ないが，その少ないセリフの中でキャラクターの魅力を引き出していきたいという意気込みを語った。

　監督の阿部さんは，テレビアニメ「ディバインゲート」のストーリーについて，ゲームの大まかな部分は踏襲しつつ，テレビアニメならではの「ディバインゲート」を目指していきたいとした。
　また，思春期の子が抱えている感情を丁寧に描いていきたいとも述べる。設定は近未来だが，現代の感覚で話作りを進めており，戸惑いを感じたり壁にぶつかったときの，思春期らしい反応や感情を表現していければと，制作のこだわりを見せていた。


　トークは続いてアプリの話題へ。実際に遊んだという声優の皆さんは，口々に「5秒って短いですよね」と，ディバインゲートのバトルシステムについてコメント。
　中村さんは「最初の2秒でマスを全部見ているんですよ。気がついたら5秒経っているんです」と，かなり苦戦したことを告白。伊藤さんが「秒数を延ばせるキャラクターがいますよ」と言うと，中村さん「それのキャラクターを僕のアカウントにください」とリアルなお願いをして会場の笑いを誘った。
　そして「ディバインゲート」を統括するミスターディバイン氏に声優さん達の視線が集中したが，「それはできないですね」と一刀両断。これまた大受けとなっていた。


　アカネ役の柿原徹也さんのビデオメッセージも公開された。オーディションのときには，ナチュラルなアカネと熱血なアカネの二種類を演じたという柿原さん。いったいどっちのアカネが好評で受かったのか疑問に思っているとコメントした。そういう事情で，収録では少し演技を変える可能性もあるが，そのへんも含めて楽しみにしていてほしいと述べた

　続いては，テレビアニメ「ディバインゲート」の制作で使用されている背景資料が公開された。ライトアップされた世界評議会のビルや，聖暦の天才達がいるドライバーの研究施設，アオト達が住んでいる街の最寄り駅，蒼のクリスマスの殺害現場のショッピングモールなど，ゲームをプレイしたことのある人ならピンとくる貴重な資料が公開された。なお監督によると，背景制作はすべてCGで行われているという。


　イベントの最後には，ガンホー・オンライン・エンターテイメント代表取締役社長 CEO森下一喜氏のビデオメッセージが公開された。
　イベントで「ディバインゲート」の女性人気を実感できたことがアニメ化につながったと述べ，キャラクターそれぞれのバックボーンや，彼らの織りなす人間ドラマを描いていきたいと，テレビアニメ「ディバインゲート」の構想を語った。
　また，アニメ化が1つの転機となり，現在は，スマホ版「ディバインゲート」以外の展開も準備中であるという意味深な発言も飛び出し，会場をザワつかせる一幕も。これについてミスターディバイン氏は，ノーコメントを貫いていた。


　最後には，ゲスト陣全員がテレビアニメに対する意気込みを述べ，以上でステージは締めくくられた。

「ディバインゲート」公式サイト