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ドラマ「ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」制作発表記者会見をレポート。現実とエオルゼアがシームレスにつながる映像に注目だ
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印刷2017/02/24 20:20

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ドラマ「ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」制作発表記者会見をレポート。現実とエオルゼアがシームレスにつながる映像に注目だ

 スクウェア・エニックスは2017年2月23日,MMORPG「ファイナルファンタジーXIVPC / PS4 / PS3 / Mac。以下,FFXIV)における,ゲームプレイヤーのブログ記事をもとにしたテレビドラマ「光のお父さん」の制作発表記者会見を実施した。

 これは,FFXIVのプレイヤーであるマイディーさん()が,ブログ「一撃確殺SS日記」でつづった内容をドラマ化したものだ。60歳を超えるゲーム好きの父親への親孝行を目的に,自分の正体を隠してフレンドになり,ゲーム内で交流していく姿が描かれる。
 2016年12月24日,25日に東京の有明ビッグサイトで開催された「ファイナルファンタジーXIV ファンフェスティバル2016 in TOKYO」でも,このドラマ化が発表されて大きな話題となっていた(関連記事)。今回,その制作発表記者会見が行われたのでレポートしよう。

※ゲーム中も同名(表記はMaidy Maidy)となる

オンラインゲームの新たな可能性が実写ドラマに。原作とFFXIVに込められた想いを千葉さんや馬場さんが熱演


 会見の始まりにドラマのトレイラーがスクリーンに流れ,それが終わると主演・稲葉光生役の千葉雄大さんとヒロイン・正田陽子役の馬場ふみかさん,そして監督の野口照夫氏の3人が登壇した。


左から,馬場さん,千葉さん,野口氏

 今の気持ちを訪ねられた千葉さんは「現場はアットホームな雰囲気だったんですが,トレイラーには自分の知らないシーンがあったり,ゲームパートの画面があったりと,すごくスケールの大きな作品になっていました」と驚いた様子だった。馬場さんも「ドラマとゲームのパートが,テレビの画面で見られるので,みんな楽しんでもらえるんじゃないかな」とコメントした。
 これまでのドラマとはまったく勝手が違ったこともあってか,監督の野口氏は「本当に難しかったです。いまはホッとしているというのが本音です」と現在の心境を述べつつ,「FFXIVって,ものすごい熱量で精巧に作られたゲームで,それに魅せられたマイディーさんがつづったブログも,すごい熱量を発しています。この熱量をなるべく損なわずに,視聴者にドラマをお届けするっていうのはプレッシャーでした」と語った。

 千葉さんは役を演じるにあたり「僕達が演じるパートの監督とは別の,ゲームパートの監督が演出した画面を見ながらお芝居するんですが,それが初めての経験で難しいのではと思っていました」と,戸惑いがあったようだ。しかし,「ゲームの中のキャラクターがすごく暖かくて,お父さん(大杉さん)が画面から温度が感じられるお芝居をしていたので,すごくやりやすかったです」と話した。
 馬場さんも「すごくアットホームな現場でやらせていただいたので,撮影中は楽しく演技できました」と手応えを感じていたようだ。

 2人の演技について野口氏は,「馬場さんは腹が据わってる」と,堂々と自然体で芝居をしていたことが印象に残っていると話し,「これから伸びてくる人って,こういう人なんだろうな」と思ったそうだ。千葉さんについては「またぜひご一緒したいと心の底から思っている」と熱いラブコール。ひとつひとつのシーンに真剣に考えてくれる役者さんで,監督としてはすごく楽させてもらったと,撮影を振り返った。

 仕事の都合で会場に来られなかったという,稲葉博太郎(お父さん)役の大杉 漣さんからは,ビデオメッセージが公開された。大杉さんは「撮影はすごくタイトでしたが,千葉さんと稲葉貴美子(お母さん)役の石野真子さんとで,良い家族だったと思います。僕はゲームには詳しくなかったんですが,この役を演じたことで,ゲームがゲームを超えて,心と心がつながったような,家族そのものを再生されていくかのような感じを受けました。これは深夜に放送されますが,本当に心に届くドラマになっていると思います。一人でも多くの人に見てもらいたいです」とメッセージを送った。

大杉 漣さん

 続いて,本ドラマならではのゲームパートについて紹介が行われた。このドラマにはFFXIVが欠かせないが,それらのシーンはすべて実際のゲームで,プレイヤーがエモート機能と各種撮影機能を駆使して撮影したという。このゲームパートを監督した山本清史氏がその苦労を語った。

山本清史氏

 まず撮影方法の紹介が行われたが,これは主にFFXIVに実装されているグループポーズ(スクリーンショット撮影機能のひとつ)機能を使ったと説明。また,「景観カメラ」を使っての撮影も行ったという。このほか,印象的なシーンは,被写界深度を調整して撮影したそうだ。一方,撮影終了後に撮影に使えそうな新しい機能が追加されて,これがもっと早ければ……と思ったこともあったという。

 また,撮影時には,マイディーさん達にチャットで指示を送り,それにあわせて演じてもらったと話す山本氏。ゲーム中のキャラクターに口パクをさせる(※チャットで発言すると,文字数に合わせてリップシンクでキャラクターの口が動く)秒数も,細かく指示したとのことだった。

山本氏が記者会見会場から指示を出して,マイディーさんがエモートを実演する一幕も

 こうして撮影されたプレイヤーキャラクターの演技には,声優の声が付けられる。ここでゲームパートの主役とも言えるマイディーの声を担当した南条愛乃さんと,FFXIVのプロデューサー兼ディレクターを務める吉田直樹氏が登壇した。

 南条さんが演じたマイディー役について千葉さんは「可愛らしい中にも,凛としたところがあってハッとする」と印象を述べると,南条さんは笑いながら「照れくさいです」と返していた。そして「マイディーさんが操作しているのは女性キャラクターですが,自分が男性であるということを隠さずにプレイしているんです。一人称が『僕』なので,女性っぽくというよりは中性的なイメージで演じました」と役作りについて語った。

左から,FFXIV プロデューサー兼ディレクター 吉田直樹氏と,声優の南条愛乃さん

 ドラマ化されたことについて聞かれた吉田氏は,「自分が関わっている作品がドラマになったことは,もちろん嬉しい」とコメント。そして,オンラインゲームは日本ではまだメジャーではなので,このドラマがオンラインゲームを始めるキッカケになってくれれば,と期待を寄せた。また,「役者さんや監督が,オンラインゲームの可能性をこのドラマで示したいと言っています。それを感じてもらえれば」と述べた。

 続いて,ドラマの主題歌をGLAY,エンディングをSILENT SIRENが担当することが発表された。主題歌の「the other end of the globe」も,エンディングテーマの「AKANE」も,それぞれ脚本やブログの記事を読み込んで,「光のお父さん」のシーンをイメージしながら書き下ろされたという。


SILENT SIREN

 発表会の最後に千葉さんは,「FFXIVを遊んだことがある人も,そうでない人でも楽しめるドラマになっていると思います。現場が楽しかったので,それが画面を通して伝わるといいと思います」とアピール。野口氏は「非常に画期的で,かなり冒険しているドラマだと思います。その一方で,親子の関係や家族の絆,ひとりの青年の成長とか普遍的なものを描いたドラマでもあります。誰でも楽しめる作品になっていると思います」と述べ,記者会見を締めくくった。


 ドラマ「ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」は全7話で,MBSでは2017年4月16日の深夜0:50から,TBSでは4月18日の深夜1:28にスタートする。
 オンラインゲームのプレイヤーが記したブログを元に実写化されたという,前代未聞のこのドラマ。FFXIVファンはもちろん,ゲームファンとしても注目したい作品だ。


エオルゼアで記者会見!? 吉田氏も悔しがる新しい映像体験とは


 続いて,ゲーム内にログインした関係者に対して,リアル側の会見会場にいる記者が質問する「エオルゼア記者会見」が実施された。ゲーム内に登場したのは,引き続きの登壇となる吉田氏と山本氏,そしてドラマの脚本を担当した吹原幸太氏,マイディーさん本人の4人だ。

エオルゼア内に設けられた記者会見会場に登場した4人のキャラクター。左から山本氏,マイディーさん,吉田氏,吹原氏。マイディーさんのみ外部からログインしているのでチャットでの応答となる。4人のうしろには,ドラマに出演したFCメンバーの姿も

左から吉田氏,吹原氏,山本氏。実際のところ3名は会場にいるので,マイクで返答していた

 ここでは,この記者会見での模様をお届けしよう。

 ゲームパートの制作期間について聞かれた山本氏は,実質2か月程度だと説明。ドラマパートの撮影が終了したあと,11月下旬ぐらいからスタートしたという。端から見ているとゲームをしているだけにしか見えないため,奥さんから「なに遊んでるの?」と白い目で見られたそうだ。

 自身の書いたブログがドラマ化され,その気持ちを聞かれたマイディーさんは「ブロガーとして,そしてオンラインゲーマーとして,このような冒険ができたのはとても嬉しい」と答え,仲間と共に一緒に歩いてこれたことも嬉しいと付け加えた。

 吉田氏には,ゲーム内で新しく実現したいことや,新しく実装したい機能などのイメージが,ドラマ化によって湧いたかという質問が投げかけられた。氏は熟考しつつ,まず「このドラマは,すでにエオルゼアにある機能をフル活用して,僕ら開発者ですら想像がつかない撮影方法で作られています。協力を依頼してくれれば,例えば天候や時間を変更できるのに,『要らないです』と断られました。ゲーム内で晴れ待ちをしたり,雨待ちをしたりといった,現実のロケと同じような手法で,ゲーム内のドラマを作ることを実現してくれたんです」と,ゲームパート撮影でのエピソードを述べた。
 そのうえで「僕らが何か機能を足すよりも,現実に起こった,ドラマのようなエピソードがたくさん生まれるように,エオルゼアの世界を拡大し,維持し続けていかなくてはならないと改めて感じました」と回答した。


 吉田氏からの申し出を断った山本氏は,「オンラインゲームの可能性にチャレンジすることが,作品に対するモチベーションであったし,価値でもある」と述べ,「エオルゼアの世界で,実際のプレイヤーと一緒に撮影することにこだわったほうが,プレイヤーも共感してくれるのではないか」と思ったからだと,その理由を語った。
 また,エオルゼアの世界は現実とは違うものの,もうひとつのリアルであり,そこで撮影することはリアルで撮影することと変わらないと述べた。

 一方,実際に対面せずに演出することには苦労があったと山本氏は話す。上記のように,指示はすべてチャットで行っていたのだが,映像業界で通じる用語がゲーム内の出演者(※)に伝わらず,それをかみ砕いて説明するために時間がかかったという。

※前述のとおり,ゲーム内でキャラを操作して演じたのは(一部を除き)実際のプレイヤー自身

 また,リアルの生活を優先してもらうため,21時から23時までの2時間を撮影時間と決めていたそうで,演出内容をチャットで伝えているうちに,すぐ時間が経ってしまったという。そのため,演出中に見せたいい顔を撮っておいたり,テスト回し中に撮ったりと,これまでに得たスキルをフル活用して撮影していったそうだ。

 さらには,天候や時間に悩まされたり,撮影をする場所にほかのプレイヤーがいて撮影できないなど,ゲーム内での撮影は面白かった半面,すごく大変だったと,オンラインゲームならではの難しさを語った。


 この企画が持ち込まれたときの印象や,OKを出す決め手について聞かれた吉田氏は,そもそも,ブログは1話からリアルタイムで読んでいて,続きを読むのが楽しみだったという。ただ,実際にドラマ化の企画が持ち込まれたときは「ずいぶんとハードルの高いことをやろうとしているんだな」と思ったそうだ。
 それでも本気で制作するというのであれば,全力でサポートするつもりだったという。そんなドラマ制作も中盤に入ったころ,とんでもないパイロットフィルムができあがり,「僕の想像を超えることをやり始めていた」と振り返った。

 吉田氏は,「FFXIVも,メチャクチャなスピードで,とんでもないボリュームのアップデートを続けたりと,普通じゃないタイトルではあります。しかし,このドラマもものすごいスピードとクオリティで仕上がっていて,これもFFXIVらしいのかなと思っている」と語った。

 そのスピードの速さの一端を担った吹原氏は,「そもそもブログが素晴らしいものだったので,それをベースにみんなで話し合いながら,自信を持って発表できるものが書けた」とその仕上がりに自信を見せた。
 吉田氏から「ここは悩んだ,みたいなのはなかった?」と水を向けられた吹原氏は,笑いながら「悩む時間もなかったです」と即答。吹原さん自身もFFXIVをプレイしているので,セリフを含めて悩むことはなかったそうだ。


 さらに吉田氏は「このドラマに関わってる人もFFXIVをプレイしてくれている人が多くて,オンラインゲームが分かっているというか,プレイヤーとの意識のズレがないことも前代未聞かもしれません」とスタッフの印象を話した。
 実は,山本氏はもともと「ドラゴンクエストX」をプレイしていたそうだ。FFXIVについては,手を出すと自分がどうなるか目に見えていたので控えていたのだという。だが,この仕事を受けるにあたり「ついにやるときがきたのか」と,7月後半ぐらいにグリダニアでスタートし,「光のお父さん」と同じ道を歩みながら演出を考えたり,お父さんが見たであろう風景を探してプレイしたと語った。この会見時点でのレベルは57だという。

 実際に完成したドラマを見た感想について,山本氏は自分で作っておいてなんですがと前置きしつつ「びっくりした」と回答。野口氏のリアルパートとゲームパートが編集でシームレスにつながっていて,なんとも言えない一体感があったという。自分で作ったドラマで涙する日が来るとは思わなかったと話した。

 吹原氏は「ゲームパートの台本は『タイタンのこの攻撃を,こうギリギリで交わして技を決めて倒す』という,これまで書いたことのないト書きをたくさん書いた」という。それが違和感なくちゃんとできているシーンを見て,ゲームでありながら,CGアニメーションに匹敵するものを作ってくれたことにすごく感動したそうだ。

 吉田氏も山本氏と同様に,映像に驚いたと話す。「千葉さんがパッドを握った瞬間にゲームの画面に切り替わって,マイディーとしてFCのメンバーと会話する。だが,ふっとリアルパートに戻って,またゲームパートに戻る。そのシームレスさは言葉にしづらいんですが,これまでにない映像体験に仕上がってます。僕も作り手なので,ちょっと悔しかったです。自分達が作っているゲームはこんなことができるんだなと,改めて感じました」と述べて,「こんな難度の高いことをやっているんだな,というところをご覧いただきたいです」と結んだ。

 マイディーさんは「自分の芝居のアラばかり見えて反省の連続だった」とコメントしつつ,練習を重ねればもっと上達できそうだと意欲も見せた。それでも,見ているときよりも撮影していたときのほうが楽しかったと,当時を懐かしんでいるようだった。


 記者会見の締めの言葉として山本氏は「かなり画期的なドラマになっています。関わっている人達の熱意とか情熱が画面に現れている作品だと思います」と述べた。

 吹原氏は「オンラインゲームって,特別なゲームじゃないと思います。子供の頃に家に集まってゲームをして楽しんでいたのが,オンラインゲームで同じことができるようになりました。オンランゲームはこういうものだと知ってもらえる,やってみたくなる内容になっているので,ぜひ見てほしい」とコメント。

 吉田氏は「日本のオンラインゲーマー人口はそれほど多くない」と現状を改めて述べ,「コミュニケーションが面倒だとか,知らない人と遊ぶのは怖いからオンラインゲームを遊ばない,という人もいると思います。でも,人と接することができるオンラインゲームだからこそ,こういったドラマが生まれる可能性があるんです。スタッフがドラマに込めた,可能性という熱量を受けとって,オンラインゲームに興味を持ち,触れてくれる人がひとりでも増えてくれれば,世界と戦えるオンラインゲームが日本から出るかもしれません。このドラマは,そんな可能性を感じさせる大きなチャレンジだと思いますし,それにふさわしいクオリティになっていると思います」とドラマを見た視聴者への可能性に期待を寄せるコメントをした。

 マイディーさんも,「オンラインゲームの可能性を知ってほしいという気持ちで制作に当たった」と述べ,たくさんの人に見てもらえると嬉しいと言葉を締めくくった。



 エオルゼア記者会見の終了後,エオルゼア内にてマイディーさんへのメディア合同インタビューの時間が設けられたので,お伝えしよう。今度は取材陣がエオルゼアにログインして,チャットを通して質問するという,先ほどの会見とはまた違った雰囲気でのインタビューとなった。

マイディーさんのインタビューは,先ほど公開された記者会見場とは別のルーム(ブログ読者にはお馴染み? の応接室)で行われた。インタビューは主にマイディーさんへの質問だったが,撮影に協力したFCメンバーのあるちゃんなどが返答する場面もあった
FFXIV | ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア

――ドラマ化が決まったとき,お父様はどのような反応でしたか。

マイディーさん:
 とても喜んで,僕より興奮していたと思います。

――褒め言葉やご褒美はありましたか。

マイディーさん:
 ご褒美はありませんでしたが,行きたいと思うところまで行けばいいと背中を押してくれました。

――ブログの存在を知って,親子の関係性が変わりしましたか。

マイディーさん:
 変わりました。僕個人としては隠しごとがなくなった感じなので,普通の友人のような関係になれたと思っています。最近は僕よりも,(FCメンバーの)きりんちゃんや友達と遊んでいることも多く,食卓ではそういった話をよくするようになりました。

――撮影しているときに,一番大変だったというエピソードはありますか。

あるちゃん:
 エモートとセリフを一度にする動作は普段のゲームではしないので,練習しました。

マイディーさん:
 僕は各メンバーのストレスが気がかりでした。なんせ初めてのことなので,メンバーには大丈夫? 無理してない? とよく聞いて回ってました。

――撮影は,1日につきどれぐらいかかりましたか。

マイディーさん:
 撮影はだいたい2時間ぐらいです。撮影が終わってから僕と監督でロケハンに行くのですが,それは夜中までかかってましたね。

――原作者というより,蓋を開けてみたらドラマパートの制作者の一人という立ち場になられていますが,そうなった経緯と,作り終えての今の気持ちを聞かせてください。

マイディーさん:
 お話をいただいて実際にドラマを作るとなったとき,自分の原作のドラマをみんなが一生懸命作ってくれるなかで,僕らがゲームで遊んでいていいのか? みたいな気持ちが大きかったので,なんでもやります! 手伝います! というスタイルでした。
 オンラインゲームが好きなので,その新しいことに挑戦する,という美味しい体験を自分がしたかったという部分も大きいですね。

――実際の演技や演出について,監督から無茶ぶりをされたりとかしましたか。

マイディーさん:
 最初は監督も慣れていなかったので,演技に関してはほとんど僕ら任せだったのですが,慣れてくるにつれて「そこは笑うで4秒口パク!」みたいに具体的な指示になってきました。そんな中,僕らもアドリブを入れたりして,ともに競い合って演技を錬磨できたのが楽しかったですね。

――演技がうまくなると同時に,皆さんのなかでどんどん演技のハードルが上がっていってしまったのでは。

マイディーさん:
 (ドラマの話の)順に撮影していったので,話数が進むにつれて演技がうまくなっています。それもRPGっぽいなと思っていますね。何よりゲームですから楽しかったです。

――バトルシーンなどの撮影中に,キャラクターが死んでしまったことはありましたか。

マイディーさん:
 あります。カメラ外に蘇生できるキャラクターが救護班として控えていたりしました。レアなモンスターとかの場合,その瞬間を逃せないので,すぐ! 起こして! みたいな緊迫した空気もありましたね。

――そういった関係で諦めたシーンはありますか。

マイディーさん:
 ないです。粘り強くやりました。いっさい手は抜いてません。自信ありです!

――ドラマ制作の裏側をつづった「光のぴぃさん」についてですが,こちらを始めるきっかけや動機を教えてください。

マイディーさん:
 このオンラインゲームのまったく新しい冒険をみんなと共有し,一緒にドキドキしてほしかったんです。ドラマになる? ならない? というドキドキを共感したかったんですね。

――ブログをつづっていくなかで,書けないこともあったと思いますが,難しくありませんでしたか。

マイディーさん:
 書けないことは山ほどありましたが,楽しかったです。

――ブログで語られた出来事を,撮影という形でもう一度体験する形になったと思いますが,とくに印象深かったシーンはどこでしょうか。

マイディーさん:
 ちょっと質問とずれるかもしれませんが,撮影現場をのぞかせてもらったとき,大杉さんと子供時代の子役さんが肩を並べるシーンがありまして,それを見たときはしみじみしました。回想シーンはすべて雰囲気があって,リアルの思い出に似ていて感慨深いです。

――ブログを元にするとなると,当時とコンテンツの状況がかなり異なっていると思います。バトルシーンなどの撮影の際には,当時の状態に合わせて装備などもそろえたのでしょうか。

マイディーさん:
 できるだけ,当時のものになるよう調整しました。でも,それが制約となって,いろいろ不都合が出てきたりもしたので,エオルゼアパートはあくまでも光生の心象風景と割り切り,見え方などを優先したところもあります。でも,装備には結構こだわりました。お父さんは,レベルの成長に応じて変わっていきますよ。

――今後,ゲーム内でやりたいことや目標はありますか。

マイディーさん:
 あります! でも,それはいつだって,初心者支援ですけどね。ドラマで興味を持ってくれた人が,いろんなことに迷わないように考え方や付き合い方をブログでお伝えしていけたらと思ってます。

――今回のドラマ化は,FCメンバーの協力あってのことだと思いますが,仲間との絆など何か変化はありましたか。

マイディーさん:
 絶対漏らせない秘密を,1年間漏らさずに進んでこられました。家族として,より深い絆を得られたのは,マスターとして嬉しい限りです。みんなのサポートがあってこそですけどね。

――本日はどうもありがとうございました。

ドラマ「光のお父さん」公式サイト

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