ブロックを避け，登り続けろヒーロー達！　iOS向けアクション「The Blocks Cometh By Halfbot」を紹介する「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」第139回

スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが，「じゃあ，どれが面白いの？」「そもそも，数が多すぎて好みのタイトルが探せない！」と思っている人も少なくないはず。　そんな問題を解決すべく，スタートした連載が「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで，スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして（ほぼ）毎日お届けする。

　ある日突然，空からブロックが落ちてきたらどうする？　もちろん避ける。しかし，次々と落ち続けてきたとしたら？　そうなると，逃げ場所を探してブロックを登るしかなくなるだろう。本作「The Blocks Cometh By Halfbot」は，そんな危機的状況がテーマのアクションゲーム。さまざまなヒーロー達を操作し，ひたすら上へと登り続けるのだ。

本作は無料でダウンロードが可能

「The Blocks Cometh By Halfbot」ダウンロードページ

　操作方法は，画面左下に表示される仮想パッドでヒーローを動かし，右下のAボタンでジャンプ，Bボタンで攻撃といった具合だ。延々と降ってくるブロックを避けて登り続け，ブロックに潰されるか，足場のないところに落ちるとミスになる。
　ヒーロー達はブロックの側面に張り付くことができ，その状態からのジャンプが可能になっている。さらに，プレイするヒーローによっては2段ジャンプもできるので，ブロックが複雑に積み上がってしまった場合はこれらのアクションを駆使して突破しよう。
　攻撃はブロックを壊すために使う。登りやすくするために足場を作ったり，自分の周りを囲んだブロックから脱出したりといったときに役立つだろう。

　初回プレイ時は「BLOCKMAN」というヒーローしか使えないが，プレイ中に「1回のプレイで1000m以上登る」「累計で10000m以上登る」「ブロックを壊しまくる」といった特定の条件をクリアすることで，使えるヒーローが増えていく。
　なお，ゲーム内課金を行えばすぐに全ヒーローが使えるようになるので，手っ取り早く遊びたいという方はこれを利用するといいだろう。

攻撃方法はビーム，回転切りなど，ヒーローごとに固有のものとなっている

ロックされているヒーローの解除条件が，プレイ前のヒーロー選択画面で確認できる

　基本的な遊び方は以上のとおりだが，本作には「CLASSIC」「CASUAL」「ARCADE」という3つのゲームモードが用意されており，それぞれで若干違うプレイ感が楽しめる。
　CLASSICは1度のミスでゲームオーバーになるので，常に手に汗握る緊張が続く。CASUALはライフが3つあり，ブロックの落下速度も遅いのでのんびり楽しめるモードだ。ARCADEもライフが3つだが，こちらはブロックの落下速度が速い。適度な緊張感でじっくりとゲームが楽しめるモードだ。また，CLASSICのハイスコアはトップ画面のLERDERBOARDSで世界中のライバルたちと比較できるので，自分の腕前がどの程度なのか確認できる。

ヒーローの移動操作をを傾きセンサーに設定することもできる

モノクロ液晶搭載ゲーム機風のグラフィックスになる「GAMEBOT」モードも有料で配信中

　ブロックの落下速度は一定ではなく，場合によっては前に落ちてきたブロックの2倍近い速さで落ちてくるものもあるため，一瞬たりとも油断出来ない。慣れてくると落下中のブロックに飛び乗ってガンガン上を目指す，というプレイもできるようになるが，上に行き過ぎて足場を見つけられずゲームオーバー……なんてことも多々あったので，“急がばブロックを待て”がハイスコアの近道かもしれない。


　なぜブロックが空から落ちてくるのか。登り続けることで，そのヒントが見えてきた。ゲーム内で真相が語られることはないようだが，ぜひプレイしながら想像してほしい。
　筆者が「私達の世界にもいつかブロックが降ってくるのではないか？」と未来を予見してしまうくらいの奥深いゲーム性を持つ本作，アクションゲーム好きにはぜひオススメしたい1本だ。

著者紹介：トリスター＆オクムラワタル
平成生まれのゲーム野郎。ファミコンとともに幼年期を過ごし，ゲームによって育てられた存在。ジャンルを問わずゲームを愛しており，FPSから恋愛シミューレーションまでなんでもいじる。ちなみに説明書は読まない派である。

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