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TOYOTAの「CREATE THE FUTURE PROJECT」記者発表会会場で,カーナビをニンテンドーDSで操作できる「クルマでDS」を体験してきた
このプロジェクトは,トヨタエスティマハイブリッドとDREAMS COME TRUEが,さまざまなアクションを通じて「自分の可能性をカタチにすること」を応援していくというもの。
北海道や沖縄県の子供達のために,5月21日の金環日食をライブ中継するイベントを皮切りに,「未来ワークショップ」「イマジネーションドライブ」といった子供達に向けたアクションが展開されるとのこと。詳細については「CREATE THE FUTURE PROJECT」公式サイトで確認してほしい。
「CREATE THE FUTURE PROJECT」公式サイト
このイベントには,エスティマハイブリッドの新CMに出演しているDREAMS COME TRUEの吉田美和さんと中村正人さんが出演し,トークセッションやプロジェクトソングのライブを行った。
会場には,6月1日発売となる「スマートナビ NSZT-W62G」が展示されていた。この製品は,ニンテンドーDS用ソフト「クルマでDS」と連携するという,新しいカーナビゲーションシステムだ。今回は,短い時間ではあるが「クルマでDS」を体験させてもらったので,そのレポートをお伝えしよう。
「クルマでDS」は,位置情報/地図情報をNSZT-W62Gとリンクすることで,カーナビの外部リモコンのような使い方ができるソフト。
クイズや観光案内といったコンテンツが用意されており,ドライブ中のコミュニケーションを盛り上げるのに,一役買ってくれるのだ。また,ドライブの思い出を地図に書き込んだり,ドライブの履歴を保存したりといったこともできる。登場するキャラクターにはMiiを使っており,合成音声でしゃべってくれる。イメージとしては,「トモダチコレクション」に近い感覚だ。
「クルマでDS」のカードにはBluetoothモジュールが内蔵されており,カーナビとはBluetoothで通信を行う。カーナビとソフトを起動した状態でペアリングを行えば,設定は完了だ。以後は,「クルマでDS」をカーナビのリモコン代わりに使えるようになる。
「クルマでDS」は,タッチペンを使った手書き入力に対応しているので,入力は非常に快適。カーナビとの通信のレスポンスも,気になるほど時間はかからなかった。
例えばファミリーでドライブをする際は,子供が目的地を設定する,というのが「クルマでDS」の使い方として想定されるが,子供がとんでもない場所に目的地を設定するのではないかと心配な親御さんもいるだろう。「クルマでDS」では,目的地の最終決定はカーナビ側でしかできないようになっているので,安心してほしい。
ニンテンドーDSの下画面に表示されたマップには,さまざまな所が“☆”マークで表示される。これにタッチすると,東京なら徳川家康というように,“ご当地キャラ”が観光案内をしてくれる。
なお,「クルマでDS」の音声やBGMは,車内スピーカーに出力することが可能。エスティマのような車内が広いクルマでも,搭乗者全員に音が届くようになっている。
「ご当地クイズ」は,マップに表示される「クイズアイコン」をタッチすると,その場所にちなんだ4択形式のクイズが出題されるというもの。搭乗者それぞれが答えを選択したあと,正解と解説が発表され,正解者にはポイントが加算される。目的地までポイントの合計を競う,といった要素も用意されている。
今回は短時間の試乗だったため確認できなかったが,累積したポイントを使って名産品などを入手し,その組み合わせでポイントを逆転するような駆け引きの要素や,低得点者に対する罰ゲームなどもあるそうだ。クイズは全国各地に1万2000問以上が用意されており,どのクイズに回答したかといった情報も記録されていくとのこと。
そのほか,ニンテンドーWi-Fiコネクションにも対応しており,自分のMiiを「旅するMii」として公開できる。他人の「旅するMii」とは,ニンテンドーゾーンなどのWi-Fiスポットで遭遇することがあり,「クルマでDS」に招き入れれば,まだ行ったことのない地域のクイズを楽しめるほか,Miiの出身地の民謡などを聞くことができる。
以上が「スマートナビ NSZT-W62G」と「クルマでDS」の概要である。
トヨタマーケティングジャパンのスタッフによれば,このところ,ファミリーでのドライブでは,親が運転している間,子供が携帯ゲーム機で遊んだり,テレビを見たりして時間を過ごすという構図が一般的になってきているそうだ。
しかし,せっかくのドライブなのだから,車内でもっとコミュニケーションを取り,楽しい思い出を作ってほしいと思い,それを促進する意味も込め,「クルマでDS」を作ることにしたのだそう。
最後に,今回の試乗中に「クルマでDS」体験時の模様を撮影したムービーを掲載しておくので,興味を持った人はチェックしてみてほしい。
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