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日本一の君主がついに決定! 「三国志大戦TCG」全国大会「覇業への道」決勝トーナメントレポート。優勝・十字君主と北岡Pへのインタビューも掲載
北海道,仙台,東京,名古屋,大阪,広島,福岡と,7つのエリアを勝ち上がってきた代表選手に,3月22日に行われた「エリア代表決定戦Final」の入賞者を加え,計78名によって激闘が繰り広げられた本大会。本稿では写真と共に,会場の様子をレポートしていこう。
「三国志大戦 トレーディングカードゲーム」公式サイト
スイスドロー方式(勝ち点方式)の予選ラウンドから,上位16名によるシングルエリミネーションの決勝トーナメントへと進行していった決勝大会。さまざまな激戦をくぐり抜け,決勝戦へと駒を進めたのは,十字君主とユキ君主だった(※三国志大戦の大会では,選手を君主と呼ぶ)。
全国1位の座を懸けた決勝戦。試合は十字君主が先行する形でスタートする。常に城壁をキープしていた十字君主だったが,ユキ君主も強いカードが控えているため,いつ逆転されてもおかしくないという一進一退の攻防が続く。
そんな緊迫した状況の中,勝ったのは十字君主。見事な戦略に会場は拍手に包まれた。
試合終了後は,三国志大戦TCGのプロデューサーを務める北岡 功氏が登壇して表彰式へ。ユキ君主,エーツー君主,水無月君主へ「大将軍」の称号が与えられた。そして最後に,優勝した十字君主へは,勝利の証とも言える「覇王」の称号が進呈された。
続いては北岡氏が,4月25日に発売される「三国志対戦TCG 第5弾」のプレゼンを行った。1パックの値段が330円から220円(税込)に改定されること,さらに,1ボックスが20パック入りになって,天下無双が1枚,プラチナレアが1枚,スーパーレアが5枚封入されることなど,同パックの見どころが解説されていく。
新種別「君主」と新特技「補佐」の追加,さらに混色デッキを構築するためのキーカードとして,新特技「外交」が加わることも明らかとなった。会場では王允のカードを例に,外交の説明が行われた。
また,馬超がプラチナレアカードとして登場するほか,女性武将の天下無双レアカードも新たに参戦するとのこと。さらに,5月1日から実施される公認大会で優勝すると,特製プラチナ仕様の制覇カード「諸葛亮」が手に入ることも告知が行われた。
加えて北岡氏は,5弾以降はプラチナプロモーションカードの制作にも取り組んでいくとコメント。入手するには,第2弾スターターデッキの箱側面にプリントされているマーク2個と,第5弾ブースターパックボックスの背面のバーコード1個を切り取って応募すればよいとのこと。
プラチナプロモーションカードは十分な数を用意しているものの,数には限りがあるらしいので,欲しい人は早めに応募したほうがいいだろう。
最後に,優勝者の十字君主と北岡氏への合同インタビューをお届けして本稿の締めとしたい。
――優勝おめでとうございます。決勝トーナメントは,どの君主も手強かったと思いますが,そんな中で優勝できた勝因は,なんだったと思いますか。
決勝トーナメントはカードの引きが良かったのでとても助かりました。あと,終盤では普段活躍しない馬騰が,最後の最後で活躍してくれたんですよ。ギリギリまで迷ったんですけど,このデッキにして良かったなって思います。
――とくにお気に入りのカードはありますか?
十字君主:
馬騰と,2種類入れてる鄒ですね。ほかのデッキを見ても,鄒を2種類入れる人は居ないと思うので,そこでオリジナリティが出せたかなと(笑)。
――今大会で群雄を使おうと思ったきっかけは?
十字君主:
個人的に,群雄が僕のプレイスタイルに合っているのと,環境的に勝ちやすいと思ったのが理由ですね。
――デッキを組まれる際,苦手なマッチアップ,得意なマッチアップはありました?
十字君主:
蜀が苦手なので,なるべく蜀とは当たりたくないと思っていました。
――準決勝ではその蜀に見事に勝ちましたね。
十字君主:
あのときは,馬騰とかに頼らずに低コストのカードでうまく捌けたのでラッキーでした。
――今回の大会で一番手強かった相手は?
十字君主:
予選で自分は2回負けてしまっていたので,まさか決勝で勝てるとは思いませんでした。なので,とくに厳しかったのは予選ですね。マッチアップを含めて運が良かったんだと思います。
――勢力のばらけ具合については,どのように感じていますか。
北岡 功氏:(以下,北岡氏)
魏と群雄が多くて,まさにそのものの戦いといった印象ですね。個人的にはもうちょっと蜀が多いと考えていました。実際,昨日(3月23日)の決勝ファイナルも,直前の最後の一勝までは蜀が多かったですから。
ただカードについては,やっぱり使い込んでいる人が上位に来ていますね。蜀が弱いと言われていても,水無月君主と神無月君主はずっと上位でしたし。自分の好きなカードを徹底的に使い込んでデッキを組んだ人が勝ったという印象ですね。
――決勝戦で,勝ったと確信した瞬間ってありますか?
十字君主:
手札に郭汜がいる状態で相手の城壁が2枚だったので,どうにか1枚まで崩れれば勝ちが見えるなって思いました。夏侯惇を出されてヤバイなって思ったときもあったんですけど,郭汜を出し直して武将が生き残れるかが勝負どころでした。そこで奇襲待ちか無双連撃されたら郭汜を伏せなきゃいけないので。後半は攻めすぎたかなとも思うんですけど,相手も手札少なかったんで,あえて強気で行きました。
――それでは最後に,本作のプレイヤーに向けたメッセージをお願いします。
十字君主:
今はちょうど環境が良いので,どの勢力でも戦えると思います。5弾以降どうなるのか,自分も楽しみに待っていたいですね。
北岡氏:
三国志大戦TCGは,キャラクターに非常に魅力のあるゲームです。もちろん,バランスの良いゲーム性を心がけてはいますが,それと同じくらいに,皆が夢中になれるキャラクターを作っていきたいですね。やはり,自分の好きなキャラクターで勝ったら嬉しいと思うので。
勝った負けたはもちろん大切なんですけど,自分の好きな三国志の世界で楽しんでもらえたら一番嬉しいです。
――ありがとうございました。
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