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ボードゲームファンが浅草に集結。アナログゲームの祭典「ゲームマーケット2011秋」を朱鷺田祐介が密着レポート
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印刷2011/12/02 00:08

イベント

ボードゲームファンが浅草に集結。アナログゲームの祭典「ゲームマーケット2011秋」を朱鷺田祐介が密着レポート

 2011年11月27日,東京の都立産業貿易センター台東館にて,アークライトが主催するアナログゲームイベント「ゲームマーケット2011秋」が開催された。このイベントは,ボードゲーム,カードゲームなどのアナログゲームが一堂に会するもので,アナログゲームのイベントとしては間違いなく国内最大規模。出展者もアークライトやホビージャパン,ブロッコリーといった国内アナログゲームの主要メーカーから,輸入ショップに同人サークルとさまざまだ。そんなファンにとっては夢のような会場の模様を,本稿では写真と共にレポートしていこう。

画像集#066のサムネイル/ボードゲームファンが浅草に集結。アナログゲームの祭典「ゲームマーケット2011秋」を朱鷺田祐介が密着レポート

「ゲームマーケット2011」公式サイト



新作を求めアナログゲームファンが集結


画像集#055のサムネイル/ボードゲームファンが浅草に集結。アナログゲームの祭典「ゲームマーケット2011秋」を朱鷺田祐介が密着レポート
やってきました,浅草。お約束の金色オブジェがお出迎え
 これまでは毎年春に行われていたゲームマーケット,秋開催は今回が初となる。これは昨年まで秋に開催されていた「テーブルゲームフェスティバル」を,ゲームマーケットが引き継ぐ形となったもので,今後は春・秋の2回開催になるとのこと。秋開催となったことで,ドイツで毎年11月中旬におこなわれる世界最大のボードゲームの祭典「Essen Spiel2011」での新作第1陣が届く最初のイベントということになり,今回は春のイベントを超える,3000名以上の熱心なボードゲームファンが押し寄せた。

 またゲームマーケットには販売だけでなく試遊ブースもあり,オススメのゲームをインストラクター付きで遊ぶこともできる。新作を体験プレイしては買い,予算が尽きた後は,フリースペースで今日の収穫を広げてまた遊ぶといった,アナログゲームファンにとっては夢のようなイベントなのだ。

会場前には500名を超えるファンが行列を作り,開場を待っていた。あっという間に新作が売り切れるブースもあったようだ
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ゲームショップ「メビウス」のブースにて。新作ボードゲーム「KINGDOM」
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TCGデザインで大活躍中の「遊宝洞」は,来春発売予定の新作カードゲームのテストプレイ卓を設置。テスト段階のカードに触れ,意見を言う。これもゲームマーケットならではの風景だ

輸入ゲームショップ「ゲームバネスト」店長のお勧め新作「011」。11時間以内に世界を救え。雰囲気あふれるパッケージと,ギアを使った斬新なギミックが魅力的
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デッキ構築型カードゲームが続々登場


ホビージャパン「ドミニオン:異郷」体験卓
画像集#007のサムネイル/ボードゲームファンが浅草に集結。アナログゲームの祭典「ゲームマーケット2011秋」を朱鷺田祐介が密着レポート
 「ドミニオン」の登場以来,アナログゲーム界のトレンドは,いわゆる「デッキ構築型カードゲーム」が中心となっている。デッキ構築型カードゲームとは,カードを購入してデッキを作り,そのデッキを使って勝利ポイントを稼ぐ形式のゲームのこと。トレーディングカードゲーム(以下,TCG)の戦略性とバリエーションの広さを,非収集型カードゲームにうまく取り入れ,100〜500枚程度のカードで気軽に遊べるのが特徴だ。
 今回も国内外から新作が登場し,話題となっていた。基本構造としてはドミニオンを踏襲しながらも,それぞれに新しい工夫やルールを取り込んでいて,各デザイナーの創意工夫が見どころとなっている。

 本家「ドミニオン」を発売するホビージャパンのブースには,12月発売の拡張セット「異郷」のサンプルカードを使った体験卓が設置され,「愚者の黄金」「岐路」などの強烈な新カードが体験できた。ドミニオンの世界に,また激烈な変化の時代がやってくることになる。実に刺激的なセットである。

 大手ボードゲームメーカー アークライトのブースには,国産と海外産の新作が多数ラインナップされていたが,それでもまず筆頭に上がるのは,やはりデッキ構築型カードゲームだ。
 “メイド”をテーマにした「Mottoたんとくおーれ」,海外のファンタジーものの「ルーンエイジ」「サンダーストーン/拡張2:宿命の軍団」などに加え,デッキ型“ダイス”ゲーム「クォーリアーズ!」など,カードゲーム,ボードゲームの新作がずらりと並んだ。

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アークライトの販売部門「R&Rステーション」のお勧め「Mottoたんとくおーれ」「サンダーストーン/拡張2:宿命の軍団」「ルーンエイジ」
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メイドをテーマにしたアークライトの「Mottoたんとくおーれ」は,デモプレイのインストラクターもメイドさん

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「ルーンエイジ」の体験卓には,ボードゲーム業界の重鎮,鈴木銀一郎さんが! 喜寿を迎えられたのに,カードを見る目は鋭い
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「サンダーストーン」試遊卓のインストラクターは健部伸明氏。日本のゲームを海外へ売り込むヤポン・ブランドで活躍中


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 さらにお隣の富士見書房ブースでは,来年発売の新作「モンスター・サーカス(仮)」を,グループSNEの安田 均社長自ら公開デモプレイしていた。デッキ構築型カードゲームに“競り”の要素が追加された斬新な作品,とのことである。カードはまだ仮のもの(イラストを同社の「モンスター・コレクションTCG」から流用した状態)だったが,開発途上の新作をデザイナーが自らデモプレイし,一般参加者の声を聞くというのも,アットホームな雰囲気のあるゲームマーケットならではの風景であろう。

 モンスター・コレクションTCGなどで多数の実績を持つ同社は,来年3月に開催される「ゲームマーケット大阪」に向け,着実に歩みを進めている。

「モンスター・サーカス(仮)」のデモを行う安田 均氏
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 このほかにも,会場では多数のデッキ構築型ゲームが出展されていたので,写真で紹介しておこう。このタイプのゲームは,今後もアナログゲームの台風の目となりそうだ。

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ブロッコリー。構築型デッキゲーム「エンドブレイカー!SCG BUILD&BREAK」と第2弾「アマツカグラ」
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ゲームストア・バネストのブースにて。Bandai Americaとカプコンからライセンスを受けた「バイオハザード」シリーズのデッキ型構築ゲーム「Resident Evil」
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デッキ構築型「対戦」カードゲーム「INKLUDE」
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小粋なデザインのドラフト式カードゲーム「Vorpals」(I was game)


各社ブースの見どころを紹介


 デッキ構築型カードゲーム以外にも,各社のブースではさまざまなゲームが登場していた。ここからはその見所をブースごとに紹介していこう。

バンダイが「バトルブレイク」で参戦


 今回のゲームマーケットの大きな話題の一つが,バンダイの参戦。人気のコレクタブルフィギュアゲーム「バトルブレイク」を引っさげて,初のプレミア大会が開催された。
 同作は,ファンタジー世界のモンスターをかたどったフィギュアを使った戦術シミュレーションゲーム。専用のサイコロタワーを導入するなど,見た目にも楽しい作品で,「Vジャンプ」でのメディアミックスも行われている。戦国武将のフィギュアを使った「戦国兵法場取武札駒 川中島之決戦〜SAMURAI GENERATION」も登場し,今後の展開が楽しみといえよう。

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バンダイのコレクタブルフィギュアゲーム「バトルブレイク」。今回は公式大会が開催されていた
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今回の賞品は,こちらのプレミアフィギュア

バトルブレイクのスピンオフ作品「戦国兵法場取武札駒 川中島之決戦〜SAMURAI GENERATION」も登場
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「バトルブレイク」公式サイト



傑作「カタンの開拓者」が復活


 1990年代のボードゲーム界をリードし,今なお人気の高いドイツ・ボードゲームの代名詞「カタンの開拓者」。その日本展開がジーピーにて再始動している。スタンダード版のほか,携帯キャリーケース版も発売中で,今後は5〜6人用の拡張セット「航海者」「商人と海賊」「都市と騎士」なども予定されているという。
 カタンの開拓者は,カタン島を舞台に街を開拓し,発展させていく国家経営系のボードゲームであるが,可変型のボードとシンプルなルールで人気を博した。日本では,トライソフトから翻訳刊行されたのをきっかけにブレイクし,その後もカプコンから日本向けにアレンジされたバージョンが出たほか,「ロックマン・カタン」なども発売され,ボードゲームブームの口火を切った作品である。

傑作「カタンの開拓者」の日本展開がジーピーにて再始動
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海外からの参加者も


 日本最大のアナログゲームイベントということで,今回は国内メーカーだけでなく台湾と韓国からの出展者も。
 台湾のスワンパナシアは,カードゲーム用スリーブを中心に扱っているものの,プレイしやすいカードゲームもラインナップしていた。
 また韓国のヴィジョナリーはダンシングバオバブと一緒に出展。会場内には,海外からの参加者の姿も見られ,ボードゲーム市場の国際化が進んでいることを感じさせるものだった。

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スワンパナシアのブース。今年は新作「Zombie Town」で参戦
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スワンパナシア「木こりの達人」。斧で叩いて,木の樹皮を落とす

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ダンシングバオバブの「Stick! Stick!」。ダイスで決めたカードを吸盤付きの棒で取るアクション(?)ゲーム


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カナイセイジ氏と,氏の自作「RRR」

世界へ羽ばたく日本人デザイナー


 ゲームマーケットは同人サークルの出展も多く,一般の流通には乗らない,独創的な作品が見られるのも魅力の一つ。コミックマーケットなどと同様,流行のアニメキャラクターなどをフィーチャーしたゲームが人気を博す一方で,オリジナルのボードゲーム,カードゲームをデザインする若手デザイナーが個人やサークルで出展し,評価を受けて世界へ羽ばたいていくこともある。
 「カナイ製作所」のカナイセイジ氏は,オリジナルカードゲームを製作し,日本のアナログゲームを海外に紹介するヤポンブランドの支援を受け,自らの作品をエッセンに持ち込むに至っている。
 今回,彼が制作したわずか40枚のデッキ構築型カードゲーム「大商人」は,すでに日本語と英語の2か国語表記となっていた。


 そのほか前出の「ドミニオン」でも紹介したホビージャパンでは,それ以外にも多数のボードゲーム,カードゲームを輸入翻訳販売している。今回も海外からユニークなタイトルが続々届いていた。

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ホビージャパンブース。新作ボードゲームが山と並ぶ
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ホビージャパンのオススメ新作「Takenoko」。中国風のボードの上に竹を生やしていく。伸び過ぎたら,パンダに食べてもらおう

 冒険企画局では,原子力発電所を救うというモチーフの協力型ボードゲーム「Brave50 原子力発電所を救え!」が販売されていた。デザイナーのあらいよしゆき氏は,「ピラミッド・ピラミッド」でFEARのコンテストに入賞後,「迷宮コンクエスト」や,韓国のヴィジョナリーから発売された子供向けのボードゲーム「フライングチーズ」などで,国際的な活躍をしている人物だ。

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冒険企画局「Brave50 原子力発電所を救え!」。原子力発電所の事故に挑む

 大手メーカーから同人サークルまでが軒を並べて新作ゲームを販売する一方で,中古ボードゲームを安く扱っているブースもある。中にはポーカーチップやダイス(サイコロ),フィギュアなどを売る店もあって,ブースごとに傾向がまったく違うのが面白いところ。それを見て歩くだけでもワクワクしてくるのが,ゲームマーケットの楽しいところだ。

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世界で一番小さなゲーム出版社を名乗る「グランペール」の新作は,古典カードゲーム「クク」。写真は代表の伏見健二氏
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ツムラクリエーション「Amen」。白を貴重としたセンスのよいデザインや小物が光る

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シミュレーションゲームの老舗,サンセットゲームズのブース。お勧めは「NINJA! NINJA!」。奥には懐かしい生物進化ゲーム「ククァークス」も
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中野のゲームショップ「ドロッセルマイヤーズ」のオリジナルカードゲーム「アダムとイヴ」。おしゃれな雰囲気が漂う

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刈谷酒店の「歌って♪ ボーカロイド」。ボーカロイドのキャラクターを使った可愛らしいカードゲーム
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立体形成装置を使った「石膏粉末工房」の一寸フィギュア

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つぎはぎ本舗の「永い後日譚のネクロニカ」は,滅亡した未来の地球で,ゾンビ少女達が旅をするTRPG。同社は「メイドRPG」などユニークな作品で知られ,今年は電子出版にも取り組んでいる
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「ネクロニカ」のデモプレイ風景。ボードゲーム,カードゲームが多いゲームマーケットでは,なかなか珍しい風景だ


アットホームな雰囲気に浸って楽しむ一日。2012年には大阪でも開催決定


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ゲームマーケットの運営責任者,アークライトの山上新介氏「来年は初の東京外での開催が決まり,関西のボードゲームファンにも満足していただければ,ありがたいですね」
 ゲームマーケットは,アナログゲームという趣味で結ばれた人々が集うイベントだ。ゲームを買うのはもちろんのこと,試遊卓で遊ぶことで,参加者と直接コミュニケーションをとって盛り上がれる。そんな中でいつの間にか知り合いが増えていき,なんとなく,同窓会のような雰囲気になってしまうのである。
 今回の取材で,私も多くの知人に会った。まあ本業がアナログゲームなので当然といえば当然なのだが,今日の収穫を見せ合い,ゲームを肴にワイワイやるのは実に楽しい。もしもボードゲームやカードゲームに興味があるのならば,ぜひとも一度,のぞいてみてほしい。そこであなたは,新しくも懐かしい世界に出会うことができるはずだ。

 ゲームマーケットの運営責任者であるアークライトの山上新介氏によれば,ここ最近の認知拡大と参加者の増加にともない,次回開催の折には,フロア数を増やすことも検討しているとのこと。
 なお来年は春と秋の通常開催のほか,「ゲームマーケット2012大阪」が2012年3月4日に開催される。東京での次回開催は5月13日の「ゲームマーケット2012春」となる。
 初の地方開催を経て,ますます広がりを見せるアナログゲームの祭典に期待しよう。

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小学生達がコントラクトブリッジに挑戦。ルールは分かっているのかな?
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今回の収穫のひとつ。時代劇をテーマにした同人RPG「斬る!」
会場で遭遇した知人の収穫物。スーツケースが一杯になるまで買うのだろうか
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