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[TGS 2011]「コール・オブ・デューティ モダン・ウォーフェア3」のキャンペーンと「Special Ops: Survival」を実際に見てきた。崩壊しすぎなマンハッタンに戦慄
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印刷2011/09/22 15:00

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[TGS 2011]「コール・オブ・デューティ モダン・ウォーフェア3」のキャンペーンと「Special Ops: Survival」を実際に見てきた。崩壊しすぎなマンハッタンに戦慄

画像集#001のサムネイル/[TGS 2011]「コール・オブ・デューティ モダン・ウォーフェア3」のキャンペーンと「Special Ops: Survival」を実際に見てきた。崩壊しすぎなマンハッタンに戦慄
 2011年9月16日,人気FPS「コール・オブ・デューティ」シリーズの最新作,「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア3」PS3 / Xbox 360 / PC。以下,モダン・ウォーフェア3)のメディア向けプレゼンテーションが,東京ゲームショウ会場である幕張メッセ近くのホテルにて行われた。プレゼンを行ってくれたのは,本作の開発を行ったSledgehammer GamesのGlen A. Schofield氏だ。

 残念ながら東京ゲームショウ2011会場では映像出展のみとなったモダン・ウォーフェア3だが,招待されたクローズドルームは,キャンペーンモードのミッションを1ステージ披露してくれたほか,2人でのCo-op(協力プレイ)モード,「Special Ops: Survival」を実際に遊ばせてもらえるという貴重な場となった。本稿ではそれぞれ併せて紹介しよう。
 なお,会場内はゲーム画面の撮影が一切禁止されていたため,文字に頼った紹介記事となるが,その点についてはご容赦いただきたい。

Sledgehammer GamesのGlen A. Schofield氏
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物語は前作終了直後の世界
マンハッタンでのデルタフォースの活躍が描かれる


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 本作の舞台設定は前作「コール・オブ・デューティ モダン・ウォーフェア2」直後の世界となっており,アメリカに侵攻したロシア軍と,アメリカ陸軍や海軍などが激しい戦いを繰り広げている。アメリカ国土は戦火で荒れ果て,マンハッタンの街並みが完全に破壊され尽くしているなど,ゲーム中では激しくショッキングな光景を目の当たりにすることになる。
 Schofield氏は,「モダン・ウォーフェア3は,ストーリーの強化や,プレイフィールドの拡大を図ったほか,グラフィックスやサウンドも力を入れて制作している」と語っていた。

 今回のデモに使用されたバージョンは海外版で,「Black Tuesday」と題されたミッションを披露してくれた。舞台はロシア軍に占領されたニューヨークのマンハッタンで,プレイヤーはシリーズ初登場となるアメリカ陸軍特殊部隊「デルタフォース」の隊員として,この戦闘に参加することとなる。

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 彼らの任務は,とある場所に設置されたロシア軍の通信塔を破壊するというものだ。この塔によりアメリカ軍は通信を妨害されており,航空支援などを行えないため,状況を打開するためにデルタフォースの隊員が奮闘することになる。
 デルタフォースを登場させた理由として,コール・オブ・デューティは「グループの統率やチームワーク」といったことをテーマとしており,今回デルタフォースがそのテーマに合致したためだという。また,Schofield氏が個人的に「どの軍隊が強いのか」を考えた際,候補に上がったということも登場のきっかけになっているようだ。

 このミッションでは,崩壊したマンハッタンの街中を進んでいくことになる。敵の数は多く,装甲車両や攻撃ヘリなども登場するため,非常に激しい戦闘をくぐり抜けねばならない。
 終盤になるとアメリカ軍の通信が回復し,ビルの屋上に陣取るロシア兵などに対して強力な航空支援が行えるようになる。そのほか,ヘリコプターに取り付けられたミニガンを使用して,追撃してくる敵のヘリコプターとビルの隙間を縫いながら空中戦を繰り広げるなど,熱い展開の連続だった。
 HUDは銃の弾薬数や所持しているグレネードの数など,必要最低限にとどまっており,デモプレイを見ている印象としては,まるで戦争映画を鑑賞しているような,そんな錯覚を覚えるほどだった。

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 デモプレイで印象的なのは,プレイヤーが使用していたアサルトライフルだ。こちらはレッドドットサイト,高倍率スコープの2つが装備されており,これを適宜切り替えて戦っていた。例えば距離の近い敵ならレッドドットサイトを,遠くの敵ならスコープに切り替え,精密射撃を行なっていたのだ。この2つのスコープを装備した銃は実在する最新のもので,実際にデルタフォース隊員が使っているそうだ。
 ほかにも「XM25」という,障害物に隠れた敵を感知して敵の頭上で炸裂するというグレネードランチャーや,複数回爆発し,広範囲に音と閃光を撒き散らす特殊なフラッシュバンなど,最新鋭の装備の数々が取り入れられている。「こういった装備を登場させることで,よりリアルなゲームにすることができる」と,Schofield氏は語っていた。

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 なお,舞台となったマンハッタンは,装甲車の残骸やビルに激突し大破したヘリコプターなども見られ,見事なまでに非日常的な光景と化していた。とはいえ,ニューヨーク証券取引所など実際の建物が数多く描かれている街並みは本物のマンハッタンさながらで,Schofield氏によるとゲーム内のマップを作成するために,すべての現場を訪れて写真撮影をしたり,資料やグーグルマップを活用したりなど,非常に緻密なリサーチ活動が行われたそうだ。
 今回紹介されたのはアメリカ国内でのミッションだったが,ストーリーが進むと戦闘はほかの国々にも飛び火していき,ヨーロッパ,ヒマラヤ,ロシアなどさまざまな地域を舞台に戦闘が繰り広げられていくことになるようだ。


次々と現れる敵を撃退していく「Special Ops: Survival」
マルチプレイのマップやシステムを覚えるのにも最適


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 キャンペーンモードの次は,2人でのCo-opが可能な「Special Ops: Survival」を開発スタッフの方と一緒にプレイさせてもらった。前作にも「Special Ops」はあったが, 次々と現れる敵を倒し続けていくという「Survival」モードは,モダン・ウォーフェア3で初登場となる。
 今回はシステムリンクを利用したが,そのほかに画面分割やオンラインでフレンドとマッチングしプレイすることも可能だ。

 このモードは,「第1波」「第2波」という具合に次から次へと押し寄せてくる敵を,プレイヤー2人で迎撃していくというルールになる。敵の攻撃は「ウェーブ」と呼ばれ,最初のうちは敵の兵士が数人登場するという程度だが,ウェーブが進むとC4爆弾を体に巻きつけて自爆する兵士,軍用犬,攻撃ヘリといったふうに出てくる敵がグレードアップしていき,難度はどんどん上がっていく。
 ちなみにSchofield氏によると,「ウェーブの終わりはない」そうで,やられない限り永遠に続けられるらしい。開発スタッフが40ウェーブ近くまで到達したそうだが,そこまでいくと敵は耐久度もかなり高くなり,クリアするのは相当大変だという。

 画面内には銃や戦闘機などのアイコンがあり,銃のアイコンがある場所まで移動すれば,武器の購入が可能だ。
 お金は敵を倒すことで得られ,それを消費して新しい銃(ハンドガン,アサルトライフル,ライトマシンガンなど)や弾薬,敵が近づくと自動で掃射を行うセントリーガン,さらにはAIに制御されたデルタフォース隊員3名の助っ人など,武器以外にサポート系のアイテム(?)も購入できる。

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 実際に遊んだ感覚としては,プレイの展開が早く,きびきび進むのが気持ちよかった。最初はハンドガンのみでスタートするが,上記のように,新しい武器を買って徐々に装備を強化していける。また,敵が使っていた装備品を拝借するなど,臨機応変なプレイも可能だ。

 画面左上にはミニマップが表示されていて,赤色のドットが敵の位置を示している。それを見て今自分の周りがどんな状態になっているかを確認するのも重要だろう。
 ちなみに自分またはパートナーが倒された場合,もう片方のプレイヤーが近寄って救助することで戦線復帰可能だが,蘇生させている最中は無防備になる。2人とも倒されるとゲームオーバーだ。
 せっかく2人で遊ぶのだから,直接声をかけるとかボイスチャットで呼びかけるとかして,お互いが何をすべきか,しっかりコミュニケーションを取って連携プレイを成立させるのが,クリアしていくコツになるだろう。

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 質疑応答の時間も設けられたので,Special Ops: SurvivalについてSchofield氏に聞いてみたが,このモードを「キャンペーンモードとマルチプレイの中間に当たるもの」と捉えており,楽しく遊べるCo-opモードを作ることができたと自負しているようだ。
 また,マルチプレイでデビューする前に,このモードをマップを覚えるとか,システムを理解するのに使ってほしいと氏は述べていた。これによりマルチプレイへのデビューが,とてもしやすくなったのではないかとのことだ。

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 キルストリークについても聞いてみたが,今回は変更が加えられて「ストライクパッケージ」というものが導入されている。これには「アサルト」「サポート」「スペシャリスト」という3つがあり,この中から自分のプレイスタイルにあったものを選べるという。どれを選ぶかで,よりパーソナライズされたプレイを楽しめるとのことだ。
 それぞれ説明すると,アサルトは従来のキルストリークに準じたもので,どんどん敵を倒していくことで活躍できるというものになる。
 サポートはミッションを達成するために,ほかのプレイヤーを支援することを目的としたパッケージになる。今まではこのようなプレイは評価されにくい部分があったが,そこに光を当ててポイントを得られるようにしたという。
 3つめのスペシャリストについては,ハードコアなモダン・ウォーフェアのプレイヤーに向けたものになる。用意されたパークは6つあり,これを使いこなすのは難しいそうだ。

 プレゼンを終えたところで,Schofield氏から発売を2か月後に控えての意気込みと,日本のファンに向けてのメッセージをいただいたので,本稿の締めとして掲載しよう。

 「キャンペーンモードは壮大なストーリーになっており,映画を観ているような体験をできるように作りました。Special Opsについては,従来あったミッションのほかにサバイバルも追加され,こちらは全部で32マップもあります。こちらはキャンペーンモードとは違った遊びができるのではないかと思い,制作しました。
 マルチプレイモードでは,ファンからのフィードバックも一部取り入れて実装しています。いろいろな遊び方ができると思いますし,誰でも楽しくプレイできるのではないでしょうか。
 日本のファンには,これまでの支援をありがとうと言いたいですね。そしてコール・オブ・デューティのコミュニティを,これからもどんどん成長させていきたいです」

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「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア3」公式サイト

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