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MSI,PCIe x16接続のグラフィックスカードをノートPCで利用できる「GamingDock」と対応ノートPCを2015年1月に発売
GamingDockとGS30の接続インタフェースも明らかになっていないが,リリース文中には「PCIe x16のフル帯域」という記述があるため,なんらかの独自インタフェースを利用するのではないかと思われる。
GamingDockを前面から見た写真(左)。メッシュのようなフロントは通風口を兼ねていると思われる。右はGS30を上に載せた状態。GamingDockの右側面が見えており,電源ボタンと,通風口らしい円形メッシュパネル,USB 3.0×4,有線LAN端子,サウンド入出力(?)用の3.5mmミニピン端子×2の存在を確認できる。右側面上部には,何かレバーのようなものも見えるが,何に使うものだろうか |
GS30の本体。13.3インチサイズの液晶パネルを搭載するモバイルノートPCである。公開されている写真だと,特殊なインタフェースは見当たらない |
肝心のGamingDockについてはほとんど情報がないのだが,リリースによれば,PCI Express x16のフル帯域を利用でき,さらに,好きなデスクトップPC向けグラフィックスカードを利用できるとのことだ。
MSIは以前から,ノートPCに接続可能な外付けのグラフィックスボックスを世に送り出そうと,さまざまな取り組みを続けていた(関連記事1,関連記事2)。結局それらは日の目を見なかったが,それだけに,今回のGamingDock(とGS30)は,MSIの悲願がようやく結実されたものといえそうだ。いったいどのようなインタフェースを使ってMSIは帯域の問題を解決したのか,製品のお披露目や,さらなる情報公開に期待したい。
なお,GS30自体は,13.3インチサイズで解像度2560×1440ドット,ノングレア(非光沢)タイプの液晶パネルを採用するノートPCだ。本体サイズは320
採用するCPUは第4世代のCore i7で,グラフィックス機能には「Iris Pro」ブランドの統合型グラフィックスを利用するとのこと。全体としては,ゲーマー向けノートPCというより,ごく普通のモバイルノートPC的な存在といえそうであり,ゲーマー向けモデルであるキモは,あくまでもGamingDockの存在にあるといえそうだ。
MSIによる当該ニュースリリース(英語)
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G Series
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