ゲームオンが運営するMMORPG「
TERA The Exiled Realm of Arborea 」(以下,TERA)で,11番目のプレイアブルクラスとなる
「ファイター」 が,2015年10月7日のアップデートで実装される。ファイターは己の肉体を武器にパンチやキックで戦うクラスで,対戦格闘ゲームライクなプレイスタイルになっているのが特徴だ。
■MMORPG「TERA」,10月7日のアップデートで実装される11番目のクラス“ファイター”を一足早く体験してみた
この新クラスがプレイヤーに初披露されたのは,先日開催されたTERA4周年記念の
オフラインイベント でのこと。
ここでは,ゲストとして登場したプロ格闘家の
RENA選手 が,ファイターの強さと格好良さを(中川プロデューサーを相手に)“実演”したのだが,イベントの司会進行を務めた
山下まみさん と
荒木奈々さん はその姿を見て「私も強くて格好良い女性になりたい!」と思い立ったらしく,RENA選手が日々練習に励むシーザージムを訪問し,トレーニングを体験することになった。そんな2人の奮闘っぷりを,写真多めで紹介していこう。
シーザージムは,シュートボクシングの創始者とされるシーザー武志氏が設立したジムだ
ファイターはヒューマンの女性だけが就ける新クラス。タンク系でありながら攻撃面も秀でている
RENA選手は,8月に開催された初代シュートボクシング世界女子フライ級王座決定戦で勝利した“世界女王”である
山下まみさん(右)と荒木奈々さん(左)は,TERAの公式ニコニコ生放送「テラライブ! 」にも出演するなど,プレイヤーにはお馴染み。ちなみに2人とも,格闘技の経験はゼロ
トレーニング開始前に,新クラスのプレイムービーをチェック。「こんな風になりたいんです!」
「……それは難しそうだけど,こんな感じならどうかな?」とRENA選手がサンドバッグを叩くと,重い音がジムに響き渡る。見つめる2人の目はキラキラだ
2人も試しにサンドバックを叩いてみるものの……弱パンチ?
荒木さんは“本気度”の表れとしてネイルアートを披露したが,本気でトレーニングするなら,爪は切ったほうがいいのでは……
あまりに弱々しいパンチを見て,RENA選手は基礎トレーニングからみっちり行うことを提案。山下さんは,なんだかとっても辛そうです
柔軟体操を行ったところ,荒木さんの関節が異様に柔らかいことが判明。実はクラシックバレエを嗜んでいたとのこと。この日彼女が最も輝いた瞬間であった
縄跳びでは,山下さんが30秒足らずでダウン。「だって引きこもりだし!」
ワンツーの練習やミット打ちなどを行い,既にファイターになったと錯覚した2人は「相手を浮かせたり,分身したりしたい!」「あと手がいっぱい出るやつとか!」と無茶な要求
ファイター固有のシステムに,専用のゲージを溜めて繰り出す“レイジスキル”がある。2人はこれに憧れていた模様
ファイターを極めると,最終的にこのようなコンボが繰り出せるようになる
再びサンドバッグを叩く。おぉ,さっきと音が違う! ……ような気がしないでもない
とまあこんな感じで,1時間にわたって行われたトレーニングは無事に(?)終了。どこまでリアルファイターに近づけたかの判断は読者にお任せしたいが,筆者が見た限り,RENA選手も含めて,普段とは違った1日を多いに楽しんでいたようであった。それでは最後に,練習後の3人のコメントを添えて結びとしよう。
RENA選手:
山下さんも荒木さんも,見るからに普通の女性で最初は少し心配していましたが,1時間のトレーニングをよく頑張っていただけたと思います。ファイターにも多少は近づけたかな(笑)。
山下さん:
すごく楽しくて,爽快感がありました! でも自分は基本的に引きこもりですので,もう最初のストレッチから辛かったです……。
荒木さん:
グローブが重かったり,爪が痛かったりと大変だったのですが,トレーニングを経て少しは形になれたと思います。でもやっぱり実際に戦うより,ゲームの中でRENAさんのような格好良いファイターになりたいですね!
ちなみに当日はTERA日本運営プロデューサーの中川氏も参加する予定だったのだが,当日になってドタキャン。後日その理由を聞いたところ,「4周年イベントがトラウマで……」と涙ながらに語っていた。イベント時の写真がこちら
撮影協力:SHOOT BOXING シーザージム