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ゲームビジネスから手を引く動きを見せるNCsoft
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印刷2007/11/27 16:21

業界動向

ゲームビジネスから手を引く動きを見せるNCsoft

 NCsoftといえば,「リネージュ」「リネージュII」「ギルドウォーズ」など,オンラインゲーム市場で重要な意味を持つタイトルをリリースしてきた大手ゲームパブリッシャだ。だが,その認識を少し変えねばならないときが近づいているのかもしれない。

 NCsoftは,「City of Heroes」「City of Villains」の知的財産権を獲得し(関連記事),Sony Computer Entertainmentと業務提携し,コンソール市場への本格的な参入を発表した(関連記事)。だが,この2か月で株価は半分ほどの価値になっており,投資家達は同社のゲーム関連での大きな動きに対し反発しているようだ。
 そんな状況もあってか,NCsoftはゲームとは関係のないオンラインサービスへの投資を始めているようで,ソーシャルネットワーキングサービスなどを提供するopenmaru studioを開設している。

 海外の情報サイトNext Generationによると,NCsoft CEO TJ Kim氏は,「ゲームの次はインターネットが夢」と語っており(インターネットだけでは漠然とし過ぎているが),openmaru studioはその最初のステップなのだという。Kim氏は今を遡ること2年前,2005年にはすでに,ポータルによるインターネットサービスの展開を示唆しており,この方向転換は予定通りの動きだと考えられる。そして,ゲーム関連の業績が落ち始めたことで,それがより顕著に見えるのだろう。

 とはいえ同社は,「Richard Garriott's Tabula Rasa」のサービスを始めたばかりであり(日本サービスは2008年),FPS「Point Blank」,オンライン横スクロールRPG「ドラゴニカ」,MMORPG「Aion: The Tower of Eternity」など,多様なタイトルがこの先控えていることを考えるに,我々ゲーマーが同社の急激な変化を肌で感じるのは,これらのタイトルが無事軌道に乗ったその後になると思いたいものだ。
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