連載
インディーズゲームの小部屋:Room#401「りばりば」

なんと50年ぶりの新シリーズが始まった,インターナショナル・レスキューの活躍から目が離せない筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第401回は,ですのや☆の「りばりば」を紹介する。本作は,ゲーム内世界に突如として発生した異変の原因を突き止めるため,2体のキャラクターを操作しながらステージをクリアしていくというアクションゲームだ。CGとミニチュアを駆使した映像にもワクワクしちゃう!
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今日も平和な,ですのや☆のゲームの世界。ゲームの中でデバッグやテストをしている自立プログラム,コードとリズムはいつもどおりのんびりと過ごしていた。しかし,突然世界にノイズが走り,ゲームに異変が起こってしまったから,さあ大変。2人はその原因を突き止めるべく,ゲーム内部の領域にダイブするのでした……。
![]() コード |
![]() リズム |
![]() 今回の黒幕? |
というのが,本作のストーリー。「今日も平和な,ですのや☆のゲームの世界」というあたりにツッコミを入れたい人も多いだろうが,平和といったら平和なのだ。
ゲームの目的は,コードとリズムの2人を操作して,バグを修復するためのデータが入ったディスク型のオブジェクトを集めること。ステージの途中にある小さなディスクを回収すると,バグでふさがれてしまった場所が通れるようになり,ステージの最後にある大きなディスクを取ればクリアとなる。
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本作の大きな特徴となっているのが,重力の向きが異なる2体のキャラクターを交互もしくは同時に操作しながらステージを踏破していくという部分。つまり,1人の重力は普通に画面の下方向に働いているが,もう1人は上方向に働いているため,こちらのキャラは足場を踏み外すと上下逆さまに天井の隙間から落っこちてしまうというわけだ。
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ステージは2人で力を合わせないと先に進めないようになっており,例えばコードの進行方向にバグフィールドがあって通れないときは,リズムに切り替えてそれを解除しなくてはならない。どちらのキャラクターも通常のジャンプに加え,コードは一定距離をまっすぐ進めるダッシュ,リズムは2段ジャンプが使えるので,操作キャラをうまく切り替えながら敵や障害物を突破していこう。
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また,2人を同時にシンクロさせて操作することも可能で,これを駆使しなければ突破できない場面もある。本作では基本的に,操作していないほうのキャラクターには当たり判定がないが,シンクロ操作中はどちらのキャラが敵や障害物に接触してもミスとなるので要注意。2人同時に動かすだけでも大変なのに,重力の向きが逆なので,たちまち頭がこんがらがってしまう。
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ステージには,2人の位置や重力の方向を入れ替えてしまうスイッチや,強制的にシンクロモードにしてしまうスイッチ,一度乗ると消えてしまう床や移動する足場といった多彩なギミックが,これまた絶妙にイヤな感じに配置されており,コードを操作してうまく障害物を乗り越えたと思ったら,リズムが地形に挟まれてミスになってしまったりと,一筋縄にはいかない。
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どちらのキャラクターを先に動かしてギミックを操作するのかといったパズル要素もあり,頭と指先どちらも駆使するゲームに仕上がっている。
公式サイトではそんな本作の体験版が公開されているほか,製品パッケージ版は1512円,ダウンロード版は1080円(共に税込)で発売中。腕に覚えのある人は,ゆるふわと見せかけて実は鬼畜なですのや☆ワールドに,ぜひ挑戦してみよう。
■ですのや☆公式サイト
http://www.desunoya.sakura.ne.jp/![]() |
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