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インディーズゲームの小部屋:Room#342「Freedom Planet」
愛用のデジタル一眼レフが重たくて数日遅れの筋肉痛に苛まれている筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第342回は,GalaxyTrailの「Freedom Planet」を紹介する。本作は,世界征服をたくらむLord Brevonの野望を阻止するため,ドラゴン族の少女Lilacとその仲間達が冒険を繰り広げる横スクロールアクションだ。普段は携帯ゲーム機より重いものを持たないので……。
はかり知れないほどのエネルギーを秘めた3つの石,その名も“Kingdom Stone”を手に入れて全宇宙を支配しようとしているLord Brevon。その恐るべき陰謀を止めるため,主人公のLilacと友達のCarol,そして旅の途中で出会ったMillaの3人の少女が,Brevonの軍勢に立ち向かうというのが本作のざっくりとしたストーリーだ。
開発元であるGalaxyTrailはデンマークのデベロッパだが,タイトルに片仮名で「フリーダムプラネット」と書かれており,ゲーム内でも漢字が使われているのが面白い。ただし,ゲーム自体は残念ながら日本語化されていない。
本作には,ステージの合間にコミカルなカットシーンで物語が描かれるアドベンチャーモード,カットシーンを省略してステージを順番にクリアしていくクラシックモード,好きなキャラクターでクリア時間を競うタイムアタックという3つのゲームモードが用意されている。このうち,アドベンチャーモードではLilacとCarol,クラシックモードとタイムアタックではMillaを含めた3人の中から1人を選んでプレイできる。
3人はそれぞれ異なる能力を持っており,ボールのように体を丸めて猛スピードで移動したり,バイクを呼び出してステージを縦横無尽に駆け回ったり,耳を羽ばたかせて短時間だけ空を飛んだりと,選んだキャラクターによってアクションが大きく変化する。これらの特徴を活かして,山あり谷あり,360度ループありのステージを駆け抜けるのだ。
下に掲載したプレイムービーを見ればお分かりのとおり,本作は「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」に大きな影響を受けており,音速のハリネズミばりの高速アクションが楽しめる。
また,1つのステージが比較的長めに作られているのも特徴で,敵を蹴散らしながら一気に突破するだけでなく,各ステージに10枚ずつあるカードを見つけ出してギャラリーモードの隠し要素をアンロックするといった収集要素もある。
カラフルなドット絵で描かれたレトロ感満載のグラフィックスにも心惹かれるものがあり,豊富なギミックで飽きずにプレイできるゲームなので,興味を持った人はまずは公式サイトにあるデモ版をお試しあれ。また製品版はSteamにて14.99ドルで発売中だ。
■「Freedom Planet」公式サイト
http://freedomplanet.galaxytrail.com/- この記事のURL:
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